絶滅危惧のアザラシ殴って国外追放、クロアチア

2014年08月01日 15:48 発信地:ザグレブ/クロアチア

このニュースをシェア

絶滅危惧のアザラシ殴って国外追放、クロアチア ▲ キャプション表示

×ギリシャ・スポラデス(Sporades)島の国立公園で撮影されたモンクアザラシ(撮影日不明、資料写真)。(c)AFP/HELLENIC SOCIETY FOR THE STUDY AND PROTECTION OF THE MONK SEAL

写真写真拡大をみる
写真購入のお問合せはこちら

【8月1日 AFP】絶滅危惧類に指定されている地中海生息のチチュウカイモンクアザラシを殴ったとして、マケドニア人の男がクロアチア政府に罰金を科された上、国外追放された。

 7月31日の国営クロアチア通信(HINA)によると、チチュウカイモンクアザラシの保護区となっているクロアチア北部イストリア(Istria)半島のゴルタン(Gortan)湾でマケドニア人の男が突然、アザラシをこぶしで殴り始め、浜辺に居合わせた観光客や地元住民が騒然とした。アザラシは浜辺から海へ逃げ出し、けがはなかった。

 マケドニア人の男の身元は公表されていないが、自然保護法違反で罰金210ユーロ(約2万9000円)を科され、クロアチアから国外追放された上、5年間の入国禁止を命じられた。

 チチュウカイモンクアザラシは最も希少な海洋動物の一種で、現存が確認されているのは地中海と大西洋合わせて600頭を下回る。この絶滅危惧種はアドリア海で数十年前に絶滅したと考えられていたが近年、クロアチア北部の港町プラ(Pula)周辺の水域で再び生息が確認された。(c)AFP

本日の必読記事1日2回更新

このニュースの関連情報

おすすめ写真特集

トピックス

注目ニュース

国際ニュースランキング

  • アクセス
  • 大画面

    今ネットで話題の記事

    お知らせ

    BPNPR


    BPNディレクトリは2014年8月31日を持ちましてサービスを終了いたします。長らくのご愛顧ありがとうございました。

    カテゴリ登録はこちらより

    おすすめコンテンツ