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政治
【舛添知事韓国訪問同行記】(上)近くて遠い国で「氷解外交」 その成果は… ソウル市長は「兄貴のように考えたい」と知事を持ち上げ
私は東京の記者会見で、こういう人権を無視するような言動は好ましくない、これは慎むべきである、許し難い行為だと申し上げました」とし、「これは民主主義への挑戦」と全力で対処することを約束した。このとき、鄭議長は「ヘイトスピーチ」という言葉は出していなかったが、舛添知事は意をくみ取ってヘイトスピーチの根絶に言及したとみられる。
午後も過密スケジュールは続く。ソウル市中心部から南へ約35キロ離れた京畿道庁に場を移し、南景弼(ナム・ギョンピル)道知事と会談した。京畿道内にはセウォル号事故で多くの犠牲者を出した壇園高校があり、冒頭に哀悼の意を述べた後、17年前に京畿道を訪れた際も会ったという道幹部と再開の喜びを語った。また、京畿道は情報通信、自動車、化学工業が盛んで、海外からの投資も多いが、南知事が「規制で投資誘致に限界がある。緩和されれば3倍は誘致できる」と話すと、舛添知事は国が進めている国家戦略特区による規制緩和の話で応じ、「そちらも成果が進んだら教えてほしい」と意見交換を続けていくことで一致。南知事は「政治の話ではなく、経済の話ならよく進む」と笑顔を見せ、舛添知事は朴ソウル市長のときと同様に「ぜひ今度は東京に来てください」と何度も呼びかけた。
≪(下)に続く≫
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