転生?まあ、適当に生きるよ。 (バカまる)
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温泉イベント前編です。



心の疲れは体の疲れ。

やあ、佐藤輪弥だ。

今現在、俺は危機的状況に立たされている。

能力をフルで使えば対処はいくらでも出来るが、相手は一般人だ。

フルで能力を使う事は出来ない。

いや? 一般人なのか?

現在ある程度とは言え、俺は能力で一般常識レベルで身体を強化している。

なのにこの男は何だ?

現在の俺の強化した身体能力を軽く凌駕して有り余るこの男の運動能力は一体何だ?

転生者の方が簡単に納得できる。



「くっ! ちょこまかと! いい加減に当たれ!」


「嫌に決まってるだろ。 そんなので殴られたら痛いだろ?」


「痛くしようとしてるんだ!」


「はあ~、もう勘弁してくれよ。」




現在俺はなのはの兄、高町恭也に木刀両手に追い回されている。

それじゃ、ここに来るまでの回想と行こうか?


あれは、とある噂となのはの電話から始まった。




















数日前、俺は何処からか流れた噂を聞いた。

ある日俺が学校に行くと、皆が俺を変態を見るような目で見てくるのだ。

ヒソヒソ話され気にはなったがどうでもいいと放っておいたのだ。

だが昼休みの事だ。

俺の教室に小太りの男数人が来て俺を囲んだ。

「カツアゲか何か?」と思ったが、リーダーぽっい男が俺の机に1枚の紙を置いた。

そこに書かれていた文字はこう書いていた。




















『紳士部』



なん……だと?

こんな部活が存在していいのか?

名目上は紳士になるために研究する部活と書いているが、これは確実に大きなお友達の部活だ。

なぜ俺がこの部活の紙を渡されている?

頭をフル回転させて原因を探すが見付からない。

俺が悩んでいるとよく学校で話す知り合いが声をかけてきた。

そういえば今日は話かけられなかったな。



「な、なあ、輪弥? お、お前まさか本当に?」


「何の話だ?」


俺はよくわからなかったので理由を聞いてみる事にした。

ある日、小学生のイケメンが写真を配りながら俺が小さな女の子が好きなロリコンだと言いながらこの学校付近で声を上げていたらしい。

曰く、特定の女の子を入念につけ回している。

曰く、嫌にがる女の子を無理やり呼びつけたり。


その出鱈目な情報を写真付きで教えて貰ったらしい。

写真を見せて貰うと俺とベンチに座ったなのはが、泣きそうになって隣に座った写真が写っていた。


俺はすぐに訂正と潔白を証明しようとしたがタイミング悪く放送が鳴った。





『二年A組 佐藤輪弥君。 至急、職員室に来てください。 警察の方がお待ちになっております。』























あれからは酷かった。

警察も先生も信じてくれなかった。

潔白を証明しようとすればするほど『まだ言い訳するのか? このゴミめ。』というような目で見てくるのだ。

仕方なく『プログラム』を組、俺の言葉を信じる能力【ノンフィクション】を行使して帰って貰った。

【ノンフィクション】は俺にパソコンのインストール機能をつける能力だ。

言葉にインストール機能を追加して、人と言うファイルにデータを組み込む事により効果を発揮する。

言葉と同時にテキストにデータを組み込み、保存させる。

これにより、俺の言葉を信じる事になる。

俺は学校じゅうに能力を行使しながら洗脳活動を行う羽目になった。

幸い噂が流れていた場所はこの学校だけだったので助かった。

俺の平穏な生活にこんな噂は必要無いのだ。



















そんなことがあって家でグッタリしていたら携帯が鳴った。

いつもは確認してから出るが、疲れていたので確認はしなかった。


「う~、もしもし?」


「あ、輪弥さん? 良かった。 今日は一回で出てくれたね。」


しまった、どうやらなのはだったらしい。

仕方ないので応対する事にした。


「どうした? またジュエルシード関係か?」


「ううん。 今日は違うよ。」


どうやら別の用事で掛けて来たらしい。


「じゃあ、今日はどうしたんだ?」


「今日はね、お誘いをしようと思って電話しんだ。」


「お誘い?」


「うん。 今度の休みに皆で温泉旅行に行くことになったんだけど、輪弥さんもどうかなって?」


温泉か……。

正直な話行きたいが、またあんな噂が立っては困る。

故に断ることにした。




「悪い、なのは。 今度の休みは予定があるんだ。」


「あ……残念……。 」


…………はあ~。


「……だから、また機会があったら誘ってくれ。」


「えっ?」


「また、温泉意外にもそういう事があったら誘ってくれ。」


「あ、……うん! それじゃまた今度!」


「ああ、また今度。」



そう言って電源は切れた。


ふう~、噂のほとぼりが冷めたら乗ってやろうかね。

俺はそんな事を思いながら、ふと思った。

そうだ、適当な温泉を見繕って一人で行こう。

そうして適当な温泉を見つけ、来る休日を待った。



















で? どうしてこうなった?


「輪弥さんが来てくれたの。」


俺は【ポジションカットペースト】を使い適当に選んだ温泉に来ていた。

しかし、どうやら俺が選んだ温泉となのは達が行く温泉は一緒だったらしい。

現在俺はなのはにじゃれつかれなのはの父親と兄に睨まれている。

なのはの母上は微笑ましそうに見てくるが父親と兄の視線、特に兄の視線がヤバい。

体から冷や汗が流れ気を抜いたら体が震え出しそうだ。

暫くしてなのは達御一行は温泉に入るらしく、俺も入ろうかとしたところになのはの兄が声を掛けてきた。



「こんにちは、俺は高町恭也だ。 君は佐藤輪弥君で間違いないな?」


声色は優しいが有無を言わせない雰囲気で話しかけられた。


「ああ、そうだが? なにかようか?」


普段は目上の者にはある程度礼を尽くすが、こんな雰囲気で話しかけられたら礼を尽くす気にはならない。

礼には礼をだ。


「そうか。 実は俺宛に匿名でこんな写真が送られて来たんだが。 これの真偽を問いたい。 これは合成か? それとも……。」


なぜだ? なぜ、この写真があるんだ?

冷や汗が吹き出る。

とりあえずここは正直に話そう。


「これ、か。 これは合成じゃない。」


「だが」と答える前に俺は悪寒を感じ後ろにとんだ。


「ほう、今のを避けるか。」


そこには、少し短い木刀を振り切った高町恭也が居た。

今のはヤバかった。

少しでも遅れたら腹を強打されていた。

てゆうか何処から木刀出した。


「次は、外さん。」


「ちょっと待て、話をきk」


言い切る前に高町恭也は動き出した。


そして、冒頭に戻る。




















「ええい! いい加減に当たれ!」

「嫌だね。」


俺は縦横無像に振られる木刀をなんとか避けているがいい加減ヤバい。


こちらの動きを見切ってきている。

俺はそろそろなんとかする事にした。

一度飛び退いて身体能力調整の能力【パラメーターコントローラー】を操作する。

【パラメーターコントローラー】は【スキルイミテーション】で『プログラム』を介して世界と言う名のパソコンにアクセスし俺のファイルに記載されたデータを弄る能力だ。

俺はデータを弄り敏捷性の強化を2倍に、動体視力を弾丸をスローで見えるレベルに上げる。


俺が調整を終ると同時に高町恭也は飛び込んできた。

だが、改めてゆっくり調整出来た俺にはその速度は遅すぎる。

俺は高町恭也の足元を体勢を低くし駆け抜けるとすれ違い様に背中を押し体勢を崩させる。

いきなり速くなった俺に高町恭也は驚いたのか、そのまま倒れそうになるも踏みとどまる。

しかし、俺は既に高町恭也の背後に接近し足払いをして転ばす。

それでも体勢を直そうとするのは驚愕するも俺は起き上がる前にマウントポジションをとり押さえつけた。



「くっ!離せ!」


「とりあえず落ち着け。」




俺は高町恭也を何とか落ち着けさせ、写真について話した。



















「成る程、なのはの相談に……。」


「ああ、そうだ。」


高町恭也はやっと納得してくれたのか、現在俺の部屋で話している。


「それなら、もっと早く言ってくれればいいものを。」


「話そうとしてるところをいきなり襲って来たのは誰だ。」


俺はジト目で高町恭也を睨んだ。

高町恭也はばつの悪そうな顔をして謝った。


「す、すまない。」


「分かればいいんだ。」


「所で、なのはの相談とはなんだったんだ?」


高町恭也が相談の内容が気になったのか、俺に内容を聞いてきた。



「なのはは話してないんだろ? それじゃあ俺からは言えない。」


「そうか……。 分かった。 いつか話して貰えるのを待ってるよ。」


「そうしろ。」


俺はなのはが話してないなら魔法の事に関しては言えない。

それに何より俺が面倒だ。

俺は立ち上がりながら高町恭也に言った。


「 さて、本当にそろそろ温泉に行くか。 高町恭也、あんたもどうだ?」


「ああ、一緒させてもらうよ。 あと、恭也で構わない。」


「そうか。 じゃあ、行こうか? 恭也。」



俺と恭也は雨降って地固まると言うべきか、割りと仲良くなって雑談しながら温泉に向かった。



















さて、やっと温泉に入れる。

「もう何もないといいな」と俺は思った。







はい、温泉イベント前編終了になります。
面白いや更新楽しみと感想くれる方、作者はとても喜んでいます。
これからもこんな小説ですが宜しくお願いします。

ではでは、読んでくれた方
感謝の極み。


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