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01 Aug 2014 22:13
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三鷹ストーカー殺人初公判 遺体写真まであった被告の鬼畜素顔

「娘の名誉を汚し、肉体的にも殺害して画像を広めた。反省の色が感じられず、むしろ達成感を感じている。(被害者が)1人の殺人で極刑は厳しいというこれまでの経験値は、この事件ではあり得ない。最高刑の死刑を求めます」

 昨年10月に高校3年生の女子生徒(当時18)が刺殺された「三鷹女子高生ストーカー殺人事件」は社会に大きな衝撃を与えた。7月23日、その裁判員裁判に出廷した被害者の父親はこう声を絞り出した。

 だが、法廷で不敵な笑みを浮かべた池永チャールストーマス被告(22)は、一言の謝罪も口にしなかった。

「(遺族が)苦しんでいると想像できるが共感はできない。申し訳ないという気持ちは、抱いていません」

 検察側の冒頭陳述によると、池永被告は2011年夏にネットを通じて女子生徒と知り合い、1年ほど交際した。だが、女子生徒が別れ話を持ち出すと、被告は交際中に撮影した女子生徒の裸の写真をネットに流出させると脅迫し、後に公開。事件は「リベンジポルノ」という言葉が広まるきっかけにもなった。

 検察側は、計画性についても言及。事件の3カ月前から殺害を計画しており、「15~20秒で殺す」などと手帳に書き留めていた。また、友人を被害者に見立て、「殺害の予行演習」も行っていたという。

 公判には、被告の母親も出廷。驚くべき証言をした。

「『こんな罪を犯したんだ』と殺害直後の遺体画像を私に見せ、『リベンジポルノという言葉は俺が広めた』と自慢げに言っていた」

 裸の写真だけではなく、殺害後の写真まで撮っていたというのだ。もはや、正気の沙汰ではない。

 被告人質問で、わいせつ画像をネット上に拡散させた理由を問われると、池永被告は、歪んだ自意識をこうあらわにした。

「半永久的に画像を残すことができ、かなり話題になると思った。(理想の)彼女と交際したことを、大衆にひけらかしたかった」

 聞いているだけで胸が締め付けられるような被告の身勝手な言動に対し、父親は無念の思いをにじませた。

「事件当日の午前中、娘に『私が殺されたら、パパどうする?』と聞かれたから『どんな方法を使ってでも敵をとる』と話した。結婚13年目にできた娘で私たちの希望で光だった」

 はたして、量刑はどうなるのか。板倉宏・日大名誉教授(刑法)が語る。  

「裁判官なら無期懲役にするが、本件は裁判員裁判で、より一般人の感情を反映するはずです。『リベンジポルノ』という行為が社会にもたらした影響や、反省の弁が一切なく理解に苦しむ点からも、死刑もやむを得ないかもしれません」

 注目の判決は、8月1日に下される。

(本誌・牧野めぐみ)

週刊朝日 2014年8月8日号

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