集団的自衛権:戦争させない1000人委が都内で集会

毎日新聞 2014年07月31日 21時21分(最終更新 07月31日 22時12分)

集団的自衛権行使に反対する「戦争をさせない1000人委員会」の集会で、辺野古問題について講演する浦田一郎・明大教授=東京都千代田区でで2014年7月31日、梅村直承撮影
集団的自衛権行使に反対する「戦争をさせない1000人委員会」の集会で、辺野古問題について講演する浦田一郎・明大教授=東京都千代田区でで2014年7月31日、梅村直承撮影

 集団的自衛権の行使容認に反対する市民団体「戦争をさせない1000人委員会」主催の講演会が31日、東京都内で開かれた。主催者発表で500人以上の市民が集まり、明治大の浦田一郎教授(憲法)が「閣議決定は国会を拘束するものではない。国会審議と結びついた市民運動の役割は大きい」とエールを送った。

 今後の国会審議について、浦田教授は「集団的自衛権を行使する側が(閣議決定は)使い勝手が悪いと考えたら、もう1回憲法解釈を変更する可能性を否定できない」との見方を示した。参加した東京都三鷹市の男性会社員(49)は「個別の法律でどこまで歯止めをかけられるか。自民、公明両党の良識人にかかっている」と話した。【野島康祐】

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