政治【舛添知事韓国訪問同行記】(上)近くて遠い国で「氷解外交」 その成果は… ソウル市長は「兄貴のように考えたい」と知事を持ち上げ+(1/7ページ)(2014.8.2 18:00

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【舛添知事韓国訪問同行記】
(上)近くて遠い国で「氷解外交」 その成果は… ソウル市長は「兄貴のように考えたい」と知事を持ち上げ

2014.8.2 18:00 (1/7ページ)東京都政
繁華街で外国人観光客対応に当たるボランティアにおすすめの店を尋ねる舛添要一知事(右)=7月24日、韓国・ソウル市の観光案内センター

繁華街で外国人観光客対応に当たるボランティアにおすすめの店を尋ねる舛添要一知事(右)=7月24日、韓国・ソウル市の観光案内センター

 政治的な対立から、日本にとって近くて遠い国といわれる韓国の首都、ソウル。東京都の舛添要一知事は7月23~25日、都市外交を進めるためソウル市を訪れた。4月の中国・北京に続き、初の本格的な外遊となった。2泊3日の日程中には、招待主の朴元淳(パク・ウォンスン)・ソウル市長だけでなく、朴槿恵(パク・クネ)大統領との会談も実現。安倍晋三首相の関係改善に向けたメッセージの伝達に加え、都内でのヘイトスピーチ撲滅や韓国人学校建設協力の約束など、「凍(い)てついた関係を暖かい太陽で溶かす」(舛添知事)ことに注力した訪問となった。

 ただ、現地での「低姿勢」に終始した言動は一部から批判の対象にもなった。都庁には1万3千件以上(8月1日現在)もの意見が寄せられ、うち大半が「反日感情の強い韓国と付き合う必要はない」「なぜ地方自治体の首長が外交をするのか」などの批判で、ネット上ではリコール(解職請求)が呼びかけられる事態にまで発展している。平成24年に石原慎太郎元知事が尖閣諸島(沖縄県石垣市)の購入を表明したときに寄せられた意見数は発言から約2週間で4346件だったことを考えると、都民や国民からの関心が極めて高いことがうかがえる。果たして今回の訪韓は毒となるか薬となるか、舛添知事に同行した3日間を振り返ってみた。(福田涼太郎)

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南景弼・京畿道知事(右)に、自分のイラストと掲げている政策「東京世界一」と書かれたまんじゅうを贈る舛添要一知事=7月24日、韓国・京畿道庁
セウォル号犠牲者の遺影が並ぶ祭壇を前に線香を上げる舛添要一知事(右)=7月25日、韓国・京畿道安山市の合同焼香所
昔のソウルの街並みを再現した模型を前に、館長(左から2人目)から当時について説明を受ける舛添要一知事=7月24日、韓国・ソウル市のソウル歴史博物館
施設内の電光掲示板に写し出された舛添要一知事を歓迎する言葉や写真。訪韓中の行く先々で見られた=7月24日、ソウル歴史博物館
朴槿恵大統領(右)に迎えられ、握手を交わす舛添要一知事=7月25日、韓国・ソウル市の大統領府(代表撮影)
川の中に空いている「幸運の穴」に向かってコインを投げる舛添要一知事。結局、数回トライしたが一度も入らなかった=7月25日、韓国・ソウル市の清渓川
ソウル市が日本の新聞に掲載した、舛添要一知事の訪韓歓迎を示した全面広告。朴元淳市長のイラストとともに「ともだち」と書かれている=7月23日、韓国・ソウル市のソウル市庁
セウォル号事故犠牲者の冥福を祈り、黄色いリボンを結び付ける舛添要一知事=7月23日、韓国・ソウル市の市庁舎前広場
会談を前に笑顔で握手を交わす舛添要一知事(右)と朴元淳ソウル市長=7月23日、韓国・ソウル市のソウル市庁舎

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