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アイマスPにインタビューその5 『アイマス』プレイステーション ストアカード&Music Unlimited企画担当者
公開日時:2014-08-02 00:00:00
SCEJAにも筋金入りのアイマスPがいた!†
皆さんこんにちは、北口徒歩2分(にふんP)です。先日発売された、『アイドルマスター』(以下、『アイマス』)仕様のプレイステーション ストアカード(以下、PS Storeカード)、もう購入されましたでしょうか? このPS Storeカードの絵柄は、じつは週刊ファミ通2014年5月22日号の表紙と同じものなんです。もともとそういった形で作られるという話は聞いていたので、カードがどんなデキになるのか楽しみにしていたのですが、先日インタビューを受けていただいた大網株式会社の木戸さんから、PS Storeカードの担当者の話を聞き、その方がガチの『アイマス』Pであることが判明! しかも、今年AnimeJapan 2014で行われた、ヘッドマウントディスプレイの『アイマス』企画の関係者さんにもお会いすることができました。というわけで、今回はソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア(以下、SCEJA)で『アイマス』のPS Storeカードを制作した大久保 敦宜(おおくぼ あつのり)さんと、ヘッドマウントディスプレイ企画に携わった長坂 剛(ながさか ごう)さんに、いろいろとお伺いしました。
※『アイマス』PS Storeカード
※『アイマス』ヘッドマウントディスプレイ企画
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▲写真左の長坂さんは、ソニーの定額制音楽配信サービス“Music Unlimited”に携わる。また、写真右の大久保さんは、PS Store関連の事業を担当。 |
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▲『アイマス』のPS Storeカード。 |
娘が「律子になりたい」って言うんです†
北口 まず、なぜおふたりは『アイマス』出会ってしまったのでしょうか?
大久保 “出会ってしまった”って(笑)。出会いのときに遡ると、2006年ごろになりますね。アーケードのころから知ってはいたんですが、ニコニコ動画にいろいろと動画が上がっていて、それを観たのが最初でした。家庭用が出ていることも知ってはいたものの、プレイはしていなくて。
北口 そのときは、まだ“こっち側”ではなかったわけですか(笑)。
大久保 そうですね。ニコニコ動画が流行っていたので、そのひとつのコンテンツとして『アイマス』を観ていました。
北口 “とかち”(※1)とかが流行っていたころですかね。
※1……亜美がワルキューレの兜をかぶり、『エージェント夜を往く』を歌っている動画。“溶かし尽くして”が“とかちつくして”に聞こえることから。
大久保 そうですそうです。『GO MY WAY!!』が人気だったりとか。つぎに『アイマス』と出会ったのは、そこからだいぶ時間が経ちまして、2012年ですね。友人の家で、『アニマス』(テレビアニメ版『アイドルマスター』)を観まして。それがちょうど第21話で、小鳥さんがバーで『花』を歌う回だったんですよ。で、「歌うまいなぁ~」と思いまして。
北口 こりゃすげえなと。
大久保 そうなんです。僕はもともと音楽自体が好きで、『アイマス』もそういった観点から注目していたんです。それで、いままで以上に『アイマス』に興味を持つようになり、アニメを全部観てみたんです。これがプロデューサー化への第1ステップでした。
北口 そのときは小鳥さんが好きだったんですね。
大久保 はい。全話通して観てですね……。いやー……響かわいいな~~~~と。
北口 浅葱色(※2)に染まった(笑)
※2……765プロのアイドルたちは、それぞれイメージカラーが決まっている。浅葱色は響のイメージカラー。
大久保 そこから、CDを聞いたりしている中で、プロデューサーとしてもう1ステップ進んだできごとがあったんです。それは、7周年ライブのBlu-rayを観たことですね。それまでに、洋楽の海外アーティストのライブやクラブには、数え切れないほど行っていました。でも、『アイマス』のライブはそれらとはまったく違ったんです。「このおもしろそうなイベント、一体なんなんだ!?」と。
北口 確かに、ちょっと特殊ではありますよね。
大久保 サイリュームを振って応援するといった文化が自分の中にまったくなかったので、とても新鮮だったんです。そうやって『アイマス』のコンテンツにのめり込んでいく中で『アイドルマスター ミリオンライブ!』が始まって、じゃあやってみようと。その流れで『THE IDOLM@STER LIVE THE@TER PERFORMANCE』というCDシリーズも発売されて、そういうものももちろん買っていたわけです。で、そうこうしているあいだに8周年のツアーがやって来まして、念願の初参戦が叶いまして。
北口 会場はどちらに行かれたんですか?
大久保 幕張でしたね。そのとき、ライブで『自分REST@RT』が流れたじゃないですか。もう、イントロが聞こえてきた瞬間にいろいろなことを思い出してしまって号泣ですよ(笑)。しかも、そのときって『ワンフォーオール』が発表されたタイミングじゃないですか。
北口 そうでしたね~。
大久保 その発表された瞬間だけ、仕事モードになっちゃいましたね。終わった後で当社の営業担当にすぐ連絡して、「きっと『ワンフォーオール』はDLCコンテンツも出たりするから、何かあったらすぐ連絡をくれ」と伝えました。
北口 そのときはもう完全に響Pだったんですか?
大久保 もちろんです。劇場版『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』の舞台挨拶も、沼倉さんと響が見たいがために沖縄まで行っちゃいましたし。
北口 完全なぬーさん推し(笑)。
大久保 映画は7回ほど観ましたが、あの沖縄は貴重な体験でした。私がそもそも無類の旅行好きですし、『アイマス』のイベントを沖縄でやること自体が初で、しかも、設定上で沖縄出身の響を演じている、沼倉さんが出演されるわけじゃないですか。「こりゃ行くしかねえ」と。
北口 間違いないです。
大久保 で、実際に行ってみたら、まず席が最前列なんですよ。これだけでもうれしいのに、しかもドセンターだったんです。だから、完全に視線の真ん中に沼倉さんがずーーっと立ってるわけで、「この沖縄の地でこの席を引く俺すげえ」と(笑)。舞台挨拶も、とてもいいことをおっしゃっていて感動しましたし。
北口 “ぬーさん分”を堪能したと(笑)。
大久保 “沖縄分”を含めて堪能しましたね~。あの舞台挨拶は2月8日で、確かそのあたりは東京で大雪が降ったんです。「飛行機が飛ぶのか!?」とプロデューサーたちが焦っていたりして、そういうこともあって思い出深いです。また沖縄でイベントをやっていただきたいですね(笑)。
北口 なるほど(笑)。大久保さんのプロデューサーぶりがわかったところで、つぎは長坂さんと『アイマス』の馴れ初めを教えていただけますか?
長坂 はい。私はアーケード時代から『アイマス』をプレイしていました。というのも、当時ゲームセンターで『三国志大戦』というタイトルが稼動していまして……。
北口 お~。僕や木戸さんと同じパターンのやつですね(笑)。
長坂 『三国志大戦』には、そこそこいいクルマが買えるくらいにはお金を使いましたね~。
北口 やりこみ勢じゃないですか!
長坂 そうなんです(笑)。『三国志大戦』は当時人気がすごくて、待ち時間が長かったですよね。そんなときにゲームセンターの中を見回していたら、『アイマス』が置いてありまして。ちょっと気になるのでやってみようと。
北口 最初はどのアイドルを選んだんですか?
長坂 真ですね。律子とどちらにしようか、非常に悩んだんですが、最終的にはフィーリングで真を選びました。そうしたら、真というキャラクターに完全にやられてしまって、そこからはもうずっと真ひと筋です。
北口 筋金入りの真Pなんですね。
長坂 家庭用はやらなかったんですが、アーケード版はクリアーまでやっていましたね。ただ、私も大久保 といっしょで、最初の出会いからつぎの出会いまでは少し時間が空いたんです。ちょこちょことニコニコ動画などでは『アイマス』を追っていましたが、本格的に『アイマス』を再開するようになったのは、プレイステーション3版の『アイマス2』からでした。『アイマス2』は、全キャラクターのエンディングを観ましたね。
北口 それはすごい! 生粋のPになったわけですね。
長坂 『アイマス2』と『アニマス』でトドメを刺された感じでしたね。私はもともとアニメが大好きで、自主制作アニメを作っていたくらいだったんです。ですから『アニマス』にも期待していて、のめり込むように観ましたね。再放送だったり、録画したものをいまでもたまに観ることがあるんですが、『アイマス』の曲を聴くと、うちの娘が踊りだすんです(笑)。
北口 微笑ましい(笑)。娘さんはおいくつなんですか?
長坂 いま3歳です。マイクのおもちゃを持って踊って。
大久保 娘さんは律子が好きなんだよね?
長坂 「将来何になりたいの?」って聞くと「りつこになる!」って言うんです(笑)。
北口 「ウルトラマンになりたい」みたいな話はよく聞きますけど、ウルトラマンとか仮面ライダーと同じような土俵で“律子”っていう言葉が出てくるのが感慨深いなあ(笑)。
長坂 しかも、僕がどれだけ真のすばらしさを語っても、律子派からぶれないですからね。
北口 あはは(笑)。でも、長坂さんが真と迷った律子を選ぶあたり、血は争えない感じはしますよね。
長坂 言われてみれば、そうかもしれませんね(笑)。
北口 ちなみに、アニメでお気に入りの回はありますか?
長坂 真が主役の回(17話)ももちろん好きなのですが、やっぱり泣いたのは千早の回(20話)ですね。あそこはもう号泣してしまって……。
大久保 みんなそうだよ(しみじみ)。
北口 そりゃ泣きますよっていう。
長坂 私、さいたまスーパーアリーナ(※3)が『アイマス』のライブ初参加だったんですよ。アニメライブのフェスで『アイマス』の方たちが混ざっているというようなものは観たことがあったんですが、『アイマス』単独というとあれが初めてで。
※3……2014年2月22日と23日にさいたまスーパーアリーナで行われた、『THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!2014』のこと。
北口 いかがでした?
長坂 やっぱり、今井麻美さんの『約束』を聴いたら泣いてしまいましたね。まわりの人たちも号泣していて……汗なのか涙なのか、よくわからない状態でした。
大久保 『アニマス』って、ライブも売りのひとつじゃないですか。たとえば、『自分REST@RT』のシーン(13話)とか。劇場版の『M@STERPIECE』も、どんだけカメラをぶん回すんだぐらいの感じで、あの演出はすごいなと。あれを見てからのさいたまスーパーアリーナだったので、それをキャストの方々が完璧に再現しているというのも感慨深かったです。つくづく、本当にすごいライブだったなと思いますね。
北口 さいたまスーパーアリーナは、ひとつの“集大成感”がありましたよね。
大久保 そうですね。『シンデレラガールズ』と『ミリオンライブ!』のメンバーも出演して。
北口 しかも、『アイドルマスター ディアリースターズ』からは戸松遥さん(日高愛役)も来ちゃって。
大久保 あれは2日目でしたっけ?
長坂 そうです。ビックリしましたね~。
大久保 それぞれのシリーズを代表するキャストが4人揃ったんですもんね。
北口 しかも、最後に戸松遥さんが「ディアリースターズでした!」って言って帰っていって。
大久保 『ディアリースターズ』勢にはとくにたまらなかったでしょうね~。
長坂 さいたまスーパーアリーナと言えば、私は、あそこで初めて『自転車』を生で聴いて。
大久保 僕もそうでした。
長坂 あれはよかったですよね~。大感動でした。
大久保 真Pとしては外せないよね(笑)。
北口 「好きだーーー!」つって。
長坂 大絶叫しましたね。
北口 ちなみに、大久保さんは響の歌の中ではどれがいちばん好きですか?
大久保 響って、カッコいい曲もかわいい曲も、どっちも歌えるじゃないですか。それぞれのよさがあるというか。で、いちばん好きという意味では『Next Life』。あとは最近だとやっぱり『Rebellion』ですかね。完成度が非常に高いなと。
北口 沼倉さんのリベリオン、略してヌベリオンと言われているアレですね。
大久保 この2曲は、カッコいい系ではすばらしいです。かわいい系では、『ぷちます!』の『しあわせのレシピ』。 ヤバいです。
北口 あ~~~。アレ聴いてると、とろけてきますよね。
大久保 いやもう本当に。これね~~~、大阪(※4)で歌ってくれないかな~と期待しているんですよ。
※4……アイドルマスター9周年ライブ、 “THE IDOLM@STER 9th ANNIVERSARY WE ARE M@STERPIECE”の大阪公演のこと。大阪公演は2014年8月2日、3日に開催。
北口 ワンチャンありますね。
大久保 歌ってくれたら、僕はたぶん死にます。真顔で。
長坂 固まっちゃうんですね(笑)。
プロデューサーの夢が実現したヘッドマウントディスプレイ企画†
北口 さて、『アイマス』に過剰なまでの愛情を注ぎ込んできたおふたりですけれども、『アイマス』を仕事にしちゃったわけですよね。まずは、長坂さんのヘッドマウントディスプレイ企画のお話から教えていただけますか?
長坂 そもそも、SCEJAというかソニーグループの中で、アニメやゲームに造詣が深い者が集まっているコミュニティがありまして。
大久保 “アニメやゲームに造詣が深い”って、いい感じで言ったよね(笑)。まあ、言っちゃえばオタクの集まりなんですけど、僕もそこに属しているんです。
北口 へぇ~。いろいろな人が集まっているんですね。
長坂 そこに属している人たちは、アニメなどに関わる商品を展開するときに、相談を受けたりするんです。
大久保 会社に認められている組織でもなんでもないので、完全に非公式な集まりなんですよ本来は。でも、誰かが何かの拍子に、そういう集まりがあることを知って……。
長坂 相談するなら彼らがいいよ、みたいな感じで……。
北口 サークル作ってたら公式になっちゃった、みたいな。
長坂 で、自分もメンバーの一員であるそのコミュニティが、ソニーのヘッドマウントディスプレイチームから相談を受けたんです。「アニメとかが好きな層にヘッドマウントディスプレイをアピールしたい。アニメを“観る”から“体験する”へをテーマに、ヘッドマウントディスプレイ(2013年11月23日に発売された“HMZ-T3W”)にプロトタイプのヘッドトラッカー(※5)を搭載して、360度見渡し可能な映像空間の体験を“AnimeJapan 2014”に参考出展したいんだけど、どんなコンテンツでどういうことをやるのがいいかな?」と聞かれて。
※5……ヘッドトラッカーが感知した情報を、ヘッドマウントディスプレイとつないだスマートフォン上のアプリに反映することで、頭の向きに合わせて見える景色をそのままヘッドマウントディスプレイの大画面上に映し出すことができる。
北口 ほうほう。
長坂 ここで本業の話になるんですが、私は“Music Unlimited”という定額制音楽配信サービスを担当しています。Music UnlimitedはSENアカウント(※6)を取得していれば利用できる音楽サービスで、30日間980円をお支払いいただくことで、PC、スマートフォン、プレイステーション3、プレイステーション Vitaなどの機器で、2000万曲以上をお聴きいただけます。
※6……Sony Entertainment Networkアカウントの略称。PS Storeなどのサービスを利用するために必要。
北口 しかもいまなら30日間無料という。
長坂 よくご存知で(笑)。で、“Music Unlimited”とヘッドマウントディスプレイをアピールするために考えたのが、ライブを観られたらいいんじゃないかということだったんですね。ソニーのヘッドマウントディスプレイチームとソニーミュージックコミュニケーションズで、ライブの360度撮影とコンテンツ化のスキームを開発しており、それを紹介されたので、これを使うことになりました。AnimeJapan 2014は土日の2日間開催だったのですが、土曜日に開催したアニソンライブを360度撮影できるカメラであらかじめ撮っておく。それで日曜日にソニーのヘッドマウントディスプレイの展示ブースに来たお客様が、そのライブを360度の映像で楽しめたらおもしろいんじゃないかと思いまして。きちんと調べてはいませんが、前日の映像を即座に360度の映像で観られるのって、恐らく世界でもあまり類を見ない取り組みだと思います。それはおもしろいとヘッドマウントディスプレイのチームも納得してくれて、すぐに準備に取り掛かることになりました。ただ、私にはもうひとつ、やらねばならない使命がありまして……。
北口 それはもちろん……。
長坂 プロデューサー業務です(笑)。アニメやゲームの中に飛び込んで、まわりをキャラクターが動きまわっていて、それを360度見回せたら絶対に楽しいという意見が、このアニメ好きコミュニティの中で出ていたんです。ではどのコンテンツがいいかという話になったんですが、この議論は盛り上がりましたね。私はもちろん『アイドルマスター』を推し続けたんですが、ほかのコンテンツが好きな人も多かったので。
北口 そんななかで、最終的に『アイマス』になった決め手はなんだったのでしょう?
長坂 『ワンフォーオール』のPVで、プロデューサーが事務所の中に入っていく映像があったじゃないですか。あれを観たときに思ったんですよね。「この中に入りたい!」って。
北口 プロデューサー陣の夢ですね。
長坂 だからそのPVをヘッドマウントディスプレイのチームに見せて、「この中に入りたいんです! 765プロの事務所の中を再現したら、きっと話題にもなりますし、満足もしてもらえます!」ってプレゼンしたんですよ。そうしたら、私の熱意が通じたのか、ヘッドマウントディスプレイのチームが『アイマス』を選択し、『アニマス』に携わっているソニーグループのアニプレックス経由でバンダイナムコゲームスさんにこの提案を相談したところ、おもしろいと言っていただけまして、実現できることになりました。
北口 長坂さんの熱量のたまものと(笑)。ちなみに、あそこで使われていた映像は、ゲームそのままなんですか?
長坂 いえ、専用に作っていただきました。
北口 なるほど。アレンジが加わっているんですよね。アレ、すごいですよね。765プロの天井や床まで見られて。ふだん、なかなか見られないじゃないですか。
長坂 おかげ様で皆さんに喜んでいただけました。
大久保 会場では、プロデューサーたちがメチャクチャ並んでましたからね。僕も社内で開発機を体験させてもらいましたが、キャラが動いているのが楽しくてしかたがなかったですね。まあ、響ばかり観ていたんですけど。
北口 それ、響固定カメラでいいじゃないですか(笑)。
大久保 完全にね、観かたを間違ってますね。
北口 それにしても、あれはソニーさんのHMZシリーズというヘッドマウントディスプレイのすばらしさと、アイドルマスターというコンテンツのすばらしさが合わさった見事な企画でしたよね。
アイドルたちはPS Storeカードの広告塔†
北口 大久保さんはPS Storeの運営に携わる中で、なぜ『アイマス』のカードを作ろうと思ったんですか?
大久保 それはもちろん、長坂といっしょで『アイマス』が好きだったからです(笑)。『アイマス』を何か仕事に絡められないかと思っていたんですね。で、何ができるかと考えたときに、PS Storeカードというものをうちの部署で作っていると。通常販売しているものはシンプルな絵柄なのですが、『アイマス』のようにゲームの絵柄が入ったものをいくつも作ったことがあったので、だったら『アイマス』でも作りたいと思ったんです。そもそも、『アイマス』はDLCが多数リリースされるので、PS Storeでお買い物をしていただく機会も多いですし、そう考えればPS Storeカードとの相性もいいだろうと。
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▲左はPS Storeカード。ゲームやビデオ、ダウンロードコンテンツなどを購入するために、自分のウォレット(PS Store上のサイフ)へとチャージ(入金)できる。右はPlayStation Plus(以下、PS Plus)の利用権を購入するためのカード。 |
北口 確かにおっしゃる通りです。
大久保 ただ、企画を立案した段階では、すでに『ワンフォーオール』の発売に合わせるのは難しい状況でした。もともと何らかのダウンロードコンテンツのときに合わせようということを考えていたので、今回のカタログ第3弾に合わせた発売になったんです。ただ……この企画の資料をバンダイナムコゲームスさんに持っていったときに、ひとつ問題が起きまして。
北口 問題? いったい何が……。
大久保 パワーポイントの資料を作って持っていくにあたり、資料1枚ごとにアイドルの絵を入れていったんです。最初は春香を入れて、千早、美希と入れていったんですが、4人目に響を入れていまして……。
北口 ほうほう……。
大久保 会議の場に、「なんでこの順番で響なんだ?」というムードが漂いましたね。それでもう少し資料をめくって、僕が作った『アイマス』のPS Storeカードのサンプルが掲載されているページになりました。13人のアイドルが勢揃いしているバージョンなどいくつか作ったのですが、その中の1枚に、響ひとりだけのバージョンがありまして。
北口 ほうほうほう……。
大久保 それでバレましたよね。「響Pですね?」って。
北口 ぜんぜん事件でも何でもないし、そもそも狙って響のイラストを入れてるじゃないですか(笑)。
大久保 まあ、そうなんですけど(笑)。でも、描き下ろしていただいたこのイラストが本当にすばらしくて、しかもファミ通さんといっしょっていうのもいいなと。
北口 このイラスト、本当にいいですよね。イラストを観せていただいたときに、「これは勝った」と思いましたもん。
大久保 このイラスト、何がすばらしいか言っていいですか?
北口 どうぞどうぞ。
大久保 これね、うちの響が最前列なんですよ。
北口 あ~~~~確かに!
大久保 なぜなのかは、田宮さん(※7)のみぞ知るところだと思うんですけど。
※7……『アイドルマスター』シリーズのイラストやキャラクターデザインを務める田宮清高氏。
北口 響の背が小さいからじゃないですか?
大久保 置きやすかったんですかね。
長坂 私の真はここ(左奥)なんですが。
北口 僕の貴音もここ(右奥)ですからね。
長坂 まあ、我々の言うことを全部叶えてたら、全員センターになっちゃいますけど(笑)。
北口 今回は大久保さんの熱意が伝わったということで(笑)。それでですね、そもそもPS Storeカードというのは本来どういった目的で販売されているのか、というところをうかがいたいのですが。
大久保 このカードはもともと、PSN(PlayStation Network)カードと呼ばれていました。ですが、今年の6月にブランド変更がありまして、現在はPS Storeカードという名前になっています。それにともなってカードのデザインも変え、プレイステーション ストアと青いバッグのアイコンを全面に出す形になりました。PSNカードのほうもまだ市場にあり、もちろん使うこともできますが、いまはPS Storeカードのみを製造しています。また、これとは別に“PlayStation Plus”というサービスの料金を支払うための“PlayStation Plus カード”というものもあります。
北口 PS Plusは、PS4でオンラインプレイをやるときに必須になるサービスですね。
大久保 そうですね。PS Plusは月額課金制で、たくさんのサービスを提供しています。毎月こちらで選定したゲームを無料で遊んでいただけるようなものがあったり、PS4のオンラインプレイにも必須になってきます。また、セーブデータをネットワーク上にアップロードできる機能もありますね。
北口 セーブデータを保存しておけるのはうれしいですよね。
大久保 それ以外にも、PS Storeで買い物をする際に、PlayStation Plus会員のみがディスカウントされるようなサービスも実施しています。今後、お客様の要望に応えていけるサービスをさらに実装していきたいと思っています。
北口 それで、クレジットカード以外でPlayStation Plusの月額利用料を支払いたい人が、このカードを使うと。
大久保 そうですね。PlayStation Plusカードは大手量販店やゲームショップ、PS Storeカードはそれに加えてコンビニでもご購入いただけます。その中でPS Storeカードは、クレジットカードをお持ちでないユーザーの方々のチャージ手段として用意しています。これだけ『アイマス』の話をしていますが、このカードを作れたのは、ユーザー層、コンテンツの展開規模、発売のタイミング、カードの価格帯などすべての条件がよかったというのが大きな理由ですね。
北口 なるほど。
大久保 このデザインカードは、サードパーティーさんの方から作りたいというお話をよくいただきます。ご提案をいただいた場合には、いま挙げたようなさまざまな条件から、多角的に判断して決めているような状況です。
北口 今回に関しては、バンダイナムコさんから持ち込まれた企画というよりは、大久保 さん自身の熱意で、むしろ向こうに持っていくという流れですね。
大久保 そうですね。ただ、バンダイナムコさんでも検討されており、来るだろうとは思ってらっしゃったみたいですが(笑)。
北口 価格が5000円というところも、ダウンロードコンテンツを買うにはいいですね。
大久保 そうですね。PS Storeカードの金額は、3000円、5000円、10000円の3種類があります。ただ、3000円だとダウンロードコンテンツを買うには足りない、10000円だと高すぎるということで、あいだを取って5000円にしました。もともとクレジットカードを持たない若い方がメインターゲットなので、ちょうどいいのではと思っています。
北口 先ほど少し話題に出ましたが、カタログ第3弾の配信と、PS Storeカードの発売が近かったというのもタイミングがよかったですよね。
大久保 新シナリオや新曲もたくさん配信されますし、すべてのコンテンツを買おうとすると、これ1枚では確実に足りません(笑)。また、今回の新キャラクターはディアリースターズですからね。3人揃うのは『アイドルマスター』史上初だと思うので、ぜひ遊んでみていただきたいです。それと、このカードを作ったのは、PS Storeの利用機会の向上という意味合いもありました。『アイマス』はやってるけど課金したことはないとか、コンテンツをPS Storeで買ったことがないという方もいらっしゃると思うので、そういった方がこのカードを使って、お買い物を楽しんでいただければと思います。
北口 言うなれば、アイドルたちがPS Storeの宣伝隊長になっていると。
大久保 本当にありがたいです。ただ、私の友人に“保存用”と言って、カードを使う気がない人がいるんです。いやいや、そこは使ってくれよという(笑)。
北口 使ってもカードはなくなりませんからね(笑)。
大久保 そうなんです。あと、このカードを使うときの注意点があるので、それをお伝えしたいと思います。カードの裏にスクラッチがありまして、それをコインなどでこすって削ると、12桁の番号が出てきます。この番号をPS Storeで入力して、お金をチャージするわけです。しかし、剥がすときに力を入れすぎると、スクラッチの表面だけではなく、中に書いてある番号まで削ってしまいます。
北口 あ~、なるほど。文字の印字が消えてしまって、アイドルに会えなくなると。そもそもスクラッチ部分の上に、銀色の部分を剥がさずにコイン等で軽く削ってくださいってちゃんと書いてありますもんね。
大久保 ここだけ太字になっているのは、そういうことなんです。
北口 なるほど。
大久保 僕がPS Storeの担当として、今日いちばん言いたいところはここです!
北口 アイドルは傷つけちゃいけねえよ、という。
大久保 それだけは避けていただきたいですね。あと、このカードに関してはふたつ、言いたいことがあるんですよ。まずひとつが、このカードのプレスリリースを出した日が、7月7日の七夕だったということです。
北口 『アイマス』で七夕というと、七夕革命(※8)くらいしか思い当たらないなあ……。
※8……『アイドルマスター ライブフォーユー!』において、特定のコマンドを入力すると、グリーンバックのステージが選べるようになる。この裏技が発見されたのは2008年の7月6日だが、7月7日のほうがキリがいいために七夕革命と呼ばれる。
大久保 偶然にも、2011年に、『アニマス』が放映開始された日だったんです。
北口 お~! なるほど!
大久保 また、このイラストを見たときに、ちょっと天の川っぽいなと思ったんです。しかも、彼女たちが着ている衣装が“スターピースメモリーズ”。もうこれは七夕に合わせるしかないということで、慌ててリリースを書きましたね。
北口 で、ピッタリ七夕に発表できたと。もうひとつというのは?
大久保 PS Storeカードは、いままでローソンさんでは扱っていなかったんです。ただ、『アイマス』はローソンさんでキャンペーンを張っていますから、ローソンさんでこのカードを扱っていないというのはないな、と。「SCEJAはわかってねえな」とプロデューサーたちから言われかねないぞと思いまして。
北口 『アイマス』はローソンさんとタイアップしたイベントも行っていますもんね。
大久保 実際は、ローソンさんでの販売開始と『アイマス』カードの作成というのは並行して進んでいたんですが、『アイマス』カードの作成が軌道に乗ってからは、ローソンさんでの販路拡大のほうに注力しまして、結果としてこの6月から、ローソンさんで販売いただけることになりました。今回はゲームの発売とキャンペーンとPS Storeカードの発売が少しずれてしまいましたが、今後はコンビニや量販店と協力して、いろいろやっていけたらと思っています。
新シナリオをプレイする準備は万端!†
北口 おふたりは、『ワンフォーオール』はプレイされていますよね?
大久保 もちろんプレイしています。
長坂 私もです。
大久保 僕は、プレイステーション・ポータブルの『シャイニーフェスタ』はプレイしていたんですが、本流のプロデュースゲームは今回が初プレイでした。最初にエンディングを見たのは、言うまでもなく響です。
北口 まあ、そりゃそうですよね(笑)。
大久保 いまは13人を揃えつつ、ほかのアイドルもどんどんクリアーしているという状況です。おもしろいのが、うちの近所に『ワンフォーオール』の背景の元ネタがあるんですよ。
北口 え!? どこです?
大久保 毎週のプロデュースが始まるときに映る、橋のカットがあるじゃないですか。アレ、都内なんですよ。Twitterでその話が出ていて、見たことあるなと思って行ってみたら、まさにここだというポイントを見つけて(笑)。
北口 ほうほう……(写真を見る)。あ~~~~~~~~ここか! 言われりゃ確かに!!
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▲大久保さんみずから撮影。響の写真は、『アイドルマスター モバイルi』の機能を利用したもの。 |
大久保 あと、ダウンロードコンテンツもヤバかったですね。6月に箱崎星梨花が出たじゃないですか。
北口 ミリオン勢としては買わざるを得ないと。
大久保 ちょっと見てみようかなと思って、“ステージフォーユー!”モードで観ていたんですが、破壊力がヤバかったです。しばらく、星梨花のステージだけを見続けていましたもん(笑)。
北口 『トキメキの音符になって』はクセになりますよね。長坂さんはいかがですか?
長坂 私はまだクリアーはできていないんですが、大久保から「とりあえず13人揃えたほうがいいよ」と言われて、13人全員をプロデュースできるようになったところです。私のプレイがゆっくりなのは理由がありまして……。
北口 ほうほう。
長坂 セリフを飛ばせないんです。全部聴いちゃう。心の中でアイドルたちと会話をしちゃうので、どうしても時間が掛かっちゃうんですよね。ライブも見ちゃうんですよ。
大久保 アンコールとかだよね。それはわかります。
長坂 心の中で歌ってしまって。
北口 娘さんが踊り出すと。
長坂 そうです。
大久保 そして奥さんが怒る(笑)。
一同 (笑)
北口 おふたりは、最初の3人はどういう順番で選びました?
大久保 僕は、劇場版のラストのエンドクレジットの中でいくつか挿絵が出てくるじゃないですか。あそこで響と真美とやよいが新ユニットを組むというのを律子がプレゼンしている場面があったので、そのままの3人です。
北口 それに引っ掛けてと。長坂さんは?
長坂 最初は春香を選びました。真ではなく。というのも最初に『ワンフォーオール』を起動したときに娘が横にいて、「この子がいい」と。律子じゃないのかと思いましたけど、「リボンつけてるお姉ちゃんがいい」と言うので、半ば強制的に(笑)。
北口 子どもは強いなあ(笑)。
長坂 まあ、春香はセンターみたいな感じなので、それはそれでいいかと。続いて、真、律子という順番ですね。娘といっしょにゲームをしているときに、ライブでアイドルを選ぶじゃないですか。そのときに律子が入っていないと「律子がいない」と言われるんです。
北口 見てますね。娘さん。
長坂 だから、律子ひとりだけ思い出ポイントが多いんです(笑)。
大久保 長坂さん、メガネをかけてるじゃないですか。だから、たぶんメガネのイメージがあるんじゃ?(笑)
長坂 妻もメガネをかけているんですよね(笑)。
大久保 「メガネ、いい!」みたいな。
北口 「私のメガネ好き? 嫌い?」という律子の歌に対して「大好き!」と言う子に育ちそう(笑)。
大久保 完全になりますよ。
長坂 (笑)。
北口 おふたりとも13キャラを出されているということは、土呂光島に行く準備は万端なんですね(※9)。
※9……DLCシナリオ“765プロ、常夏の島へ行く”をプレイするには、13人全員をプロデュースできる状態でなければならない。
大久保 僕は万全です!
長坂 私もですね。
大久保 PVを見て、こんなに青い空の下で青い水着が似合うのは、響しかいないなと思ってました。
長坂 いやいやいや、健康的な水着が似合うと言えば真でしょう。
北口 これ、完全に親バカですよね(笑)。さて、話は尽きないですが、最後に、読者の方にメッセージをお願いします。
長坂 “Music Unlimited”は、新しい定額制音楽配信サービスで、2000万曲以上も聴けます。30日間無料で体験できますので、ぜひ皆さんにも一度体験してみていただきたいです。プレイステーション4やプレイステーション3、プレイステーション Vitaからでも楽しめますので、ぜひ加入してみてください。
大久保 このカードを購入して、『ワンフォーオール』だったり、DLCを購入していただけたらうれしいですね。また購入方法として、プレイステーション関連機器以外にもPCやスマートフォンから、いつでもどこでもお買い物ができる“SENオンラインストア”も展開しております。我々としても、皆様に満足していただけるようなPS Storeの運営を、社員一丸となってがんばっていきたいと思います。また、『アイマス』に関しては、今後もいろいろとバンダイナムコゲームスさんに提案していきたいと思いますので、応援をよろしくお願いします!
PS Store公式サイト
SENオンラインストア
Music Unlimited公式サイト
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アイドルマスター ワンフォーオール
● ハード :
プレイステーション3
● ジャンル :
シミュレーション
● テイスト:
アイドル
● 発売日 :
2014年5月15日発売
● 販売価格 :
7600円[税抜](8208円[税込])、ダウンロード版は7600円[税抜](8208円[税込])、765プロ 新プロデュースBOXは11880円[税抜](12830円[税込])
『765プロ 新プロデュースBOX』内容物一覧
・メインビジュアル(事務所バージョン) 特製BOX
・スペシャルドラマCD『765プロが行く! トップアイドルのお仕事見学』
・限定オリジナルデザイン衣装 プロダクトコード
・765プロ所属アイドル 営業用パンフレット
・765プロカレンダー(みんなの落書き入り)
・社長の格言入りクリーナー
・13種 短冊ポスター
『初回封入特典』
・『アイドルマスター シンデレラガールズ』、『アイドルマスター ミリオンライブ!』限定アイドルが手に入るシリアルナンバー
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