転生?まあ、適当に生きるよ。 (バカまる)
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さて、転生した輪弥君が早速原作に巻き込まれます。
どうぞ読んでください。
どうぞ読んでください。
無印 どうやら早速巻き込まれたらしい。
どうも、この間転生した佐藤輪弥だ。
まずは俺の設定から話そう。
俺は現在14歳だ、どうやら昔の自分に憑依したらしい。
この世界の俺の親はまだまだラブラブらしく、現在新婚の気分の如く世界旅行に行っている。
14の子供を置いてする事じゃない。
まあ、俺は一人でも生きれるし親が居なくて気楽なので別にいい。
あれから俺は自分の部屋で起きた後、頭の中にあった能力(【スキルイミテーション】と言うらしい。)の情報に従い早速便利能力を考えた。
どうやら俺の【スキルイミテーション】は正確にはあらゆる力の源である原初の力を扱う能力らしく『プログラム』を作成し、それに【スキルイミテーション】走らせ現実に効果を発現させる能力だそうだ。
これは魂に刻んだ後、人間の脳を作り替えた事によって一種の超能力を発現させた物らしい。
言うなれば認識出来る領域を増やし、人間でも扱えるようになる様にデータを改変した物だ。
つまり、俺の家系のDNAが変わったって事さ。
この能力は、慣れれば複数の『プログラム』を同時に発動させる事も出来るが、これの難しさは右と左で別々の文字を書く何てレベルではなく、正直な話し一生出来る気がしない。
まあ、そんなこんなで矛盾するが楽に生きようと四苦八苦の生活を送っている。
そんな俺は現在腹が減ったのでコンビニに買い物に来ている。
「530円になります」
俺はやる気のない店員に600円を渡した。
「70円のお返しになります」
お釣りと商品を受け取り店を出た。
「あざーしたー」
やる気のない店員の声に見送られ帰路を歩いた。
俺は家までの近道になる路地裏を通り家に向かっている。
能力を使って帰ってもいいんだが流石にこの年で運動不足にはなりたくないないので歩いて帰っていた。
俺はそんな選択を後に後悔する事になる。
俺はもう少しで路地裏を抜けそうな所で 路地裏の入り口を凄い勢いで俺の家の方向に走る小さな動物を連れた茶髪の少女を見た。
俺は気にせず路地裏から出て少女の走って行った自分の家の方向に歩いていった。
すると突然先行ったはずの少女が電柱の裏から出て此方を向くと驚いた顔をして叫んだ。
「危ない! 後ろ!」
ん? と思い後ろを振り向くと何だかよくわからない黒い物が俺に襲いかかってきた。
「ガアァ!」
俺は咄嗟にプログラムを組んで能力を走らせる。
「こっちに来るな。 【パラドックス】」
俺が組んだ能力【パラドックス】を発動させると黒い物が俺に当たる寸前で静止した。
少女は何が起こっているのか理解できないらしい。
俺が組んだこの能力【パラドックス】はゼノンのパラドックスと言い、その二分法と言われるものを使用している。
詳しく説明するとこうなる。
地点a0から地点b0に移動するためには地点a0から半分の距離、地点b1に移動しなければならない。
そして地点b1から地点b0に移動するためには、またその距離b2に移動しなければならない。
それを繰り返すと永久に123456789と半分を繰り返さなければならなくなる。
それを現在に作用させると物体は地点0b、つまり俺にたどり着けなくなる。
俺は黒い物を対象に能力を発動した。
よって正確には静止している訳ではなく半分ずつしか進めなくなったので俺にたどり着けなくなり『絶対障壁』【パラドックス】が完成する。
おっと話しがズレたな、とりあえず現在の状況をどうにかしなければならない。
そう思い後ろ振り向くと驚くべき場所か声が聞こえた。
「あ、あの! それはどれくらい持ちますか!?」
なんと小動物(たぶんフェレット)が話しかけて来たのだ。
恐らくこのフェレットはパートナー的たち位置なのだろう。
俺は頭を抱えたくなったがこの状況をなんとかするためフェレットに声を掛けた。
「あ~、持つには持つが、コイツを押さえればなんとかなるのか?」
フェレットは「はい! もう少し頑張ってください!」と言った後少女と何かをし始めた。
とりあえず、なんとかなるらしいので俺は黒い何かを引き付ける事にした。
だが、黒い何かもバカではないらしく【パラドックス】に拘束性能が無いことに気が付いたら後ろに飛び退くと此方を警戒し出した。
動く気がないなら此方としてはチャンスなので即興で『プログラム』を作り上げた。
「出来上がり。【星の拘束】発動」
俺はこんな風に『プログラム』組んだりするのは割りと得意だったのでこの能力【スキルイミテーション】は俺に向いていたのかもしれない。
俺が【星の拘束】を発動すると黒い何かの足元から漆黒の鎖が飛び出し黒い何かを拘束する。
俺が即興作り上げたこの能力、【星の拘束】は地球の重力を利用して鎖にその効果を付けて拘束した相手に重力の負荷で動けなくする『プログラム』を組んだ。
俺の能力【スキルイミテーション】は何かを利用したりすると効率が良くなり即興で『プログラム』を作る場合はこんな風に重力などを使うと細かい設定を飛ばせたりする。
黒い何かは流石に地球のからの負荷には勝てないのか全く身動きが取れなくなった。
そうこうしている間に準備が終わったのか後ろから光が溢れ茶髪の少女が何だか機械チックな杖を構え杖からピンクの何かを出した。
そのピンクの何かは俺が拘束した黒い何かに当たり黒い何かは消え去った。
その後黒い物がいた場所には青い宝石の様なものが残った。
茶髪の少女は青い宝石に近ずくと杖を青い宝石に向けた。
青い宝石は杖の先に付いている赤色の珠に吸い込まれて消えた。
どうやら終わったらしい。
そう確認した俺はさっさと家に帰ろうとしたが服が引っ張られる感触がしてそちらを向くといつの間にか元の服に戻った茶髪の少女が俺の服を掴んでいた。
「何かな? 終わったんなら帰りたいんだけど」
俺がそう言うと茶髪の少女が頭を下げてお礼を言った。
「あ、あの。助けてくれてありがとうございます」
俺は素直に礼儀正しい子だと感心した。
「いや、そんな事ないよ。 ここに来たのは偶然だし」
茶髪の少女はまだ何か言おうとしたが、それは中断される。
サイレンの音が聞こえたのでさっさと帰ろうとしたら物凄い力で服を引っ張られた。
「ご、こめんなさ~い!」
茶髪の少女は何処にそんな力があるのか俺を引きずりながら現場を後にした。
この時俺は「厄介なことになったな~……楽な生活……」と願望を思い浮かべ、茶髪の少女に引っ張られながら望まない運動をした。
作成の時間ではこんにちは。
読んでくた方ありがとうございます。
次も読んでくださると嬉しいです。
ではでは、読んでくださった方
感謝の極み。
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