今年は特撮怪獣映画「ゴジラ」の第1作が登場し60年。7月25日に米ハリウッド発の大作映画「GODZILLA(ゴジラ)」が日本でも公開された。初めの3日間で延べ46万人が劇場に足を運んだという。
「ゴジラだ、かっこいい」――。東京・六本木の東京ミッドタウンの芝生広場に高さ6.6メートルのゴジラ像がお目見え、夏休みを迎えた子どもたちでにぎわっている。GODZILLA公開に併せて設置された像で、外国人観光客らにも人気だ。日が暮れると、光とミストによる演出で訪れた人を楽しませる。
「ゴジラは元祖クールジャパンだ」と、「ゴジラと日の丸」の著作もある片山杜秀・慶応大学法学部教授は語る。ゴジラを筆頭に東宝が1950年代以降に製作した一連の特撮怪獣映画は、米国を中心に輸出され、世界各地に多くのファンを持つ。ハリウッド版GODZILLAは5月以降、日本以外に62カ国・地域で公開、すでに500億円超を稼いだ。クールジャパンのキラーコンテンツを「ハリウッド上が手にビジネスに生かしている」と片山教授は苦笑いする。
今回のGODZILLAはコンピューターグラフィックスを駆使し、娯楽性の高いダイナミックなつくり。そのなかに、東日本大震災を連想させる原発事故や津波など社会性の高いテーマを盛り込んだ。核の恐怖や科学万能主義に対する警鐘という60年前の第1作への原点回帰でもある。
一方、日本では2004年のシリーズ第28作「ゴジラFINAL WARS」以来、ゴジラ映画は作られていない。「日本では熱心なファンが各世代にいるだけに、どんどん製作するのが難しくなっているのではないか」(片山教授)。そんな日本の状況をよそに、ハリウッド版の続編を待ち望む世界のファンは少なくない。
(映像報道部 中野圭介)
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今年は特撮怪獣映画「ゴジラ」の第1作が登場し60年。7月25日に米ハリウッド発の大作映画「GODZILLA(ゴジラ)」が日本でも公開された。初めの3日間で延べ46万人が劇場に足を運んだという。
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