(cache) 子ども約千人にエックス線撮影 広島・長崎、無用の被ばく - 47NEWS(よんななニュース)
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  • 子ども約千人にエックス線撮影 広島・長崎、無用の被ばく


     グルーリック教授の著作に掲載された広島の8歳男児の左手のエックス線写真。「1947年8月撮影」とされる(Radiographic Atlas of Skeletal Development of the Hand and Wristから)

     広島、長崎で1947年9月、米スタンフォード大のウィリアム・グルーリック教授(解剖学)が小学生ら約千人を対象に関節のエックス線撮影をしていたことが1日、米科学アカデミー・研究評議会(NAS・NRC)や米エネルギー省核実験公文書館が所蔵する文書で判明した。

     エックス線撮影は、治療の目的ではなく、原爆の放射線が子どもの成長に及ぼす影響を調べる研究の予備調査として実施された。実際の被ばく線量は不明だが、被爆児、比較対照群の被爆していない子を巻き込んだ「無用の被ばく」だった。

      【共同通信】