2014.08.02 Sat posted at 15:44 JST
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(CNN) アフリカ東部のインド洋上に浮かぶセーシェルは2日までに、アフリカ西部で深刻化するエボラ出血熱の流行を受け、サッカーのアフリカ選手権予選の試合のためセーシェルを訪れる予定だったシエラレオネ代表選手の入国を禁止したと発表した。
エボラ出血熱の感染はシエラレオネの他、ギニアとリベリア、ナイジェリアで判明。最大の被害が出ているとみられるシエラレオネでは少なくとも525件の感染例が起き、死者は224人となった。同国では感染阻止のため公共衛生での非常事態宣言も発令された。
世界保健機関(WHO)はエボラ出血熱の感染としては最悪規模と警戒を強めている。
シエラレオネの選手は1日、ケニアのナイロビ空港でセーシェル行きの便への搭乗を拒否されたという。同国のサッカー連盟首脳はCNNの取材に、政府の助言に従い首都ビクトリアでの試合を放棄ぜざるを得なかったと述べた。
セーシェルの保健省は試合の無期限延期を助言したが、入管当局はシエラレオネ選手の入国禁止を決定したとしている。同首脳はセーシェルの衛生上の利益を守る当局の決定は尊重すると述べた。
試合放棄でセーシェルの来年開催の選手権本大会への出場はほぼ望み薄となった。
アフリカ西部諸国でのエボラ出血熱の感染はギニアで最初に発覚。今年3月以降では、確認された感染例は疑い例も含め1300件以上となっている。
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