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【芸能・社会】

サザン金後押し 新曲がスポーツ中継テーマ曲に

2014年8月1日 紙面から

アルバム制作が進行中のサザンオールスターズ。左から桑田佳祐、原由子、野沢秀行、松田弘、関口和之

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 9月10日発売のサザンオールスターズの新曲「東京VICTORY」が、TBSが60周年特別企画として生中継する「アジア大会2014韓国仁川」と「2014世界バレー女子イタリア大会」のテーマ曲に決まった。

 アジア大会は、9月20日から2週間にわたって同局のスポーツ番組史上最大規模で編成する秋の超目玉で、サザンの曲がスポーツ中継のテーマ曲に起用されるのは初めて。2020年開催の東京五輪をモチーフに完成した新曲が、一足早くアスリートや日本人の盛り上げソングとして追い風を吹かせる。

 「みんな頑張って それ行け Get the chance!!」。アップテンポで歌われる新曲は、何かに立ち向かう人たちの背中を押すノリノリのポップス。途中、世界的に不安定な世情を憂いもするが、中盤では、「希望の灯火(ともしび) それは金色(きん)に光る 一番星」と歌い上げる。メダルを目指すアスリートには、ストレートに伝わるメッセージだ。

 TBSでは、韓国・仁川で開催されるアジア大会と、9月23日から始まる世界バレーのW中継という勝負編成に、強力な“味方”として「東京VICTORY」を指名した。

 アジア大会は、開会式翌日から通常のドラマ枠などをすっぽりはずし、丸2週間連日ゴールデンタイムで生中継。総放送時間80時間を超える大規模編成になる。45の国と地域が参加して36競技439種目で争われる熱戦は東京五輪への最初の挑戦。10月12日まで開催の世界バレーも、時差の関係で深夜中心になるが、眞鍋ジャパンの全試合生中継を予定している。

 作詞作曲した桑田佳祐(58)は、発売前に珍しくコメントを寄せ、東京五輪を意識したことを明かした(別項)。長年通い慣れたビクタースタジオの目と鼻の先にある国立競技場が建て替えられることも、心に響いたようだ。「前を向いて、みんなで未来へ向けて走り出そう」。最終的な曲にこめた思いは、このひと言に尽きる。

 「天国オン・ザ・ビーチ」「パリの痴話喧嘩」とのカップリングとなる「東京VICTORY」は、「サザンの“フレ!フレ!”FLAG」が付く限定生産シングルも発売される。

◆「みんなで未来へ向けて走り出そう!」

 桑田が新曲「東京VICTORY」に寄せたコメント この「東京VICTORY」は、象徴的に「東京」という言葉を使っていますが「日本」や「ふるさと」を思って作った曲です。そのきっかけは2020年に開催される東京オリンピックでした。私たちが36年以上も音楽を作り続けてきた千駄ケ谷ビクタースタジオのすぐ近くにある国立競技場が建て替えられることの寂しさや無常感。そして華やかなイベントの陰に隠れがちな、世の中が抱えているさまざまな問題。そういったことに目を向けると、どうしても気持ちも沈みがちになります。ですが、せっかく世界がひとつになる国際的なイベントが、わが国で開かれることが決まったのですから、そこに向けて、歌詞にもあるように“みんなで頑張って”前を向いて行こうよ!というのがこの曲のテーマです。「いろいろ大変なこともあるだろうけど、みんなで未来へ向けて走り出そう!」と、曲を聴いてそんな気持ちになっていただけたら幸いです。

◆アスリートからコメント

 レスリング・吉田沙保里選手 「希望の灯火 それは金色に光る 一番星」の歌詞が印象に残りました。自分は格闘技の勝ち負けの世界で金にこだわってきたので、聴いててすごくスッときたし、ウッときました。より自分が頑張れます。天国にいる父にこの歌とともに、金メダルをささげたい。

 バレーボール・木村沙織選手 テーマ曲がサザンと聞いてとてもうれしかったし、「すごーい!」と思って感動しました。

 

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