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 佐賀大医学部付属病院は、50代の女性患者に13年前に心臓手術をした際、心臓に手術針を置き忘れるミスがあったと、1日発表した。針は心臓の内膜に固着していたが、先月、無事取り出された。

 病院によると、針が残っていることは、女性が2009年に別の病気で入院した際、冠動脈の造影動画を精査して判明した。8年間有害な影響が出ておらず、数年後に心臓の大動脈弁を再度取り換える手術が必要だったため、病院側は、この時一緒に取り除くことが最もリスクが低いと女性や家族に説明、了承を得た。