政治【舛添知事韓国訪問同行記】(上)近くて遠い国で「氷解外交」 その成果は… ソウル市長は「兄貴のように考えたい」と知事を持ち上げ+(6/7ページ)(2014.8.2 18:00

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【舛添知事韓国訪問同行記】
(上)近くて遠い国で「氷解外交」 その成果は… ソウル市長は「兄貴のように考えたい」と知事を持ち上げ

2014.8.2 18:00 (6/7ページ)東京都政
繁華街で外国人観光客対応に当たるボランティアにおすすめの店を尋ねる舛添要一知事(右)=7月24日、韓国・ソウル市の観光案内センター

繁華街で外国人観光客対応に当たるボランティアにおすすめの店を尋ねる舛添要一知事(右)=7月24日、韓国・ソウル市の観光案内センター

 続けて休む間もなく、繁華街で“動く観光案内所”として外国人観光客に対応するボランティアたちを視察。ただ、この時間帯は強い雨が降ったり止んだりの状態で、観光案内施設内でのやり取りとなった。100人近くのボランティアが外国人観光客が多い市内12カ所の繁華街で活動しており、日本語、英語、中国語、ロシア語のうち対応可能な言語のバッジを付けているので一目で分かるようになっている。施設内に到着した舛添知事は、ユニホームの赤いポロシャツを着たボランティアの若い男女に「年齢に合ったネクタイが欲しい」と質問すると、地図を示しながら流暢(りゅうちょう)な日本語で「前にある道をまっすぐ進んで3、4分のところにお店があります」などと応じた。この取り組みは困っている外国人観光客が、わざわざ案内施設などに来なくてもすむようにソウル市が始めたもので、舛添知事はさっそく東京五輪に向けて東京でも実現するべく検討を始めることを宣言した。

 午前中3つ目の日程は、韓国に着いてから日程が決まった国会議事堂での鄭義和(チョン・ウィファ)国会議長や韓日友好議連議員との会談だ。鄭議長は「私からあえて一つお願いしたいことがある。東京が中心となって日韓両国の関係において、国民がこれ以上さらに悪化することのないよう、ヘイト(憎しみ)の気持ちを隠してですね、お互いにいい気持ちを持って配慮し合いながら、いい関係になるためには東京が先頭になってリードしていただきたい」と発言。対する舛添知事は「先ほど議長からヘイトスピーチの話がありました。

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南景弼・京畿道知事(右)に、自分のイラストと掲げている政策「東京世界一」と書かれたまんじゅうを贈る舛添要一知事=7月24日、韓国・京畿道庁
セウォル号犠牲者の遺影が並ぶ祭壇を前に線香を上げる舛添要一知事(右)=7月25日、韓国・京畿道安山市の合同焼香所
昔のソウルの街並みを再現した模型を前に、館長(左から2人目)から当時について説明を受ける舛添要一知事=7月24日、韓国・ソウル市のソウル歴史博物館
施設内の電光掲示板に写し出された舛添要一知事を歓迎する言葉や写真。訪韓中の行く先々で見られた=7月24日、ソウル歴史博物館
朴槿恵大統領(右)に迎えられ、握手を交わす舛添要一知事=7月25日、韓国・ソウル市の大統領府(代表撮影)
川の中に空いている「幸運の穴」に向かってコインを投げる舛添要一知事。結局、数回トライしたが一度も入らなかった=7月25日、韓国・ソウル市の清渓川
ソウル市が日本の新聞に掲載した、舛添要一知事の訪韓歓迎を示した全面広告。朴元淳市長のイラストとともに「ともだち」と書かれている=7月23日、韓国・ソウル市のソウル市庁
セウォル号事故犠牲者の冥福を祈り、黄色いリボンを結び付ける舛添要一知事=7月23日、韓国・ソウル市の市庁舎前広場
会談を前に笑顔で握手を交わす舛添要一知事(右)と朴元淳ソウル市長=7月23日、韓国・ソウル市のソウル市庁舎

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