《川上:そうだ俺の役目はつなぐこと》《川上:この試合最後まで投げ抜いて丹波さんにつなぐこと》《川上:丹波さんの夏をこんなところで終わらせるわけにはいかないんだ!!》《御幸:よしいい高さ》《くっ強引に引っ張られた3塁は》間に合わないボールファースト!
(栄純)バッター集中!ランナー気にしなくていいっすよ。
1つずつアウト取っていきましょう。
あとアウト5個!
(春市)栄純君。
川上先輩がガンガン打たせていくと思うんでバックの皆さんよろしくお願いしやす!片岡:次につなげろこの経験を《監督はああ言ってくれたけど今のこの流れを作ったのは俺の失点から。
マウンドを降りた自分には声援を送ることしかできない》
(真田)ここで俺かよ。
6番ピッチャー真田君。
(真田)激アツじゃん。
《峰:役者には役者を》8番川上君に代わりまして…。
ピッチャー丹波君8番ピッチャー丹波君。
青道高校選手の交代をお知らせします。
8番川上君に代わりましてピッチャー丹波君。
8番ピッチャー丹波君。
《この人が青道のエース》
(大和田)8回表2アウト1・3塁1打同点。
(大和田)しかも1塁には逆転のランナー。
ここでついにエースの登場ですよ。
〜
(轟)たまんねえなおいこの場面でエース対決だってよ。
《この人がいちばん試合を楽しんでいるな》丹波さんすすみません…。
(丹波)降谷に沢村それに川上。
(丹波)お前らのピッチングがどれだけ俺の刺激になったか。
(丹波)3人の気持全部俺に預けてくれるか?《丹波さん…》
(前園)ノリ!よう投げた!
(槙原)あとは丹波に任せろ!
(クリス)ナイスピッチ。
辛抱強く投げたな。
冷たいお茶どうぞお疲れさまでした!
(亮介)ようやく…。
ようやくこのメンバーでグラウンドに立てたね。
(伊佐敷)深呼吸しとけ深呼吸!頭触ってもいい?ご利益ありそうだから。
(倉持)ひゃはは〜!俺もいいすっか?
(結城)俺も。
(丹波)ちょっやめろ!《助かるなぁ力み取ってくれて》宮内:ブルペンでの丹波の状態は決して悪くなかったぞ。
ストレートに力があった《宮さん…》初球大事にいきましょう。
薬師のバッターは初球からガンガン打ちにきますから。
ああ。
(みんな)しゃあ!
(轟)初球だぞ真田。
理由はわからねえが向こうのエースはこの夏初めてのマウンド。
しかもランナー1・3塁。
この状況で緊張しない投手なんかいやしねえ。
俺だったらぶつけるかも。
(轟)間違いねえな。
自分の状態を知るためにも初球はストライクが欲しいはずだ。
そこを狙い打つ。
(雷市)真田先輩!あ?
(雷市)ボールがビュッと来たらこう!ギュンと来たらこう!全然わかんねえ。
(前園)8回表一打逆転の場面で向こうのエースがバッターかよ。
(金丸)ガツンと三振で決めちゃってください丹波さん!丹波!いよいよ青道もエース登場か。
しかもエース同士の対決だぜ!
(平川)やっぱ注目は丹波の第1投か。
(大前)ああブルペンで調子がよくても打者と走者がいる試合は別次元だからな。
(真中)いちばん最悪なのは自分の調子がどうかわからないまま打ち込まれること。
真中…。
《真中:腹をくくれよ光一郎。
お前のピッチングにチームの勝利が懸かってる》《1塁ランナーは目のけん制だけでいいっすよ。
打者だけに集中しましょう》
(福田)真田!思いっきり振れ!ホームにだって帰ってやるからな!
(三島)ここで打ったら激アツっすよ!
(結城)おお!!守り抜くぞ。
(倉持)丹波さん!
(増子)打たせてこい!
(伊佐敷)らあ〜!!ねじ伏せろオラ!!《初球アウトコースストレート。
ボールになってもかまいません。
力のある球を!》
(太田)丹波!思い切っていけ。
《悔いの残る球だけは投げるなよ丹波》集中!集中!集中!《大丈夫。
ミットもよく見えているしバッターの顔もよく見える。
大丈夫》伊佐敷:バカ野郎!気ぃ抜いた球なんざガンガン持ってかれるぞ!次はノーアウト1・3塁だな《あいつらに…。
あいつらに比べたら…》《峰:初球どう入る?》《逆球!?》ぶちかませ!うお〜っし!ナイスボール!チッ…しとめ損ねたか。
《くっ…思ったよりも球威あんじゃん》《コースは違ったけど宮さんのアドバイスどおりボールに力はあった。
これなら…》《この人の決め球は縦に大きく割れるカーブ》ふしっ!ファール!まっすぐ2球で追い込んだか。
構えたところにはいってねえが球は走っているみてえだな。
ああ。
(大前)あとは丹波の代名詞カーブの精度。
《見せ球じゃなく決めるつもりでお願いします》《やべぇそろそろカーブくるかも》《ごちゃごちゃ難しく考えるなよ真田。
お前はセンスで打てセンスで!》《峰:試合はもう終盤8回だ点差はたったの1点。
3塁ランナーが帰れば同点。
エラーパスボールワイルドピッチなんだっていい。
ワンプレーで試合が大きく動くぞ》《ごちゃごちゃ難しく考えるなよ真田。
お前はセンスで打てセンスで!》追い込んでますよ丹波さん!次で決めましょう!
(山内)結果は気にすんな〜!
(三野)思いっきり振れ!俊平!ふしっ!《雷市:後ろにそれた!》〜《マジかあの人…》すすげぇ…。
止めたよ!い今右手で!?後ろにそらしていたら同点だったな。
よう止めた!ナイスストップや!御幸先輩。
《体じゃ間に合わねえとみてとっさに右腕を差し出しやがった。
根性入ってんぜあのキャッチャー》《いってぇ…》うお〜っ!力入ってますよ丹波さん!リラックスリラックス!
(伊佐敷)大丈夫か?た丹波にとっていちばん自信のあるカーブが…。
やはり状態はまだ…。
どうした丹波!?もっとイキのいいボール投げてこいや!はぁはぁ…。
どうする?もう上がるか?いやあと一巡あと一巡頼む。
(片岡)お前らもうそのへんにしとけ。
自分の状態にまだ納得できてないのか?そんなことはあいつがいちばんよくわかっている。
え?
(片岡)本人がわかっているからこそマウンドに上げたんだ。
《真田:今の球明らかに指に引っかかってたよな。
あんなワンバンのあとカーブは投げづらいだろうしやっぱこの人だって緊張してんだ》〜《丹波:大丈夫…投げ急ぐな》オラ〜!!《丹波:後ろにはみんながいる》〜《今の自分に…。
今の自分にできることだけやれば…》ぶっし。
ストライクバッターアウト!
(歓声)あぁ〜!!〜うおぉさすが丹波さん青道のエース!しゃあ1点差守ったで!2球続けてカーブかあのワンバンのあとにあそこに投げれるとはな。
御幸の奴も思い切ったリードを。
《ストレートにタイミング合ってきてたしワンバンだったけどちゃんと腕は振り抜けてた。
ここしかないっていう最高のボールでしたよ丹波さん》
(倉持)ナイスピッチング丹波さん。
(結城)ナイスボール丹波!
(増子)うがら。
丹波さん…。
《降谷:出番なかった…》《確かにコントロールにはばらつきがあるし状態はいいとは言えない。
けど完全ではないと自覚できているからよけいなことを考えず開き直ることができたんだ》薬師の攻撃は残り1イニング。
この回同点に追いつけなかったのは痛いでしょうね。
あぁこのダメージは大きい。
青道4人の投手リレーの前に結局一度もリードを奪えてないからな。
2番セカンド小湊亮介君。
〜
(伊佐敷)だらっしゃあ!!〜
(歓声)うおぉ8点目!連続タイムリー。
真田君ここまで青道打線を1点に抑えてきたのに…。
うむついに捕まったな。
これで3点差。
丹波にとってはありがたい追加点だな。
《球威もかなり落ちてきてる。
これならあと2〜3点は取れるな…。
降谷同じ投手だ。
お前がとどめを刺せ》7番レフト降谷君。
俊平踏ん張れ!
(渡辺)打たせていこうぜ!
(大田)1アウト1アウト!頑張れ!まだ1イニング残ってるぞ!真田!俊平!よしいけるぞ!踏ん張れよ!点差は開いても声は出てますね。
薬師は試合を諦めてないぞ。
《まだ終わりじゃない》《うちの攻撃はあと1回ある》《あいつに打席を回せば…。
あいつに!》続け降谷!もう1発ホームランぶちかませ!打て1年代表!甘い球あるよ積極的に!〜ショート!アウト!うおっしゃ〜!やったぞゲッツー!さすが俊平あのシュートは誰も打てねえぜ!しゃ〜!ナイスピー真田先輩!《そう簡単には決めさせちゃくれないか》点差は3点残すは最終回のみですね。
薬師の打線がどういう攻撃を見せるのか最後までわからないぞ。
真田!よくやった!《クソまた詰まらされた》再登板の可能性を残しつつ外野の守備もこなさなければならない。
(クリス)降谷の疲労が溜まっているかもしれませんね。
(片岡)門田肩はできているな?9回お前がレフトにつけ。
(門田)はい!マウンド…。
(片岡)お前は丁寧にダウンしとけよ降谷。
《残り1イニング流れが変わるようなミスは少しでも避けたい。
外野手の門田を入れることで守備面の不安要素はなくなるがこれで丹波以外の投手は全員ベンチに下がった》丹波。
点差は3点ある。
お前に任せるぞ。
さっきはえらく決まってたじゃねえか。
この野郎。
うんエースっぽかったよ。
久しぶりのマウンド楽しんでな。
また吼えてくださいよヒャハ!こっちに打たせてこい。
1つずついきましょう。
いくぞ!
(みんな)おっしゃ〜!あとアウト3つ最終回皆さんよろしくお願いしやす!お願いします!丹波!丹波さん!
(春乃)丹波さん!
(幸子)決めるぞ!
(槙原)いこうぜ丹波!
(金丸)丹波さん頼みます!丹波さん!1つひとつとっていきましょう!
(轟)3点差か。
ひっくり返すにはちょうどいい点差じゃねえか。
観客も喜んでくれると思うぜ?
(轟)打順は7番のナベからか。
とりあえずランナーためて雷市に回さねえとな。
お前らだって雷市に回せば何とかなると思ってんだろ?俺はこの試合負けるだなんて1ミリも思っちゃいねえぜ。
〜2014/07/13(日) 08:30〜09:00
テレビ大阪1
ダイヤのA「期待を背負って」[字]
8回表ツーアウト1・3塁。ついに投手陣の想いを胸に丹波がマウンドに立つ!迎え打つバッターは、薬師のエース真田!両校エース対決、果たしてその勝敗の行方は…!?
詳細情報
あらすじ
8回表、ツーアウト1・3塁。ついに丹波がマウンドに立つ。降谷、沢村、川上の想いをボールと一緒に受け取る丹波。ベストメンバーとなった青道を迎え打つバッターは、薬師のエース真田!轟監督は、万全ではない丹波の出鼻を挫くため、初球狙いの指示を出す。観客席では市大三高ナインも丹波の第一投に注目していた。「お前のピッチングにチームの勝利が懸かっている——」真中は固唾を呑んで、幼馴染・丹波の投球を見守る。
声の出演1
沢村栄純:逢坂良太、降谷暁:島