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政治
【舛添知事韓国訪問同行記】(上)近くて遠い国で「氷解外交」 その成果は… ソウル市長は「兄貴のように考えたい」と知事を持ち上げ
「今朝、新聞を読んで一番驚いたのは、こういう素晴らしい一面広告を朴市長に出していただいて、ここに『都知事を歓迎します』というのも書いていただいております。これは全国の日本国民が見ていると思いますので、この優しい顔の朴市長のソウルなら、ぜひ観光に来たいと多くの方が思われると思います」と興奮気味に語った。双方から笑いが起きる和やかなムードの中、舛添知事が2020年東京五輪のピンバッジを贈ると、事前に胸につけていた黄色いリボンのデザインのピンバッジを示し、「これで本当に兄弟のようになりました」と満面の笑みを浮かべた。
その後、大会議室に場所を移し、ソウル市と少子高齢化対策やPM2・5対策など、共通する都市問題に協力して対処したり交流を進めたりする合意書を取り交わした。舛添知事は「東京都民とソウル市民が心を開いて信頼関係を築いていけば、両国間の問題は必ず解決できる」と訴え、「次は朴市長に東京へ来てもらい、互いの関係を築きたい」とラブコールを送った。
宿泊先のホテルに戻ってから行われたぶら下がり取材。舛添知事は実際に訪れての韓国の印象について、「一部の過激な方々が、例えば日本で嫌韓論、韓国嫌いだ、韓国に対するほとんど誹謗(ひぼう)に満ちた言説をなさる。また韓国においても逆のことが起こる。しかし、これはあくまで一部の人の話で、大多数のソウル市民、大多数の東京都民は何とか友好関係を深めたい、交流したいと思っているというふうに確信している。私はこうしてソウルに来て朴市長と話して、その確信を強めた」と鼻息は荒かった。
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