名探偵コナン「容疑者か京極真(前編)」 2014.06.28

(ザァーー)
(ゴロゴロゴロ…カコォン!)
(毛利蘭)やった〜!ストライク!
(園子)さすが蘭!
(世良)やるなぁ!テニスは残念だったけどボウリングも楽しいね!
(コナン)《まあミニスカテニスギャルが拝めなくてヤケ酒飲んでるオヤジも1名いるが…》ほら!つぎコナン君だよ。
うん!頑張れコナン君!しっかり!ガキンチョ!それで誰なんだよ?僕に合わせたい人って。
ああそれはどしゃ降りのテニスコートで4時間も待ってた人よ!今ぬれた服を着替えてもうすぐ来ると思うから。
もったいぶらずに教えてくれよ〜!この雨の中バイク飛ばして来たんだからさぁ。
え?なんだお前…。
僕とやろうってのか!!エイッ!ハッ!
(京極)《截拳道…》《かわされた!?ハッ…》ウッ!
(ズザザザ…)クゥ…おんもしれぇ。
ぶちのめしてやる!!
太陽ギラギラ暑さに負けず粋でイナセな推理ショウ!
園子が喜ぶあの人登場
ボウリング場で一触即発!
たった一つの真実見抜く見た目は子供頭脳は大人
その名は名探偵コナン!

(ズザザザ…)おんもしれぇ。
ぶちのめしてやる!!あ違うの世良さん!!え?その人よ!園子が世良さんに会わせたかった人って。
ええ!?エヘヘ〜ン!私の彼の京極真さん。
彼女はクラスメートの世良真純さんよ。
あっ…じょ女性でしたか。
申し訳ない。
てっきり園子さんにからんでいる不埒な男かと…。
気にしなくていいよ。
男に間違えられるのはいつものことだから。
もぉ園子も早く止めてよね!だって〜2人が戦うとこ見てみたかったんだもん。
京極さん。
まったくケガでもしたらどうするのよ。
はいメガネ。
(京極)ああかたじけない。
(園子)申し訳ない。
まあいいじゃないか。
僕ももう少し彼と戦ってみたかったし。
もぉ…。
截拳道…誰に教わったんですか?兄だよ!まあ兄の方が僕より3倍は強かったけどね。
ででもさぁ…。
お兄さんて亡くなったって言ってなかったっけ?ああそう聞いてるよ。
ででも…この前世良のねえちゃんお兄さんに電話かけてなかった?ああ〜あの電話聞いてたのか。
もう1人いるんだよ!頭キレッキレの真ん中の兄貴が。
亡くなった兄や僕とは違ってパパ似だから僕とは似てないんだけどね。
なんか今大事な仕事の真っ最中らしくて居場所とかちっとも教えてくれないけどたまに電話やメールで推理の相談に乗ってもらってるんだ!この前の事件もその兄に僕の推理は危ういって言われたんだけど…。
まあ君もいるから間違ってたら修正しくれるかなって。
あ僕じゃなくて新一にいちゃんがね!ん?ンフフ…。
《まさかコイツ俺が工藤新一だってことを知ってんじゃ…》オホン!ところで園子さんその服は洗濯に失敗したんですか?え?失敗?あっ…。
襟元が伸びきって下着が見えてしまっていますよ。
あ…ここれはオフショルダーっていってわざと見せてるのよ!それに見せブラだし!み見せブラ?その下着は見せるための下着ということですか?そそうよ…。
園子京極さんのためにオシャレして来たんですよ!それより京極さん右手の甲から血が出てますけど。
まさかさっき世良さんとやりあった時に?いやこれはさっき外で。
(道子)あの…。
さっきはすみませんでした。
おケガは大丈夫でしたか?ええ…僕の方はかすり傷なのでそれより彼の方は?平気です。
自業自得なので。
今連れが車に運んでます。
何かあったの?いえさっき着替えの服を買いに出た時にこの方の連れの男性にからまれてみぞおちに一発…。
(すなみ)彼ああ見えても中学校の体育教師なんです。
普段は真面目な先生なんですけど丹波先生お酒が入ると人が変わっちゃって…。
で彼今どうしてる?車の中で寝ちゃったわ。
寝言で「あの野郎ぶっ殺してやる」ってつぶやいてたけど…。
ハハハ…。
それよりこの後どうする?そうねぇ〜。
ホントは彼にボウリング教えてもらう予定だったけど…。
(毛利小五郎)先生方!ヒック!!だいぶお困りのようですなぁ。
ヒック。
なんでしたらこのわたくしめが一手ご教授を…ヒック。
(道子・すなみ)はぁ…。
ん…。
腰ですよ腰。
腰をもっとこっちに。
ははあ…。
ボールを持った時軸足とボールと頭が一直線になるようにね。
はい…。
じゃあどうぞ!
(ゴロゴロゴロ…カコォン!)わっスゴ〜イ!そうそうお見事お見事!いやぁ〜先生方にご教授できるとは光栄の行ったり来たりでありにゃ〜す!!あはい…。
ナァ〜ッハッハッハ…。
《あのオヤジいつかセクハラで捕まるな》真さぁ〜んがんばって〜!
(ドゴッ!)
(一同)うわぁ〜!
(ゴトッ!!)《この男はいつか器物損壊罪で捕まりそうだ…》ややはり自分にはこういう小洒落た競技は向かないようで…。
そそうね。
それに今日帰国したばかりで少々時差ボケも…。
あっそれじゃあお父さんのレンタカーで仮眠を取ります?私車のキーを預かってましたから。
ではお言葉に甘えて…。
ふぁ〜〜。
もぉ〜せっかく真さんとデートなのに…。
まあいいじゃない。
このあと食事もするんだし!あら道子どこ行くの?丹波先生の様子見てくるわ。
ちょっと心配だから。
そう…。
酔いが醒めてたら連れてくるから。
(すなみ)えぇっ!?いない?丹波先生車に乗ってなかったの?えぇ…車を抜け出してどこかに行ったみたい。
じゃあどうしてこのボウリング場に来ないのよ?さあ…もしかしたら車の陰とかで寝てるのかも…。
冗談やめてよ!ずっと雨が降り続いてるのよ。
そそうだけど…。
あの〜人捜しでしたらこの毛利小五郎にお任せを。
ヒック。
あっ父は探偵なんです。
も毛利小五郎って…。
あの名探偵の!?
(道子)先生〜!
(すなみ)丹波先生〜!いらっしゃいますか?丹波先生〜!丹波先生〜!ダメだ!車の陰にはいねぇ。
ひょっとしたらどこかの店で飲み直してるのかも…。
まさかまた別の人にくだを巻いてるんじゃ…。
じゃあ店を捜しましょう!え?ええ!おい!お前らもその辺の店回って捜すの手伝え!え〜。
でもどうやって?僕らその人の顔知らないし。
これが彼の写真よ。
よかったら転送しましょうか?ああ。
ねえウチらのレンタカーもこの駐車場に停めてたよね?うん…あ京極さん!そう…でもまあ真さんならたとえからまれてもボコボコに返り討ちしちゃうだろうけど…。
まあボコボコにはしないと思うけど…。
くそっ…。
どこにもいねぇじゃね〜か。
こっちもだよ!車にも戻ってません!携帯も電源切ってるみたいだし…。
う〜ん…。
ホントにどこ行っちゃったんだろうね。
(ゴボ…ゴボボ…)《なんだ?なんだこの音…》う〜む。
車の下も捜してみたがやはりこの駐車場にはいないようですな。
じゃあやっぱり警察に捜索願いを…。
あぁ…キャー!!どどうしました!?トトイレのカギがあいていたので開けてみたらな中に…。
《眼瞼結膜に溢血点。
口からは泡沫液…》《顔にむくみはなく首には絞められた跡もない》
(コナン・世良)《溺死か!》《そして手足に拘束された跡もなく衣服がぐっしょり濡れてるってことは…》何?どこかで溺死させられた後このトイレに運ばれて来ただと!?ああ死斑や死後硬直の状態によると恐らく殺害されたのは1時間ぐらい前。
ちょうど僕らがこの人を捜してここから色んな店に向かった頃。
で僕らがここへ戻ってくる前に遺体をこのトイレにぶち込んでズラかったってわけさ。
そそんな…。
いいったい誰が…。
この先生結構体格がいいから複数犯かもしくはかなり腕っ節の強い奴の犯行だね。
(京極)あの…。
ん?ん?何かあったんですか?
(山村)え〜殺害されたのは中学校で体育教師をやっていた丹波聖泰さん32歳。
で遺体を発見したのが同じ中学校で理科の教師をやっている正木すなみさん…でしたよね?
(すなみ)はい。
では遺体発見の経緯を詳しく話してくれますか?ははい。
今日は丹波先生と職場の同僚のこの道子と3人でボウリングをする予定だったんですけど彼がここへ来る途中の車内で飲んでたビールで泥酔しちゃって。
街中で暴れて大変だったから酔いが醒めるまで寝かせておこうと道子の車に連れてったんです。
同僚ってことはあなたも中学の先生なんですか?あはい。
数学を教えています。
なるほど。
それでその後は?1時間ほどすなみとボウリングした後彼の様子を見に車のところに行ったんです。
彼色々あったから1人にさせられなくて…。
そしたら車の中にいなくて慌ててみんなで彼を捜すことに。
みんなとは?それはボウリング場で偶然知り合った…。
この俺毛利小五郎だよ。
あ!いや〜毛利さんでしたか。
で駐車場を捜し回ったが見つからずもしかしたらどっかの店で飲み直してるんじゃないかと思って娘たちと手分けしてこの近所の居酒屋を1時間ぐらいかけて回ったがどこにもいねぇってんでまたこの駐車場に戻って来たんだ。
ひょっこり車に戻ってるかもしれねぇと思ってな。
そして思った通り戻って来てたってわけだ。
この駐車場のトイレの中に冷たい溺死体となってな。
で溺死!?そうなんですか?
(鑑識)はい。
解剖してみないと断定はできませんが遺体の状態からするとおそらくそうかと。
で死亡推定時刻は?夕方の5時前後ですね。
なるほど。
5時前後ですか…。
私たちが一旦この駐車場を離れて居酒屋を回り始めた頃だよね?ああ。
しかしなんで最初に捜しに来た時トイレの中を調べなかったんですか?南京錠がかかっていたんです。
ドアには「故障中」って貼り紙もしてありましたし。
貼り紙…ですか?それ私も見ました!でも二度目にここに捜しに来た時はその紙がはがされていて南京錠もなくなっていたので。
うぅ…トトイレのドアを開けてみたらな中に丹波先生が…。
という事は被害者はすなみさんに車に連れて来られてから道子さんが様子を見に来るまでの間に何者かに連れさられ毛利さん達が居酒屋を回っている頃にどこかで溺死させられて再び毛利さん達がここへ戻る前にトイレの中に遺体を入れたというわけですね?ああそういうことだ。
ちなみに丹波さんが誰かに付け狙われてたって事は?さあ?お酒が入ると人が変わって誰かれ構わず絡んでましたけど。
だから今日は一滴も飲まないって言ってたんですけどね。
ふ〜む。
(鑑識)山村警部。
被害者の腹部に打撲痕が。
打撲痕?本当だ。
ああそれ多分自分です。
え?酔った彼が因縁つけて殴りかかってきたんで思わずみぞおちに。
因縁?目が合ったとか怒鳴っていましたけど…。
へぇ〜ずいぶんお人よしですねぇ。
その酔っ払いをあなたも毛利さん達と捜し回っていたんでしょう?いえ。
自分はここに停めてある毛利さんの車の中で仮眠を…。
(カチャ)え?あなたを殺人犯として緊急逮捕します!ええっ!?おおい待てよ山村。
因縁つけられたぐらいで殺害なんてするか?何を言ってくれちゃって。
何を言ってるんですか毛利さん!彼は今私の巧みな話術で自白したんですよ?自分には動機がありアリバイはないと!けけどそれだけで緊急逮捕はねぇだろう?《相変わらずだな〜このヘッポコ》なに言ってるのよあんた!真さんが犯人なわけないじゃない!ん?では彼の無実を証明できるんですか?ええ!できるわよ!だってだって真さんは!真さんは?だってとっても素敵で優しくていい人なんだから〜〜っ!!ハァハァハァ…。
《証明になってねぇ〜》山村警部ちょっとこれを…。
ん?
(鑑識)左の肩口に火傷の跡が…。
恐らく被害者はスタンガンで気絶させられていたかと。
ススタンガン?犯人がスタンガンを使ったんならこの人は犯人じゃないと思うよ。
え?なんで?だってこの人なら腹に一発食らわせれば気絶させられるし一度食らわせてたなら同じ場所を殴れば打撲痕はゴマかせるしな。
でもそう思わせるためわざとスタンガンで…。
この空手の達人が護身用にスタンガンを持ち歩いているなんてとても思えないけど?か空手の達人?大きな大会で何度も優勝されてます。
そうよ!400戦無敗の蹴撃の貴公子よ。
へぇ〜まあそれならそうと早く言ってくれちゃっ…。
言って下さいよ。
《ハッハハ赤いハンカチ事件で会ってるんだけどな》山村お前どっか調子悪いのか?え?だって前は「してくれちゃったりなんかして〜」とか言ってたじゃねぇか。
ああれは相手を油断させるためにわざと使ってただけで。
警部になった私にはあんな子供じみた口調は必要ありませんよ。
ニャハハハハ…。
ああそう…。
じゃあずっとこの駐車場にいたんなら見てないですか?不審人物とか。
いや熟睡していたので…。
なるほど。
熟睡ねぇ…。
(山村)んが。
あちょちょっと!コラ待ってって!ふぅ〜危なかった。
この辺傾いてるんじゃ…。
(鑑識)ああこの辺り地盤沈下で少し傾いてるらしいですよ。
来月には補修工事をする予定みたいですが…。
ふ〜ん。
《地盤沈下…待てよ!?だとしたらこの壁に斜めについた泥の跡はまさか…》あ雨。
やだまた降ってきた。
とりあえずボウリング場へ避難しましょう。
話の続きはそこで。
ん?どうしたコナン君?君も早く行かないと…。
ねぇトイレの通風口のあそこ変じゃない?え?あそこだけ水滴が流れず帯状に残ってるよ。
ちょっとベタついてるな。
何かが貼ってあったのかも?
(鑑識)おい君たち君たちも早く屋内に。
はい。
は〜い。
(世良)ドアの周りにも同じように水滴が残ってる。
まるでガムテープで目張りしてあったみたいだ。
でもあの人窒息死じゃなくて溺死だったでしょ?ああ。
それにドアの下の通風口には水滴が残ってない。
もし目張りだとしたらこれじゃ意味ないよ。
だな。
それにさ最初にトイレに入った時臭わなかった?ああ!
(2人)灯油の臭い!
(鑑識)君たち!さっき言ったこと聞いてなかったの?
(世良)はいはい。
今行きま〜す。
エヘヘヘ…。
2014/06/28(土) 18:00〜18:30
読売テレビ1
名探偵コナン「容疑者か京極真(前編)」[字][デ]

酔って京極に絡んだ丹波の遺体が簡易トイレで発見される。丹波はトイレで溺死していた。山村警部は丹波に絡まれ、アリバイもない京極を犯人と決め付けて手錠をかけるが…

詳細情報
声の出演
江戸川コナン:高山みなみ
毛利蘭:山崎和佳奈
毛利小五郎:小山力也
鈴木園子:松井菜桜子
世良真純:日