ガザ 戦闘再開から100人以上死亡8月2日 18時26分
パレスチナ暫定自治区のガザ地区を巡り、イスラエル軍とイスラム原理主義組織ハマスは、いったんは停戦に合意したものの再び攻撃を始め、戦闘が再開されたこの1日ですでに100人以上が死亡するなど、事態は泥沼化しています。
イスラエルとハマスは、1日午前から72時間の停戦に入ったものの2時間も維持できず、ガザ南部のラファではイスラエル軍が激しい攻撃を再開しました。
ラファでは、停戦の発表を受けて自宅に戻っていた多くの住民が攻撃に巻き込まれ、ガザの保健当局によりますと、この町だけで100人以上が殺害され、一連の軍事作戦によるガザ地区の死者の数は1650人になったということです。
一方、イスラエル軍は兵士1人の行方が分からず、ハマス側に連れ去られた疑いがあるとして、ハマスを非難しています。
しかし、ハマスは声明を発表し、「自分たちの戦闘員も一部が行方不明で、イスラエルの空爆で殺害されたとみている。イスラエルの兵士も、空爆で死亡した可能性がある」としています。
こうしたなか、停戦に向けて仲介に入っているエジプト政府は、イスラエルと、ハマスを含むパレスチナの代表団双方に対して、カイロでの協議を呼びかけていますが、戦闘再開で開催の見通しは立っておらず、ガザを巡る情勢は泥沼化の一途をたどっています。
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