転生?まあ、適当に生きるよ。 (バカまる)
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今月はゴッドイーター2が発売しますね。
バカまるはアベンジャーをMAX強化しましたよ。
ではでは、どうぞ。
バカまるはアベンジャーをMAX強化しましたよ。
ではでは、どうぞ。
さあ、目覚めろ! 俺のパートナー!
やあ、佐藤輪弥だ。
この間、最高の人形を見つけた。
俺はあの後、人形を買うと家まで送って貰うよう頼んだのだ。
そして、今日はクリスマスイブ。
家のインターホンが鳴ると、俺は駆け出し荷物を受け取りに行った。
宅配の人にサインを済ませてお引き取り願う。
俺の家には誰も居ないからな、クリスマスプレゼントを貰った気分を味わいたかったのだ。
…………やってみると虚しかったけど。
まあ、俺はこの数日中に今まで少しずつ組んでいた『プログラム』を完成させていた。
なのはの事も考えた、答えとして出たのは、現状維持。
もしなのはが俺に好意を抱いていてくれても、まだ事件が解決したわけでも、なのはが好意を憧れと恋心を勘違いしてるだけかもしれない。
それに、もしなのはがそうであってくれたとしても、俺はどう思っているのか自分自身わからない。
少しだけ、時間をかけよう。
まあ、今は人形の事だ。
俺が今の今まで、人形フェチだとバレない為に作っていた『プログラム』だ。
この『プログラム』は、人形に擬似的な魂と感情を与え、一つの生命体とする事が出来るのだ。
この『プログラム』を使えば、例え人形がバレたとしても、「あっ!人形だ!」「実はそいつ、生きてるんだよ。」「わあ! 本当だ!」「生きてたら捨てられないよな、後が怖いし。」という感じで誤魔化せるのだ!!
やっぱり、人生のパートナーは最高の人形が良いからな。
見てくれ! このフォルム! そこらにあるオモチャの物とは違って、まるで本物見たいじゃないか!
更にはこの靴の裏、こんな所まで完璧に再現されているのだ!
ふふふ、前の人生では親父に焼き捨てられた俺の人形達…………。
俺は今、お前達の無念を晴らすぞぉぉ!
そして、俺は『プログラム』【最高のパートナー】を起動させた。
「ぎ、が、ぐ、」
人形は体から音を立てながら、少しずつ、少しずつ動いて行った。
「頑張れ!」
俺は思わず声をあげる。
人形はその後、体が解れたかの様に動きが滑らかになった。
そして、元の体勢に戻った、俺は遠く離れて観察している。
すると、人形の瞼がピクリッ と動いた。
瞼はゆっくり開かれていく。
「うおぉぉ! 起動! ローゼn」
俺が言葉を上げていると、俺の部屋と人形は、突然水で吹き飛ばされ、次に風で切り刻まれ、最後に炎で焼き付くされた。
「…………えっ? 何で?」
俺は暫くは呆然としていた。
どれ位経っただろうか?
もう、時間の感覚はわからない。
ただ分かるのは、俺のパートナーは目覚めた瞬間に殺害されたのだ。
誰に? わからない。
でも、この周りの空の色は、魔法で作られた空間だ。
犯人を特定するには?
【オーディンの瞳】は使えない、手がかりはあの魔法。
水と風と炎で作られた砲撃は町を破壊している。
戦闘場所と思われるのは海の方だ。
俺は今、大切な者を守れなかった。
クソッ! 俺がしっかり警戒しておけば、あんな事にはならなかったかも知れないのに!
ごめんよ、俺のパートナー、---。
俺は---の敵を取るよ。
俺は粉々になったパートナーの残っていた破片を取ると、近くの地面に埋めて手を合わせた。
「ちくしょおぉぉぉぉ!!」
俺は海に向かって走り出した。
side out
銀髪君 side
俺は闇の書事件を早期解決するために、はやての家に向かっていた。
前ははやてが照れてしまって話せなかったが、今日こそは話をしようと家に訪れていた。
この間なのはを助けようと結界に侵入した時、あの男のせいでザフィーラに蒐集されてしまった俺は、もう蒐集出来ないので話を聞いてくれるか分からないが、いざとなれば恋人になってやると言えばいいか。
俺は家の前に着くと、インターホンを鳴らそうとした。
その時、俺の後頭部に衝撃が走った。
「どうやって闇の書の主を見つけたかは知らないけど、父様の悲願の邪魔はさせない。」
俺が意識を失う前に聞いたのはそんな声だった。
俺が目を覚ますと、独房の中にいた。
定期的に決まった時間に食事が局員の手によって運ばれて来る生活を続けていた。
それから数日、女性局員が食事を運んできた。
あれから考えていたが、やはりこの局員達はグレアムの息がかかっているのだろう。
ふ、俺が助けなければ。
「そこのお姉さん。」
「なんだ?」
「お綺麗ですね。」ニコッ
女性局員は赤い顔をして食事を置いて行った。
それから数日はずっと女性局員が食事を運んでき。
ある日、俺は女性局員に聞いた。
「貴方も闇の書の被害者か?」
「ええ、そうです。 私はもうあんな悲劇を繰り返したくない。」
そこで、俺は言った。
「俺が繰り返させない。 なあ、俺をここから出してくれるか?」
「そ、それは……。」
「お前を助けたいんだ。」ニコッ
俺が微笑みかけると、女性局員は鍵を取りだし解錠してくれた。
「ありがとう。 絶対助けて見せる、俺を地球に転送してくれ。」
「わかりました。 絶対、悲劇を繰り返さないでください。」
「任せておけ。」
俺は女性局員に転送してもらい、地球に帰った。
俺が地球に帰ると既に闇の書は完成していた。
俺はなのはが戦っている海に走り出した。
なのはは闇の書の管理人格、後にリインフォースの名を貰う相手と戦っていた。
「なのはぁぁぁ! 今助けるぞ!」
「えっ!? ぎ、銀君!? 最近見ないと思ったのに。」
俺は上空に上がると魔力を集めて、必殺技を放った。
「トリプルアースブレイカー!!」
俺の放ったトリプルアースブレイカーは水と風と炎に魔力を変換し、リインフォースに向かって行った。
リインフォースは避けずに盾で防ぐとそのまま飲み込まれた。
「銀君!? 何するの!? お話してたのに!?」
なのはは顔を赤くしながら俺を褒め称えていた。
「これで、どうだ!?」
俺が放ったトリプルアースブレイカーを受けたリインフォースはなんと無傷だった。
俺は狙われ、何とか避け続けていだが限界になり、少し遠くの場所に叩きつけられた。
「クソッ! 俺のトリプルアースブレイカーが効かないなんて!」
「ほお~、トリプル何とかってのはどんな技なんだ?」
「ふ、聞いて驚くなよ、俺のトリプルアースブレイカーは、水と風と炎を合わせた砲撃魔法だ。」
「つまり、お前は必殺技を使って避けるか防がれた訳か?」
「俺のトリプルアースブレイカーは、ちゃんとヒットした。 後ろの家もちゃんと破壊されている。 なのに何で!? と言うか、貴様は誰だ!」
俺が後ろを振り返るとイイエガオのあの男がいた。
「俺か? 俺の名前は佐藤輪弥、プログラマーさ。」
男、佐藤輪弥が言い終わると同時に俺の意識はなくなっていた。
side out
輪弥 side
俺は家を飛び出すと、すぐに原因があると思われる海に向かった。
暫く走っていると、俺の近くに何かが吹き飛ばされて来た。
「クソッ! 俺のトリプルアースブレイカーが効かないなんて!」
どうやら、銀髪君らしい。
あ、でも、海に見える人も銀髪だな。
よし、銀髪君はなのはと同じように銀君にしよう。
仮名称として、あの女性は銀ちゃんだ。
まあ、とりあえず銀君の言っているトリプル何とかが気になる。
「ほお~、そのトリプル何とかってのはどんな技なんだ?」
「ふ、聞いて驚くなよ、俺のトリプルアースブレイカーは、水と風と炎を合わせた砲撃魔法だ。」
「つまり、お前は必殺技を使って避けるか防がれた訳か?」
「俺のトリプルアースブレイカーは、ちゃんとヒットした。 後ろの家もちゃんと破壊されている。 なのに何で!? と言うか、貴様は誰だ!」
はい、こいつが犯人だ。
俺はイイエガオを浮かべながら言ってやった。
「俺か? 俺の名前は佐藤輪弥、プログラマーさ。」
俺は言い終えると同時に『プログラム』を起動する。
起動した『プログラム』の名前は【その目誰の目】だ。
これは、とある妄想癖を持った少年の口癖で、この『プログラム』は少年の心を追いやったエスパー事件を悪夢として再現する。
だが安心してくれ。
俺だって精神的に殺したい訳じゃない、起きれば全て忘れる。
それじゃあ、黒幕らしき相手の所に行きますか。
俺は銀君を放置して飛び立った。
俺が銀ちゃんに近づくと、近くに一緒に居たなのはが近づいて来た。
「あっ! 輪弥さん!」
「よっ、今どんな状況だ?」
「今は闇の書さんの中に居る、八神はやてちゃんって子とフェイトちゃんを助けてようとしてるの。」
ん? 八神はやて?
「なあ? 八神はやてって関西弁のお前達と同じ位の年頃の子か?」
「輪弥さん知ってるの?」
「ああ、顔見知りだ。」
とりあえず状況がわかった俺はなのはの援護に回る事にした。
下手に手を出して面倒な事になると嫌だからな。
「俺はお前の援護に回る。 じゃあ、始めるかなのは。」
「うん、絶対にお話するの。」
俺達は闇の書に取り込まれたはやてとフェイトを助ける為の戦いを始めた。
まあ、俺は成り行きだけどな。
銀髪君改め銀君は今までグレアムに捕まってました。
---。の所は好きな人形にしてください。
次回は最終決戦。
ではでは、読んでくれた方
感謝の極み。
---。の所は好きな人形にしてください。
次回は最終決戦。
ではでは、読んでくれた方
感謝の極み。