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政治
【舛添知事韓国訪問同行記】(上)近くて遠い国で「氷解外交」 その成果は… ソウル市長は「兄貴のように考えたい」と知事を持ち上げ
ただ、朴市長は、市民団体が平成12年に東京で開催し、昭和天皇を「有罪」と断じた「国際女性戦犯法廷」で検事役を務めた過去を持つ。「日本政府は前向きに被害者の心、気持ちを慰める視点を持つべきだ」として、元慰安婦の女性らに補償すべきだとの考えを示しており、やはり日本に対しては厳しい。舛添知事が思うような関係を築いていけるかは不透明だ。
このぶら下がり取材に前後して、「朴槿恵大統領との会談実現へ」というニュースが日本メディアの間を駆け巡った。すでに舛添知事は訪韓“成功”シナリオを頭に描いていたのだろう。
【7月24日-2日目-】「経済の話ならよく進む」
この日の舛添知事は午前9時から活動をスタート。首都ソウルの歴史、生活史、都市発展史などを展示したソウル歴史博物館を訪れた。北京訪問時に視察した首都博物館、東京の江戸東京博物館とともに日中韓博物館ネットワークの一角を占めており、舛添知事は連携の強化を図っている。案内を担当した館長とは盛んに英語でやり取りしながら館内を回っていたが、日本統治時代のコーナーに来ると互いに言葉は少なめに。館長から「ソウル、ジャパナイズ」と同化政策に関する展示資料を指し示されると、「イエス、イエス」と答えるのみだった。
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