2014年8月1日19時31分
アルバイトに対し、社員並みの厳しいノルマや重労働を強いる企業に対抗するため、大学生ら約20人が労働組合「ブラックバイトユニオン」を結成し、1日に都内で記者会見を開いた。学生間で情報を共有し、企業との団体交渉にも臨む。
都内の大学に通う組合員の男性(21)は、バイト先のアパレルメーカーで、希望を超えるシフト勤務を強いられ、多いときには週70時間も働いた。会社から「代わりを探さないと交代できない」と言われ、授業に出席できず、単位を落とした。ユニオン共同代表の佐藤学さん(27)は「バイトの収入なしでは生活できない学生の事情につけこむ企業が多い」と指摘する。
組合費は月300円で、学生でなくても入れる。3日午後1~4時に、弁護士らでつくるブラック企業対策プロジェクトと合同で電話相談(0120・987・215)を受ける。
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朝日新聞社会部
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