「チョイス」。
それは選択肢。
人生にはさまざまな分かれ道があります。
就職結婚住まい。
私たちは節目節目で選択をしています。
これは人生の一大事病気になったときも同じです。
実は病気を予防したり悪化を止める更には改善もできるお勧めのすてきな選択肢があるんです。
それこそが「チョイス」。
例えば骨粗しょう症。
自覚症状が出にくいため気が付いた時には骨がスカスカになっている怖い病気です。
現在患者数はおよそ1,300万人
しかも骨粗しょう症だと骨折しやすく寝たきりにもつながってしまうんです。
男性は関係ない…と思っていたら大間違い!油断できないタイプの骨粗しょう症もあるんです
でもお勧めのチョイスを選べた人は…
なんと骨粗しょう症の進行を食い止める事に見事成功!ある方法で骨を強くしたのです。
更に早期発見ができるチョイスも。
簡単な質問に答えていくだけでなんとあなたの骨の状態がばっちり分かるんです!
さあみんなで骨粗しょう症に負けない骨太な体を目指しましょう!
さあ今回は「骨粗しょう症」。
これもう本当に心配。
何が一番心配かってお年寄りの方が骨折ったらまた治りにくいもんね。
それが骨粗しょう症のせいなのかというのもあるし…。
お二人はどうですか?骨には自信がありますか?僕結構ね人間ドック行った時も本当にお医者さんに骨太な男ですねって言われますんで骨は自信あるんですよ。
自分の骨はまあ大体大丈夫だろうと。
まさかスカスカになってるかどうかもよく分からないしね。
ところがやっぱり意外にねどうもそうではないらしい…。
縦軸が骨の強さ上の方は骨の状態に問題はないんですが下に行くほど弱くなる折れやすくなると。
この横軸は年齢です。
大体人間50歳ぐらいからどうもカルシウムの吸収率が落ちるなどという原因があってそうするとだんだん骨がどうも弱くなってきてしまうと。
弱ってしまってある時を境に骨を折ってしまうと治りにくくなってしまう。
最悪の場合寝たきりという事もある訳です。
それをして骨粗しょう症であるという訳なんですね。
一気に来るんですね〜。
ねえ〜。
気付かないうちにこう下ってきてしまうと。
折ってしまってから「あ〜しまった」という事になる訳ですがそれじゃあ実際に骨粗しょう症になってしまった患者さんのケースをご紹介します。
骨粗しょう症と闘っている…
小谷野さんが骨粗しょう症と分かったのは今から5年前。
当時受けた健康診断がきっかけでした。
それまで骨粗しょう症になるとは思ってもいませんでした
だけれども仕事が忙しくなったりして…
これが5年前の小谷野さんの骨密度です。
この骨密度が70%を下回ると骨粗しょう症が疑われます。
この時の小谷野さんの骨密度は63%。
更に詳しく調べたところ治療が必要な骨粗しょう症と診断されました。
僅か2〜3年の間に急激に進行していたのです
一瞬「えっ?」って感じでしたね。
何が悪かったんだろうって感じで。
これが骨粗しょう症になった骨の断面です。
健康な場合と比べて隙間が多く今にも崩れそうな状態です。
そのために健康ならば骨折しない程度の衝撃で骨折してしまいます。
骨粗しょう症では何が起こっているのでしょうか?私たちの骨は毎日古い骨を取り壊し同時に新しい骨を組み立てています。
ところが新しい骨があまり作られなくなったり古い骨をたくさん壊してしまう事があるんです。
その結果骨がスカスカになるのが骨粗しょう症なのです。
更に骨粗しょう症になると一度…
そのため一旦骨折すると寝たきりになったり歩行が困難になる事があるのです
小谷野さんは5年間骨粗しょう症の治療を続けて骨密度をなんとか維持しています
2〜3年でがらっと変わるんですね。
2〜3年前は全然大丈夫でその間食生活が変わった訳でもないのにがらっと…。
小谷野さん毎年健康診断を受けていて骨は大丈夫だろうと思っていてある日突然骨密度が下がってたという事になる訳ですね。
そして骨粗しょう症を発症していたという事になるんですが今は薬による治療というチョイスをして骨密度を保とうとしていらっしゃる訳ですよね。
じゃあその骨密度について今回気になりますのでスペシャルチョイスアドバイザーをご紹介致しましょう。
虎の門病院内分泌センター部長の竹内靖博さんです。
先生これ2〜3年で何が起こったんですか?実際には骨は半年1年で急に減少するという事はないので。
ないんですか?次第に低下している…。
減少をしているんだと思いますけれどもとりわけ女性の場合は閉経という女性ホルモンを失う事をきっかけにして減少が非常に急速に進行するという事はありますね。
どうしてですか?どうして閉経と関係あるんですか?閉経後大体5年から10年ぐらいで女性の方多い方だと20%近く骨を失うという事もありますので一番急激に減少している時であれば小谷野さんのように2年3年で5%7%というくらいの骨を失う可能性はありますね。
閉経によって順序立てて言うと何が起こるんですか?閉経になるとまず…?閉経が起こると女性ホルモン具体的にはエストロゲンですけれどもこれが減りますね。
急激にこれが無くなります。
エストロゲンが無くなると先ほどの骨の破壊と形成という事で言うと骨を破壊する細胞破骨細胞といいますけれどもその破骨細胞がどんどんどんどん活発になってしまうという事があります。
そうだったんだ。
一方で年を取っていきますから骨を作る側の細胞はなかなか追いつかないという事で非常に急激に減少していく。
だんだん壊すのと作るのの差がこう大きくなっていくという事ですね。
今VTRでご覧頂いたような…これもちょっとびっくりですね。
正常な骨の写真と骨粗しょう症っていうのは随分違うもんですね〜。
やっぱり普通に言うたら建物だと鉄筋の基盤だけで上にコンクリート入れてないみたいな状態ですよね。
そうですね。
スカスカで。
全体に骨の…これ私たち梁といいますけれどもそれが細くなっているという事と同時に閉経後の場合には急激にこの減少が起こりますからところどころ断裂してしまうんですね。
ちぎれてしまってる。
そうですね。
そうすると骨の量の減少以上に強さが低下するという事でこういう断裂が起こるという事も大変重要な事なんですね。
今まで同じ負荷かかってても耐えれてたもんがそこが断裂してる事によってポキッて折れたりするって事ですよね。
弱くなっちゃって…。
うわ怖いなこれ。
でも骨粗しょう症って自覚症状はないですよね?おおまかに言うと骨の量が減るという事になる訳ですけども骨の量が減っても形がそのまま保たれている場合にはほとんど症状は出ない。
そっか。
痩せるとかはないって事ですね。
形はちゃんとあるから。
最終的に骨折をしてしまわないと気が付かない訳ですけれども骨折というものがですね多くの方がイメージしているように転んで腕の骨を折るとか足の骨を折るとかいうものだけではなくて例えばこういう状態になっているとこれが背骨だとしますと尻餅をついたりした状態で背骨が潰れてしまうという事になる訳です。
クシャッとなっちゃう…。
それも一種の骨折ですし背骨がつぶれると当然腰が曲がるあるいは背中が曲がるという事になっていきますのでそういった症状が出やすくなる。
そういう確固たる痛みもなく実は折れてたみたいな状態も…。
実際には圧迫骨折というふうに我々は呼んでいますけれどもこういった状態は本当にグシャッとつぶれるともちろん痛いですから病院にいらっしゃってそこで骨折してるという事が分かりますけれども実際には軽い人も多いという事で2/3くらいの方はいつそんな事が起こったか気が付いてらっしゃらない。
本当にこう座ったとこでなってる場合とかもある?それをまあ気が付かれてない。
少なくとも半分以上の方はあまり気が付いておられない。
骨がスカスカになると体重は減ってくんですか?それは直接関係ないんですね。
えっ!体重というお話ですけれども身長は結局背骨が潰れているので身長は縮むんです。
そっか〜!もし4cm二十歳の頃と比べて縮んでればほぼ確実に圧迫骨折があるという事と検診などされてる方は身長分かりますけれども2〜3年で2cm以上縮んだ場合にもかなり高い確率で圧迫骨折が起きてるという事なので…。
この年になって何で身長測るのかと思ったらそういう事が分かるんですね。
なるほど〜。
それも一つの理由ですね。
さあそうするとそうした見つけ方もあるけれども一番はやはりちゃんと測定をするという…?そうですね。
正確に評価するためにやはり骨密度測定という事で…。
そこで骨密度検査を体験してみましょう。
この装置は健診などでも使われる超音波で骨密度を測定できる装置です。
検査は簡単。
もちろん痛みもありません
測定結果は成人の平均と比較して80%以上ならば正常。
70%を下回ると骨粗しょう症の可能性があります。
果たして3人の結果は?
自信は?俺自信むちゃくちゃある!骨は。
食生活も変わってないですし。
まずは自信満々のほっしゃん。
から
20代の方の平均を100%とすると105%。
え〜!?105%?うそ〜!20代よりも…。
これ先生すごいっすよね?ただまあかなり体格によって大きく影響されますからそれほどびっくりするような値ではないですね。
でもびっくりした。
ねえ。
だって100目指そうって…。
そう。
105っていう数字あんねやと思って。
喜ばしいですけどね。
喜ばしいね!では浜島さんどうでしょうか?う〜怖いな。
浜島さんは93%。
あっ93?まあ十分だと思います。
まあまあ。
よかった〜。
よかったよかった。
MC陣は安泰ですよ。
安定。
ここですよ。
ここですよ。
ちょっと年がいってますからね。
頼みます。
徳田さんは94%。
(浜島ほっしゃん。
)お〜!えっじゃあはまじよりも全然骨はいいって事ね。
そうですね。
すご〜い!やっぱり小さい時牛乳飲まされましたから。
え〜!煮干しとか食べたりね。
煮干しとかね。
骨がちゃんと出来上がるのは20歳ぐらいまでなんですね。
ですからとりわけ思春期から20歳ぐらいまでが一番影響が大きいですけれどもそのあとも本来は女性20歳から50歳ぐらいまではずっと安定したレベルでいく訳ですけれどもその途中で30代でも40代でも急激にダイエットをするとそこで骨には悪い影響が出ます。
そうなんですか〜。
そうするとスカスカになってしまうという事もありますよね。
はい。
そうすると駄目なんですか?戻らない?今は骨の量ですねあるいは骨密度といいますけれどそれを回復させる治療法はありますしもちろん若いうちであれば健康的な食生活それから生活習慣を送って頂ければ50歳ぐらいまでは回復の余地があります。
こちらが骨粗しょう症の治療に使われる薬です。
3つのタイプがあります。
1つ目は骨が壊れるのを抑制する骨吸収抑制薬。
2つ目は骨を作るのを促す骨形成促進薬。
3つ目がカルシウムの吸収を助けるカルシウム代謝調節薬です
一番上に書いてある骨吸収抑制薬というのは骨が壊れるのを止めるためのお薬ですね。
骨が溶けにくくなるという事です。
壊す方の仕事を抑えるって事?そうですね。
それで不十分だという事であれば次の骨形成促進薬ですね。
テリパラチドこれはもう注射薬でご自分で毎日注射して頂くかあるいは週に1回通院して注射という事になるんですが…。
糖尿病のインスリンみたいに自分で打てるって事ですか?そうですね。
こちらのお薬は骨を作る細胞を活性化するんですけれどもそういった作用と同時に古い骨を新しくするという役割もありますのでどうしても上の骨吸収抑制薬だけでは不十分だという方には一時的にこちらの薬剤を使って頂く事もあります。
最後はカルシウム…。
そうですね。
やはり先ほども年を取るとカルシウムの吸収が悪くなるというお話がありましたけれどもそれは本を正すとビタミンDの作用が年とともに弱くなっていくという事があります。
ビタミンDのおかげでカルシウムが取り込めるようになっているという事ですね。
あっそっか〜。
ですからお薬としては活性型ビタミンDといいますがそういったお薬を使って頂くとある程度高齢の方でもちゃんと有効にカルシウムが吸収できる。
そのためにその結果として骨が強くなるんですね。
ですからこういったビタミンD…カルシウム代謝調節薬というのはこの上の薬剤と一緒に使って頂く事もできるのでそれは病状に応じて選択して頂く。
へえ〜ビタミンDか…。
何に入ってましたっけ?ビタミンDはふだんの食べ物ですと魚ですね。
脂の乗った魚。
魚の脂の部分に溶けてる訳ですね。
へえ〜。
それからよくしいたけって書いてありますけれどもしいたけは乾燥しいたけじゃないと駄目ですね。
干ししいたけ。
干ししいたけですね。
しかも天日干しじゃないと駄目です。
わ〜ややこしい。
お日様の日に当たらないとビタミンDは出来ない。
だからよくおばあちゃんとか丸ごと食べれる魚はいわゆるビタミンDもとれてカルシウムもとれるから最高やったって事ですね。
そうですね。
そうかそうか。
でもこの治療費って1か月どれくらいかかるものなんですか?月に800円から1,500円ぐらいですね。
それは保険診療で3割自己負担という計算ですね。
自己負担が大体800円から1,500円。
お薬代だけですけどね。
期間は結構長いんですかね?こちらの薬剤は最長2年なんですけど骨粗しょう症の治療としては例えば骨折を防ぐという事を目的にするとどんなに短くてもやっぱり2年ですね。
通常は3年から5年くらいは継続して頂く必要があると思います。
途中でやめるとやはり効果としては十分期待できない。
また戻っちゃう事もある…。
なるほど。
どの段階だと完治したねって言えるんですか?年とともに骨密度あるいは骨の量が減っていきますので完治というのは残念ながらないんですけれどもある程度骨の状態がよくなれば一旦お薬お休みしましょうというレベルはありますね。
いわゆる骨密度が80%超えたらみたいな感じですか?ただ骨密度だけで骨の折れやすさというのは測れないので…。
ええっ!?そうなんですか?総合的に患者さんごとにいつまで続けるかは判断する事になりますね。
そうなんだ〜。
骨密度だけでは骨の強さは測れないんだ〜。
骨粗しょう症に関係してるのはどうも骨密度だけではないらしいと。
骨密度だけじゃないというところを今度はご覧頂きます。
骨粗しょう症と闘っている…
小さい頃からスキーが趣味のスポーツマン。
健康には自信がありました。
ところが5年前の事腰の痛みを覚え病院へ行った時に初めて骨密度を測ってみました。
その結果骨粗しょう症である事が分かったのです
すぐに薬で骨粗しょう症の治療を始めた向井さん。
その結果骨密度は70%台を維持。
骨粗しょう症の進行を食い止めるのに見事成功。
…と思ったら医師から思わぬ事を言われました
骨密度は上がっても骨の強さは全然変わりませんから骨折の危険度は同じですよというお話でしたね。
実は骨密度のほかにもう一つ骨の強さを決めるものがあるんです。
私たちの骨はカルシウムで出来ていると思っていませんか?実は骨の体積の50%はコラーゲンというタンパク質で出来ているんです。
骨の骨格を作るのはコラーゲン。
そのコラーゲンの周りをカルシウムが包んで骨が作られています。
当然骨の強さはカルシウムの量とコラーゲンの状態で決まります。
実はこのコラーゲンが劣化し骨が弱くなるタイプの骨粗しょう症があるんです。
向井さんのコラーゲンが劣化する骨粗しょう症とはどんなものなのでしょうか?
ほう〜。
コラーゲンだったの?コラーゲンをカルシウムが包んでの骨…。
今の向井さん骨の強さとコラーゲンの劣化これ竹内さんどういう関係があるんでしょうか?コラーゲンの状態というのはなかなか今測定する事ができませんのでいろんなご本人の生活習慣とかほかに合併している病気とかという事を参考にしながらコラーゲンの劣化がないかどうかという事を推定していく。
だけどコラーゲンってやっぱりお肌もそうやけど例えば肌のかさつきで骨のコラーゲンも減ってますよというのも分からないんですか?そうですね。
そういう研究をしてる方もいらっしゃいますけれどもまだちょっと実用化はできてないですね。
それから今「減る」っておっしゃいましたけれども量が減るというよりはやはり質が悪くなる。
あ〜。
純度っていうか…。
しなやかさが低下するんですね。
ですから若い方の場合は多少曲がってもたわんでも折れないんですね。
しなりがあると…。
コラーゲンの質が悪くなってきてちょっとたわむとポキッと折れてしまう。
うわ〜。
でも悪化するにはそれなりの原因があると思うんですけど実は何か病気なんですよね。
ある病気。
じゃあその病気は何かと…VTRの続きを見て頂きます。
骨のコラーゲンが劣化していると言われた向井さん。
コラーゲンの劣化を食い止めるため向井さんはあるチョイスをしました
そのチョイスの鍵を握るのは愛犬のまなちゃん
さあ行こう。
おいで。
向井さんは愛犬まなちゃんと共に毎日1時間の散歩を朝晩2回続けています。
この散歩は骨を強くするためだけじゃないんです。
骨粗しょう症以外の病気の対策なのです。
それは…
そう。
向井さんは糖尿病も患っています。
実は糖尿病が骨を弱くするのです。
糖尿病を発症していると体は糖分をうまく取り込めません。
そのため血液中の糖分が増えてしまいます。
これが高血糖という状態。
この状態が長く続くと骨で異変が起こるのです。
それはコラーゲンに糖分がくっついてしまう糖化です。
糖化が起こるとコラーゲンはもともとのしなやかさが失われ硬くて折れやすい状態となってしまいます。
向井さんの骨を強くするためには糖尿病もしっかりと治療する事が必要です。
そこで向井さんは骨粗しょう症の薬と共に糖尿病の治療薬も一緒に飲み続けています。
そして歩く事で糖尿病を改善。
同時に骨を強くする事を目指しています。
その結果向井さんは骨の強さを維持する事に見事成功しています
まさか糖尿病と骨が関係してるとは…。
そこはねつながってるとは思わなかったですけど。
向井さんのコラーゲン劣化させていたのは糖尿病という事で向井さんはまず薬による治療というチョイス。
そしてまなちゃんとの散歩という事で骨粗しょう症をなんとか防ごうと。
これ以上悪くならないようにしようという事で骨密度を維持してるという事になりました。
これ先生よくある事なんですか?はっきり分かってきたのはこの10年15年ぐらいですね。
以前はなかなか糖尿病の患者さんが骨とか骨折にまで手が回らないという事があって大変だったんですけど最近は糖尿病の患者さんも治療がよくなって長生きされるようになったのでやはり骨も丈夫じゃないといけないと。
そういう目で見てみるとどうも糖尿病の患者さんでもちろんすごく程度の軽い方はあまり心配し過ぎる事はないんですけれどもある程度以上悪い方それから長年患っておられる方の場合は骨折もやはり起こりやすいという事がだんだん分かってきたんですね。
じゃあ骨粗しょう症の方は糖尿の検査もした方がいいし糖尿病の方は骨粗しょう症の検査もした方がいいって事?糖尿病で長くかかっておられる方は一度骨粗しょう症の検査もしてみるというのがいいかと思いますね。
検査をして早く自分の骨の状態を知るという事は大事ですよね。
これもまた骨の状態というのはかなり個人差があるんですね。
持って生まれたものもありますので一概にはなかなか言いづらいですけれども女性の場合にはやはり閉経の時期ですね50歳前後で一度ご自分の骨の状態を確認しておくと。
男性もまあ長生きされるのでやはり50歳ないし60歳。
節目の時に一度自分の骨の状態を確認して頂いてその時の状態によってその後の対策を考えて頂く。
これまで出てきたお二人はいずれも治療によって骨の強さを維持してらっしゃる訳ですね。
しかしこのチョイスをしますと早期発見によって骨粗しょう症にならずに済む選択。
それが一番ですよね。
一体それが何なのかご紹介します。
立山連峰を望む富山県朝日町。
ここに見事骨を守る事に成功している人がいます
これは廣澤さんの2年前の骨密度検査の結果です。
骨密度は77%。
骨粗しょう症の予備群と判定されました。
そして現在の骨密度は78%です。
薬ものまずに骨密度を維持するのに成功。
骨粗しょう症になるのを食い止めています。
廣澤さんが骨密度を維持できた秘密は地元富山県朝日町の取り組みのおかげです。
今から5年前朝日町では全国に先駆けて町の特定健診で骨粗しょう症の検査を取り入れたのです
朝日町はおよそ5人に2人が65歳以上の高齢者の町です。
いち早く骨粗しょう症になりやすい人を発見して予防や早期治療につなげる事が大切なので導入を決めました。
朝日町ではまずある検査で骨粗しょう症のリスクが高い人を見つけ出します。
その後その人たちに骨密度検査を行い予備群や骨粗しょう症の人をいち早く見つけ治療をしてもらう事にしたのです。
廣澤さんも町が行ったある検査でリスクが高い事が分かり骨密度を詳しく調べました。
朝日町が行う検査とはどんなものかと言うと…
それこそが朝日町のすごいチョイスなんです!
それがこちら。
…ってあれ?一枚の紙?と思ったら大間違い!これは…
合計13問の質問に答えるだけで骨折する確率が判定できるのです。
世界的に使われている優れものです!
朝日町ではこのFRAXで健診を受けたおよそ1,900人のうちおよそ500人が骨粗しょう症の危険がある事が分かりました。
その後骨密度検査を受け骨粗しょう症やその予備群の人たち合計89人を見つける事に成功しました
朝日町が行っている骨粗しょう症早期発見の味方FRAX。
このあとスタジオでご紹介しま〜す!
すご〜い!早期発見?だから何かすごい機械が出てくるんかなと思ったらペラ1枚の紙でね。
本当本当。
「FRAX!」いうぐらいだからすごい機械やと思ったらあれであんだけ実績上げてるというのが…。
すごいですよね。
まさに早期発見のチョイスがこのFRAXという…あっちょっとフラックスしちゃった。
アハハハハッ。
これ本当に今落ちた。
本当に?本当に落ちたんです。
FRAXの健診に力を入れて骨粗しょう症の予防や早期の治療に力を入れていらっしゃるこの方をお呼び致します。
あさひ総合病院副院長の中藤真一さんです。
どうぞお掛け下さい。
お願いしま〜す。
富山から来て頂きました。
さすが先生骨育ってますよね。
ハハハハッ。
確かに。
ありがとうございます。
これ先生FRAXって何かすごい骨密度っていうより何かもっと測る機械だと思ったらあの一枚で。
FRAXは問診票だけで計算できるツールでインターネットで公開されてますのでインターネット環境があれば誰でも計算する事ができます。
質問項目も僅か13問で非常に簡便な質問ばかりですので本当におうちで誰でもしかもお金をかけずにできるというのがFRAXのメリット。
世界中でこれ使われている…。
そうですね。
今世界でWHOが2008年に公開されまして世界各国で今使われているのが現状になります。
知らんかった。
こんな番組やってんのにね。
いい機会ですからお二人…。
はい。
是非。
それではFRAXを実際にやってみましょう。
FRAXの質問項目は年齢や性別身長に体重更に両親や自分が今までに骨折した経験があるかたばこを吸うかやアルコールを飲むかなどの生活習慣そしてリウマチや糖尿病と診断された事があるかステロイド剤をのんでいるかこうした簡単な質問で今後10年間の骨折の確率が分かります
ここにある項目というのは皆骨折のリスクが高くなるといわれている項目ばかりなので身に覚えがあるというかそういった事がある場合はやはり骨折確率っていうのがどんどん上がっていくような質問項目になっております。
これから10年間の間に骨折を起こす確率がどれぐらいかというのを計算するツールというふうになっております。
なるほど。
それによって起こる確率が高いという要因をやめればいいって事…?やめると同時に骨折の確率が高いのでやはり積極的に治療なりあるいは転ばないようなアプローチをしていく事が必要になるという事で朝日町はそういった方を対象に栄養指導だとか運動指導だとかあるいは薬の治療を開始してるという事になります。
骨折する確率が高いから転ぶ可能性があるよ。
だから転ばないように運動して筋肉をつけましょう…。
それからカルシウムをとりましょう。
そういった事をやっていくという事になります。
FRAXは専用の計算機で骨折の確率を割り出します
勝手に計算してくれるんですね。
出る数値ってどれぐらいがボーダーラインなんですか?6%をもし超えているようであればやはり食事なり運動をちょっと気を付けなきゃいけないですしそれから10%を超えてるようであれば一度医療機関を受診して骨密度を測る事を是非お勧めしたいというふうに思いますね。
6か…ボーダー。
6か〜。
じゃあお願いします。
じゃあ…はい。
果たして2人の結果は?
よかったですね。
浜島さん。
はまじの方がよかったの?えっ?まだお若いという事もあって0.4%ですね。
まだまだ大丈夫。
むちゃくちゃええわ。
やった〜!0.4。
0.4。
1以下?少々どつき回しても骨折れへんって事でしょ?10年の間は大丈夫だろうと。
10年の間誰に殴られても骨折れへん…。
今から10年。
10年間は打たれ強い女や。
0.4っていうのはすごく低い?低いですね。
まず折れる事はめったな事はないというふうに思われますのでまだまだ骨密度も大丈夫ですのでまだまだ大丈夫だと思います。
よかったな。
「0.」ってすごいな。
0.4。
さあではほっしゃん。
さん。
ほっしゃん。
さんの方は1%。
まだ1%ですのでまだ大丈夫だと思います。
ただこれも先ほど言ったように10年先までなのでやはり骨粗しょう症が危なくなってくるのは50を越えてからですので。
そっか〜。
お二方ともまだお若いですからまあ50までは大丈夫だろうと。
50の時の数値がいわゆる自分の先を左右するっていう。
特に50…女性は閉経を迎えるかどうかの時期だからまたガラッと数値が変わってくるんでしょうね。
ですからその辺りからは定期的に診ていく事がやはり必要になりますしそれからこの問診票にある項目例えば酒を最近よく飲むようになったとかあるいはたばこ昔やめてたんだけどまた始めましたよとかあるいは病院に行ったら例えば腎臓が悪い糖尿病だ言われたとかですね…。
だから「はい・いいえ」が一つでも変わった時にはもう一回やり直したら全然変わってくる…。
骨折の確率っていうのは増えますのでそれをやはり自覚してですねそれでもし危ないところに行くようであればそういったところで病院に受診なりですねあるいは運動栄養なりを気を付ける事が必要になってくるんじゃないかというふうに思います。
なるほど〜。
FRAXをこうやって自分でチェックしていればもう大丈夫?まあそういう訳でもないんですけれども我々医療機関の所に患者さんそうなかなか来ませんのでやはり自分の体の事をよく知るためには一つのツールとして大切な事ではあります。
さあ次はですね骨粗しょう症の予備群だった方がある事で治療をせずに骨密度を…。
治療をしないで?せずに?骨を強くする事に成功してるんですね。
そのチョイスがあった。
どんなチョイスだったのかご紹介します。
骨を強くする事に成功した廣澤さんが取り組んでいる1つ目がこちら
実は3年前夫を病気で亡くしました。
それからしばらくは独り暮らしで食事には気を遣っていませんでした。
しかし骨粗しょう症になるのを食い止めるため食事をしっかりとる事にしたのです。
この日はカルシウムをとるために小魚をチョイス。
野菜に焼き魚。
このとおりバランスのよい食事をするようになりました
何か手軽にあるものを食べてしまおうかなと思ったりするんですけどやっぱり…そういうのを利用して何か作って食事に出しとるばです。
更に廣澤さんのもう一つのチョイスは運動。
朝起きたら…
そして料理の時もこのとおり。
ながら運動を実践。
もちろん散歩にも出かけます。
退屈になりがちな運動を廣澤さんはある方法で楽しんでいます。
それは…
(歌声)
そう。
大好きな歌を大きな声で歌いながら歩く事が散歩を続けるコツなんだそうです
(取材者)大丈夫ですよ。
この結果僅か2年で骨密度が増加!骨を強くする秘けつは運動と食事。
皆さん覚えておいて下さいね
富山だから立山を見ながら歌を歌いながら羨ましいなと思うけど別に東京都内でもできる訳ですから。
とにかく廣澤さんの骨を強くしたというのはこの食事と運動という事でこの2つを毎日続けて本当僅かですけれども骨密度を増やす事に成功したと。
1%でも自分の力で上がる事ってすごいんですか?ええ。
骨密度というのは基本的には年齢とともにだんだん落ちてくものだという事です。
しかしながら運動だとか食事を気を付ける事によって維持できたりあるいは僅かながらにも上げる事はできますので諦める必要は全くない訳ですね。
ですから本来はこういった食事だとかあるいは運動をして維持していくという事が大切になってきます。
問題はやはりいつどこからそれを始めていくかという事だと思います。
骨の密度というのは若い頃ずっと上がってきます。
このころにやはり増やしておくという事が非常に大事なので骨粗しょう症に関してはやはりもう若年期からある程度アプローチしていく事が必要になります。
いわゆる20代30代までの成長していく時期に無理なダイエットとかはもう考えられない。
そんな事絶対したら駄目。
それからカルシウムをしっかりとる。
それから運動も適宜やっていくという事でともかく最初の成長期の間に骨をたくさんためておくと。
100%がいかに高い100%…。
数値を増やしておくって事ですね。
そういう事がまず大切になります。
そのあとある程度骨の量は維持されますのでこの時期のダイエットもやはり骨の量を下げますのでそれもやはり注意して頂く事が必要になります。
…で女性の場合は閉経を迎える。
男性の場合は50を過ぎるとやはり骨の量がどんどん落ちてまいります。
骨の量が落ちてくる時にですね完全に落ちきってしまってからの治療というのはなかなか苦しいというのが現状になります。
ですので骨粗しょう症のお薬をのみますと骨の密度ある程度は増えていきますがやはり限界がありますのでいかに早い段階で骨の量を維持するような取り組みをするかという事になるとやはり運動食事には早くから気を付ける事が必要になります。
ですのでああいったFRAXなどを使ってですね自分の骨の状態あるいは骨折しやすい状態がどういう事かという自覚を持って頂ければ本当に落ちきったところで病院で慌てて治療をする事は必要になる可能性がやはり秘められているんじゃないかなと。
でも自覚をしたとして分かった時何をどれくらい食べればいいんですか?カルシウムに関してはですね推奨量っていうのは700mgというふうにいわれています。
例えば牛乳1本でいうと大体200mg含まれてますので200cc?200ccですね。
ですからそれぐらいをまず一日1回は飲むようにするとそれで200mgとれますのでそのほかいろんな小魚類もそうですしそれから豆料理なんかにも入ってますしそれから青い野菜なんかにもカルシウム入ってますのでその辺りをバランスよくとる。
それから先ほど出ましたビタミンDも日本人年を取るごとにやはり摂取量少なくなりますのでこれもとるという事で基本的にはカルシウムばっかりとるというのではなくてバランスのとれた食事をとると。
その中にカルシウムを一つチョイスして頂いて入れて頂くと。
廣澤さんも一生懸命歌を歌いながら歩いてたでしょ。
運動っていうのはやはり非常に手軽にできて特に散歩のような簡単な運動でも骨の密度は増やす事ができますので…。
運動で密度が増えるんですか?ヨガとか太極拳のようにゆっくり体を動かすものでも骨をちゃんと増やしてくれると。
とにかくやはり体を動かす習慣をつけるという事が大事だと…。
竹内さんいかがですか?続けるという事が大変重要になってきますね。
ある時1か月だけ頑張っても骨は強くなりませんから年の単位で一生懸命努力して頂くとあるいは継続して頂くという事が大切になってきます。
続ける事が大事…。
(竹内)そうですね。
お二人は今の検査の結果も問題なかったし若いから…だけど10年以内の間にまたチェックというような。
女性はもう誰しも必ず閉経っていうものがいつか絶対訪れるから今は若いから大丈夫と思っていないで今の数値とどれくらい変化があるかっていう比べる事も大事だと思うので今からきちんと自分の体を見つめる事大事だなと思いました。
そう。
今日本では骨粗しょう症の患者さんが2,300万人近くいるといわれているんですが実際医療機関に行ってる方というのは僅か20%程度しかありませんので…。
これはもう症状がない沈黙の疾患といわれてますので実際症状がない方が医療機関に受診するという事はまずめったにありませんので。
しませんもんね。
痛くも何ともないんだから。
気付いて骨折した時にはもうだいぶひどくなってからという事になりますのでいかにやはり早く医療機関での治療を受けるかというための気付きのツールになるんじゃないかなと。
見えない部分やからね。
長期という事をおっしゃってたんでねじゃあ気長に。
はい。
そういう事です。
骨だけにコツコツと。
ハッハッハッ…。
前の晩から考えたんやろな〜。
はい。
昨日から…すみません。
考えてたんでしょう徳田さん。
これだけは言おう思ってたんやろ。
2014/06/28(土) 20:00〜20:45
NHKEテレ1大阪
チョイス@病気になったとき「克服したい!骨粗しょう症」[解][字]
骨がもろくなり骨折しやすくなる「骨粗しょう症」。女性に多い病気だが、ある病気を患っていると男女問わず骨が弱くなる。骨粗しょう症を防ぐ対策と治療の選択肢を紹介する
詳細情報
番組内容
骨がもろくなり骨折しやすくなる「骨粗しょう症」。女性に多い病気だ。しかし、ある病気を患っていると男女問わず骨が弱くなる。大切なのは骨が弱くなるのを早め早めに対処すること。そこで、骨粗しょう症を防ぐ対策と治療の選択肢を詳しく紹介する。【出演】ほっしゃん。、浜島直子、徳田章アナウンサー ほか
出演者
【ゲスト】虎の門病院部長…竹内靖博,あさひ総合病院整形外科…中藤真一,【司会】ほっしゃん。,浜島直子,【リポーター】徳田章,【語り】佐藤真由美,江越彬紀
ジャンル :
情報/ワイドショー – 健康・医療
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
福祉 – 高齢者
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
サンプリングレート : 48kHz
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