こんにちは金沢です。
Q「私って眼瞼下垂なんですか?それとも眼瞼けいれんなんですか?」
Answer:
両方でしょう。
と答えることが多いです。
眼瞼下垂症と眼瞼けいれんは同時に併存できる概念です。
従って両者を線引きすることもできません。
「眼瞼下垂の要素がおおきい」
とか
「けいれんの要素が強い」
といった表現をします。
ややこしい話ですが、
眼瞼下垂が眼瞼けいれんを悪化させることもあります。
これは前回の話で、ミュラー筋負荷が閉瞼筋群の緊張を強めるというものでした。
一方、眼瞼下垂によって前頭筋の力が代償性に強まっているヒトは眉毛挙上により眼瞼けいれんによる症状が軽くなっていることもあります。
このようなヒトは下垂の手術をすると眼瞼けいれんの症状が悪化します。
術後にしかめつらになったヒトはこれに入ります。
そういう意味では眼瞼下垂症手術後におでこの力(前頭筋)が抜けてしわがとれるというのは、
必ずしもすべてのヒトにとって、歓迎すべきことではないことが分かります。
おでこの力が抜けすぎないように挙筋腱膜の前転は極力最低限にを心がけています。
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