政治【舛添知事韓国訪問同行記】(上)近くて遠い国で「氷解外交」 その成果は… ソウル市長は「兄貴のように考えたい」と知事を持ち上げ+(7/7ページ)(2014.8.2 18:00

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【舛添知事韓国訪問同行記】
(上)近くて遠い国で「氷解外交」 その成果は… ソウル市長は「兄貴のように考えたい」と知事を持ち上げ

2014.8.2 18:00 (7/7ページ)東京都政
繁華街で外国人観光客対応に当たるボランティアにおすすめの店を尋ねる舛添要一知事(右)=7月24日、韓国・ソウル市の観光案内センター

繁華街で外国人観光客対応に当たるボランティアにおすすめの店を尋ねる舛添要一知事(右)=7月24日、韓国・ソウル市の観光案内センター

私は東京の記者会見で、こういう人権を無視するような言動は好ましくない、これは慎むべきである、許し難い行為だと申し上げました」とし、「これは民主主義への挑戦」と全力で対処することを約束した。このとき、鄭議長は「ヘイトスピーチ」という言葉は出していなかったが、舛添知事は意をくみ取ってヘイトスピーチの根絶に言及したとみられる。

 午後も過密スケジュールは続く。ソウル市中心部から南へ約35キロ離れた京畿道庁に場を移し、南景弼(ナム・ギョンピル)道知事と会談した。京畿道内にはセウォル号事故で多くの犠牲者を出した壇園高校があり、冒頭に哀悼の意を述べた後、17年前に京畿道を訪れた際も会ったという道幹部と再開の喜びを語った。また、京畿道は情報通信、自動車、化学工業が盛んで、海外からの投資も多いが、南知事が「規制で投資誘致に限界がある。緩和されれば3倍は誘致できる」と話すと、舛添知事は国が進めている国家戦略特区による規制緩和の話で応じ、「そちらも成果が進んだら教えてほしい」と意見交換を続けていくことで一致。南知事は「政治の話ではなく、経済の話ならよく進む」と笑顔を見せ、舛添知事は朴ソウル市長のときと同様に「ぜひ今度は東京に来てください」と何度も呼びかけた。

≪(下)に続く≫

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南景弼・京畿道知事(右)に、自分のイラストと掲げている政策「東京世界一」と書かれたまんじゅうを贈る舛添要一知事=7月24日、韓国・京畿道庁
セウォル号犠牲者の遺影が並ぶ祭壇を前に線香を上げる舛添要一知事(右)=7月25日、韓国・京畿道安山市の合同焼香所
昔のソウルの街並みを再現した模型を前に、館長(左から2人目)から当時について説明を受ける舛添要一知事=7月24日、韓国・ソウル市のソウル歴史博物館
施設内の電光掲示板に写し出された舛添要一知事を歓迎する言葉や写真。訪韓中の行く先々で見られた=7月24日、ソウル歴史博物館
朴槿恵大統領(右)に迎えられ、握手を交わす舛添要一知事=7月25日、韓国・ソウル市の大統領府(代表撮影)
川の中に空いている「幸運の穴」に向かってコインを投げる舛添要一知事。結局、数回トライしたが一度も入らなかった=7月25日、韓国・ソウル市の清渓川
ソウル市が日本の新聞に掲載した、舛添要一知事の訪韓歓迎を示した全面広告。朴元淳市長のイラストとともに「ともだち」と書かれている=7月23日、韓国・ソウル市のソウル市庁
セウォル号事故犠牲者の冥福を祈り、黄色いリボンを結び付ける舛添要一知事=7月23日、韓国・ソウル市の市庁舎前広場
会談を前に笑顔で握手を交わす舛添要一知事(右)と朴元淳ソウル市長=7月23日、韓国・ソウル市のソウル市庁舎

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