サキどり↑「“超人手不足時代”に秘策アリ!?」 2014.07.13

今日のテーマは「人手不足」。
各業界あの手この手で人集めしても大ピンチ。
飲食業界では破格のバイト代を出してもなかなか人が集まらないご様子。
しかもこれは一時的なものではなく働き手は毎年100万人ずつ減少するというではありませんか。
建設業界では今後15万人が不足し介護の現場では今より100万人の働き手が必要になると見込まれています。
でも大丈夫。
秘策アリです!
(2人)おはようございます。
今日のテーマは「人手不足」。
という事でまずはこちらご覧下さい。
最新の有効求人倍率1.09倍。
それに対して深刻な建設業界は2.57倍となっています。
その中でも足場を組む「とび職人」や「鉄筋工」などの技能労働者の方有効求人倍率どのぐらいだと思いますか?そうですねこの2.57倍の倍近い…まあ5倍ぐらいですかね。
正解は6.52倍なんですね。
100人の労働者が必要なのに15人しか集まらないそういった状況なんです。
人材不足だけでも大変なのに技能が求められるところに更に少ないって事?そう。
まさにそのとおりなんです。
ところがそんな建設業界で人材不足とは無縁の会社「サキどり」では見つけちゃいました。
「サキどり」が向かったのは静岡県沼津市。
とあるマンションの建設現場。
(一同)おはようございます。
勢ぞろいした同じユニホームの男たち。
みんな同じ会社の社員さんたちです。
というのもここにはいわゆる「下請け業者」がいません。
ムムッ!どういう事かというと…。
一般的な建設会社は仕事に応じて下請け会社に外注するのが常識とされています。
ところがこの会社の社員は一人一人が全ての作業をこなせるように育て上げられたスーパー職人。
いわゆる「多能工」なんです。
多能工の一人…この日はまず鉄筋工としてマンションの3階部分を組んだかと思ったら次の現場に移動。
すぐにコンクリートをフロアに流し込んで…。
左官の仕事もやっちゃいます。
更に元の現場に戻ると今度はコンクリートを流し込む型枠を作る型枠工としてお仕事。
有貝さん一人でなんと…しかもこの会社には有貝さんのような多能工が200人もいるんです。
人材不足をものともしないこの会社。
造る物件は高級マンションの他店舗や注文住宅高度な建築技術が求められる純和風の建物まで何でもござれ。
その技術力の高さでなんと創業から25年毎年右肩上がりの増収を続けています。
(笑い声)
(笑い声)…とおちゃらけるこの方が社長の秋元久雄さん65歳。
「息子が映ってる」なんて言うかもしれない。
一代にして多能工集団をつくり上げた秋元さん。
実は創業当時から今の人材不足を予見していました。
日本の建設投資の額は1992年の84兆円をピークに20年間下がり続け2010年にはついにピークの半分42兆円にまで減ってしまいました。
仕事量が減った事で下請けの技能労働者は転職したり廃業して331万人まで減少。
ところが建設業界は職人の技術継承に目を向けてこなかったと秋元さんは言います。
そうにらんだ秋元さん人へ投資する会社を立ち上げました。
秋元さんの会社では中堅社員と若手社員が必ずペアになって働きます。
この日今年の新人と組んだのは6年目の中堅小田巻さん。
確かに古き良き師弟関係がそこここに。
4月に入社して既に7kgも痩せたという新人藤生さん。
昼の休憩時間も教わった事をメモするほどの頑張り屋さんです。
その日の夕方会社に戻った新人たちを待っていたのは月に1度の研修。
講義の内容は型枠の種類や加工について。
3年生や5年生といった身近な先輩が講師を自ら買って出ます。
こうしたやりがいに吸い寄せられて入社した若者たち。
出身大学を聞いてびっくり!実はこの会社毎年…人へ投資する事で業績も社内の雰囲気も絶好調。
夏のボーナス支給のイベントでもみんなこの笑顔。
これからますます深刻化する事が予想される人材不足時代。
人に投資を惜しまない企業だけが成長できるのかもしれません。
いや〜そもそも人材不足なのに入ってきた皆さんを鍛えて多能工にしている。
秋元さんすごい事になってますねこの経営手段。
すばらしいじゃないですか。
びっくりです。
そして働く人もやりがい感じてますもんね。
伝わってきましたねほんとにね。
さあお二人ともご実家が自営というTKOのお二人よろしくお願いします。
(2人)お願いします。
人材不足。
これ実際どうですか?ありますよね。
僕の実家は車の修理工場なんですけどもやっぱりどうしても新卒の人で入ってくるのは大手に行っちゃうんですよね。
うちのような小さい工場は辞めて辞めて流れて来る人が多いんですよ。
だからちょっと辞める癖のついてる人が…。
なるほど。
(木本)まああの〜初めてしゃべる内容がこんなリアルですいませんなんか。
すいません。
ほんと困ってるんですよ。
どうですか?うち飲食店やってまして僕4人きょうだいの末っ子ですがやっぱ兄貴ぼやいてますね。
「人が足りひん」言うて。
「タカ坊」と呼ばれてるんですが「タカ坊やってくれへんか」っていまだに言いますね。
ほんとですか?
(木下)ちょっと僕もこっちヤバなったら行こかななんて…。
保険打つな。
さあスタジオにはVTRでご紹介した建設会社の社長秋元久雄さんが来て下さっています。
(一同)よろしくお願いします。
でもここまでかなり不況でお仕事がない中育てられたっていうのはどうしてですか?それは…それがやりがいでしょ。
(2人)ほぉ〜。
(秋元)最初はねスタートは所詮私1人からですから。
だから人数も少ないし一緒になって働いていれば何とかなるんですよ。
僅かな人数が食べていければいいんですから。
だんだんだんだんとじわじわじわじわなったわけですね。
(木本)だからもう社長の覚悟ですよね結局。
(秋元)育てるには自分がコストかかるのは当たり前の話ですよね。
目の前の利益をあさりにいくんじゃなくて将来の事ちゃんと覚悟決めて見越して計画立ててやっていくっていう事が大事なんでしょうね。
そういうやる気を起こすために秋元さんの会社ではいろんな秘策があるわけですよね。
いろんな取り組みされてるんですよね。
実はその社員の方のやる気をより引き出すためにちょっとユニークな人事評価制度を設けているんですね。
それがこちらなんです。
部長クラスのリーダーを投票で決めるという制度。
人事投票で決まるんですか?そうなんです。
そして社員一人一人に対しては360度評価制度。
つまり上司同僚部下それぞれから評価を受けるという。
(木本)すごいですね〜。
これだけじゃないんですよ。
社長ご自身も社員から査定をされるというものがあるんです。
それがこちらなんですね。
すごいリストだ。
「社長としてみんなを引っぱっているか」。
または「経営リスクに対して敏感か」など全部で35項目。
え〜!例えばあの18番目の「イエスマンを育てている可能性がある」といって「そう思う」が55人もいらっしゃるんですけど。
(笑い声)どうですか?TKOのお二人この査定制度は。
(木下)怖いですよね。
(木本)怖いですよ。
周りからボトムアップで。
どうしますか?後輩から査定されたら。
こんなん自分やったら一人一人調べていきますわ。
人間そんなもんですよね。
でもこういった事が人材育成に役立ってるんですか?
(秋元)一番駄目なのは来ちゃ辞め来ちゃ辞め…。
(木本)それなんですよ!
(秋元)で「いいのが来ない」って言うんだ親方が。
それは多分いいのが来ねえのはあんたに魅力がねえからだわね。
どんな人でもいい人間になれるのに自分に都合のいいやつしかいい人間にならんからだよ。
ああ…。
(秋元)だから辞めちゃうの。
親方に魅力がなきゃ誰もやりませんよ。
(木本)うちの父親魅力ないんですよね…。
(秋元)違う。
そう言ってるわけじゃない。
そんな事ないです。
実際建設業界これからどうなっていくんですか?う〜んだから仕事はあるけど質が悪くなるおそれあります。
設計技術は優秀になってても施工技術がそこに伴わなきゃならないわけですね。
まあこの辺の社会問題としては人材不足。
だからいつでも昔から言ってんですよ。
昔から「まねしろ」って。
だからもう既存のあるところがちょっと考え方を変えて…。
資金力のあるところが。
株主の顔ばっか見てたってしょうがないですわ。
働き手を育てて頂きたいと思います。
分かりました。
頑張ります。
(木下)パワーあるな。
ありがとうございました。
ありがとうございましたどうも。
さあ続いてはちょっとこちらをご覧下さい。
この人手不足なんですが実は未来もっと深刻になると考えられているんです。
という事で見ていきましょう。
こちらはですね15〜64歳働き手となる生産年齢人口を示したものなんですね。
どのように推移しているのか見ていきます。
さあ戦後高度経済成長の波に乗って人口増えていきます。
東京オリンピックそして大阪万博バブル景気もありましたね。
さあ…ところが!少子化の影響で人口減っていくんです。
去年32年ぶりに8,000万人を割り込みます。
更に…キャー!今後急降下。
人口は…マジで?という事なんですよ。
(木本)年間100万人ですか?はい。
減っていく。
(木本)いくんですね。
そうした中で深刻だと言われているのがこちら。
介護の現場なんですね。
今働いてらっしゃるのが149万人。
国の推計では2025年には249万人になると言われています。
つまり今よりも100万人更に必要になってくるという。
でも生産年齢人口が下がっているにもかかわらず介護が必要な方々が増えている。
これはもう絶体絶命的ですねこれ。
そうなんですよ。
そんな中で今注目をされているのが外国人パワーになるわけなんですね。
まあこれ政府の中でもいろんな議論がされてるまさにさなかですよね。
そうなんですね。
ではもし外国人を受け入れるとしたらどのような課題があるんでしょうか?実は20年も前から先駆けて外国人を受け入れてきた病院があったんです。
「サキどり」が向かったのは千葉県袖ヶ浦市。
ベッド数400のさつき台病院です。
外科や内科に加え認知症の療養病棟やリハビリ施設が併設された地域の中核病院です。
日本人スタッフと一緒に看護や介護に当たっているのはベトナムやタイフィリピンインドネシア出身の外国人7人。
現場の貴重な戦力として定着してもらおうと給与面などの処遇は日本人と全く同じです。
この病院が外国人受け入れを始めたのは20年前。
今後の人手不足を見越し千葉県内の5つの病院と連携してベトナムの首都ハノイに看護師の養成学校を設立。
日本語や看護の勉強を徹底サポート。
これまで56人が日本の看護師国家試験に見事合格しました。
ベトナム人の…日本で働いて12年。
難しい専門用語が飛び交う看護の現場でも…ご覧のとおり。
患者さんからも厚く信頼されています。
20年にわたって外国人を職場に受け入れてきたこの病院。
しかし当初は外国人と日本人の間でトラブルが絶えず辞めていく人も多かったといいます。
ミンフ−さん自身も最初は職場で戸惑う事の連続でした。
ある患者さんが熱を出しているのを発見した時の事でした。
自分の判断ですぐに熱を冷ます手当てをして様子を見ていたミンフーさん。
すると病室に入ってきた先輩が激怒。
熱が出ている事の「報告」や「連絡」そして処置を施していいかという「相談」いわゆる「報・連・相」がなかったと言うのです。
しかしベトナムでは自分の判断で即座に行動するのが大事と教えられてきたミンフ−さん。
納得がいかなかったといいます。
こんな事もありました。
「仕事を手伝ってあげたのに『すみません』のひと言もない」と先輩から怒られました。
しかしミンフ−さんたちベトナム人にとって「すみません」は軽々しく口にしない言葉なのです。
悩んでいたのはミンフ−さんだけではありませんでした。
外国人スタッフ6人全員にアンケートをとったところ…。
「報・連・相」の習慣や言葉のニュアンスなど文化の違いに戸惑っていたのです。
そこで!この病院では習慣の違いについて理解を深めようと食事会やレクリエーションを頻繁に開催する事に。
更に外国人の悩みに徹底的に寄り添おうと…看護師の小幡しげ子さん。
かつてイギリスで外国人看護師として働いた経験があります。
小幡さんは自らの経験を生かし外国人スタッフのストレスケアはもちろん日本の行政サービスや病院との雇用契約で分からない事などさまざまな相談に乗ります。
こうしてたどりついた一つのルール。
それは…例えば「報・連・相」に関しては上司に逐一報告しなくても引き継ぎの際担当者と情報を共有すればよい事にしたのです。
外国人が働きやすい職場を目指して小さな改善を重ねたこの病院。
思わぬ効果もありました。
なんと日本人スタッフからも「以前より働きやすくなった」「風通しが良くなった」という声が。
外国人への配慮がみんなの働きやすさの実現につながっています。
さあここからは外国人労働者政策がご専門の安里和晃さんにお聞きします。
(一同)よろしくお願いします。
安里さん20年も前からこういう対応をしているというこの病院どういうふうに捉えますか?すごく先進的な事例だと思います。
少数の人が多数に合わせるのではなくて多数が少数に合わせる。
すごく逆説的に聞こえるんですが実は最近女性の活躍する社会とかがクローズアップされてますけど同じ発想でいいと思うんですね。
(木下)いろんな国からの習慣であるとか風習に合わせていくの大変じゃないんですか?これはいろんな例があると思いますがまず1つ。
例えばですね外国から来た方の一つの希望は2週間ぐらい休みが欲しいと。
これは1年に1回でいいから家族に会いたいと。
これはある意味では当然の考え方だと思うんです。
ところが日本には2週間も連続して休むという習慣がなかなかないわけですね。
そうすると多数の発想だと「日本人でもできないのに何で外国人に認めるんだ」という話になるんですがでもちょっと考え方を変えると「あっそうか。
私たちも2週間休みを取る事を考えてもいいんだ」というふうな。
つまりこれは…「win−winの関係」っていうのがつくれる可能性があるわけです。
新しいいい仕組みが出来たりするって事ですね。
そういう事です。
まあ受け入れに関してはねさまざまな意見もあるようなんですけれどもね。
さまざまな意見がある中で日本政府どういった形で外国人を受け入れているのか簡単にご説明します。
こちらです。
まず原則として「単純労働者は受け入れない」というのが方針なんですね。
認められているのはこちら。
技術や語学などで高い専門性を持つ高度人材。
また留学生。
そして日系人。
こういった方々に限られているんですね。
更にもう一つあるのがこちらです。
外国人技能実習による受け入れなんですね。
制度の上では途上国の方に技能を学んでもらうというものですが実際は建設業農業など労働者不足を補う貴重な人材になっているという事なんですね。
更に政府は介護の分野でもこの実習の枠を広げられないかと検討しているという事なんです。
先ほどね「100万人足りなくなる」という事もあるのでこういうふうに広げたいという動きは理解はできるんですがでも実際…。
実際にはいわゆる単純労働の確保という事で名目と実態に大きな乖離がある。
これは与野党からも指摘されています。
更にアメリカの国務省の人身取引報告書というものでも複数年問題が指摘されてるわけですね。
先ほどの建設の話ではないですけれども人材育成が十分にされない中で「安かろう悪かろう」という労働環境の中で働かざるをえない。
過酷な労働に従事する。
数年たったら帰っていくんですがまた入れ替えて…というようなどんどん悪循環に入っていく懸念があります。
これは大変な事になりますね。
そうですね。
ですからやっぱり目的と実態が乖離しない明快な制度をつくっていく事が一つ。
それをアジアの方々にも共有して今後私たちはどういった制度をつくっていくか労働の枠組みをつくっていくかという事を一緒になって考える必要がありますね。
さもないと超高齢社会の日本が実は途上国の人材の搾取で成り立ってるなんていう事になりかねないわけですね。
そうではなくてやっぱり共に話し合って築いていくっていう事。
そうしないとwin−winの関係にはならないと思います。
木下さんがず〜っと難しそうなお顔をしてるんですけど。
こんなにねこんな時代になってるとは思わなかったですよね。
まだまだ今からもっと減っていくんでしょ?急に現状を知ってちょっとへこんでる感じやもん。
かなり深刻で「どうしよう!?」という顔されて。
今だから目に入る外国人の方々に感謝ですよね。
今もう既に助けて頂いてるという形になってるんですよね。
実際ね街なか歩いていて工事現場で明らかに外国から来ているという皆さんが働いてますものね。
たくさんいらっしゃいますからね。
是非ともこれは整備しないともう間に合わないって事ですよね。
(安里)もうギリギリのところだと思いますね。
やっぱり超高齢社会っていうのは働き手が少ない。
それを解決していくためにはやっぱり…不可欠だと思います。
いろんな事が分かってきましたね。
ねえ!そうですね。
精神的にというかそういうところでまた打ち解けないと駄目ですから。
気持ちと気持ちでつながらないと駄目なんでそういう時はとりあえず…それでちょっと日本という国でどうや頑張ろうや!みたいな。
秋元さんの前に連れていきたいですね。
コミュニケーション絶対つくってくれると思うんですよね。
いや〜いろんな学びがありましたね。
そうですね。
10年後20年後どうなるのかなと非常に不安も出てきました。
でも人を育てる更に外からの力をどう生かすのか。
まさに待ったなしという事は分かりましたよね。
「育成」というキーワード出ましたけどまずは自分も成長しなきゃなと。
そっか…後進に何を伝えるか。
うん!今が大事ですよね。
はい。
という事で選曲はMenAtWork「WhoCanItBeNow?」。
2014/07/13(日) 08:25〜08:57
NHK総合1・神戸
サキどり↑「“超人手不足時代”に秘策アリ!?」[字]

毎年100万人の働き手がいなくなる!?★建設業界の風雲児!人材育成で逆境を乗り越えろ★切り札は外国人パワー!待ったなしの労働環境整備★少数派が職場を変える!?

詳細情報
番組内容
有効求人倍率は1.09倍とバブル後最高を記録したものの、今度は「超人手不足」が問題に。特に深刻なのが建設業界と看護・介護の現場。ところが、こんな時代を見越して「人手不足と無縁の職場作り」に成功し、増収を続ける建設会社を発見!また、12%だった離職率をなんと5%に抑えた医療施設も!人口減少で2040年には労働力が2000万人も減少するというニッポン。人手不足を乗り切るヒントをサキどり!
出演者
【ゲスト】TKO,平成建設社長…秋元久雄,京都大学准教授…安里和晃,【キャスター】ジョン・カビラ,片山千恵子

ジャンル :
情報/ワイドショー – その他
ニュース/報道 – 経済・市況
バラエティ – その他

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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