米で注目浴びる手作りサイト「エッツイ」が卸売りスタート
2014年08月02日 20:20 JST2005年にスタート以来、100万人を超えるクラフターにより、2500万点ものハンドメイド商品が販売されている手作りサイトのエッツイ、昨年売り上げは$1.35ビリオン(13億5000万㌦)と絶好調。先日、ブルックリンのダンボ地区に10万平米を超える新オフィスを購入したばかり。
上の動画は、エッツイ初のTVコマーシャルで、現在イギリスで流れているもの。現在、200カ国以上に販売しており、ここ数年、売り上げの多くは海外からだそう。最近、サイトをクリックすると、日本語が出てくるようになりましたが、各国版の言語対応、ベータ版で運営しています。ホリデイシーズンに向け、グローバル対応を着々と強化しているんですね。
そのエッツイが、8月から本格始動するのが、昨年からベータベースで動いていた『ETSY WHOLESALE』
元々、エッツイで販売できるのは、売り手本人が作った『ハンドメイド商品』や制作に必要な資材『クラフトサプライ』と『ヴィンテージ商品』の3種類のみ。 "手作り"という観点から、第三者となる製造業者に生産を委託している売り手は厳しく取り締まって来たのですが、昨年10月に緩和されたのです。
これにより、今まで展示会出展ができなかった新進ブランドや、ハンドクラフトを得意とする東南アジアやアフリカ等の売り手達も正式に卸売りが可能に。
卸売りを始動するきっかけとなったのは、セレクトショップやデパート等、米国の小売店バイヤーが、ユニークな商品を求めてエッツイーで商品サーチをしている事。 既に、アンソロポロジーや、ノードストローム、ウエストエルム(インテリアショップ)では、エッツイの商品を販売しています。中間業者のコストも省け、競合店と差をつけるユニークな商品が求められている様です
先週、メンズの展示会、プロジェクト、アジェンダ、リバテイとざっと回った際、日本の小売店のバイヤーさんや出展者も結構、見かけましたが、こういった展示会に出展する以外に、エッツイホールセールを利用すれば、海外からでもアメリカの大手小売店へと販売できるチャンス! アメリカ人好みの和風テイスト、ユニークなデザイン、日本ならではの繊細なアイデイア商品等、チャレンジされると良いのではと思います。
NOTE: ホールセール部門では、スタート費用に、100ドルと、販売が成立した場合は卸売金額の3.5%をエッツイに支払う仕組み。