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政治
【舛添知事韓国訪問同行記】(上)近くて遠い国で「氷解外交」 その成果は… ソウル市長は「兄貴のように考えたい」と知事を持ち上げ
【7月23日-1日目-】舛添知事はソウルの「ともだち」
「こういう時期に日本の政治家を呼ぶということはいろいろな批判があるでしょう。それでも『都知事に来てください』とおっしゃるのは、私はそれを多とするし、感謝しますので、それにお応えするということは、必ず良い成果が出ると思っています」
訪韓発表後の定例会見で、日韓関係が冷え込む中、国内からの批判を恐れずに自身を招待した朴ソウル市長に感謝の念を示した舛添知事。出発当日の朝も「とにかく交流することによって、少しでも環境改善につながれば」と関係修復に向けた強い意志を見せ、羽田空港を出発。2時間余りでソウル・金浦空港に降り立った。羽田-沖縄間と所要時間は大きく変わらない。以前から舛添知事が言うように、両都市の距離的な近さを実感する。
ソウル中心部に到着後、休憩もそこそこに行動を開始。喪服に着替えた舛添知事は、韓国旅客船「セウォル号」沈没事故の犠牲者のため、ソウル市庁舎前に設置された合同焼香所で花を手向けた。周囲には、設置されたテントの固定ひもなど、ありとあらゆるところに黄色のリボンが結ばれていた。リボンには犠牲者の冥福を祈る言葉が書かれている。現地ガイドによると、黄色いリボンは戦場に赴いた人が無事に帰還することを望み、木に結んだことが由来とされ、今回の事故では行方不明者が無事に帰ってくることを願う意味で広まったという。舛添知事もリボンに「都民を代表して安らかに」と祈りの言葉を記し、テントのパイプに結び付けた。
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