今月本格デビューするK−POPのガールズグループが、「反日」ミュージックビデオを世界に発信していることが発覚した。華やかに歌う女性の背景に、「ジャップ」や「ニップ」といった日本人の差別用語を使用した英字新聞が使われているのだ。原爆投下を賛美するような内容も含まれており、許しがたい国辱行為だ。
問題のビデオは4人組の「Red Velvet(レッド・ベルベット)」が歌う「Happiness」。少女時代が所属する韓国の大手芸能事務所・SMエンタテインメントが約2年ぶりに送り出す新人グループで、CDデビューに先駆けてミュージックビデオを公開した。
動画サイト「ユーチューブ」では全3分46秒のビデオが無料公開されているが、問題は34秒あたりから一瞬、登場する画面。メンバーの女性の背景に米国の新聞を思わせる切り抜きがちりばめられ、「ジャップが原爆でやられた」「連合国はジャップのヒロヒト(=昭和天皇)に服従しなければならないと告げた」などといった見出しが躍っている。
韓流ライターは、「日本では今も少女時代や東方神起の宣伝に力を入れている事務所だけに、このような表現は信じられない。一方で、K−POPは最近、市場を中国に求めており、ますます日本のファン離れが加速するのではないか」と話す。日本の原爆忌や終戦記念日を控えた時期に合わせた“蛮行”は、退潮傾向にある韓流ブームにとどめを刺す一撃となる可能性もある。