Changes in Processing 1.0 (revision 0162)
Processing1.0をリリースする前の数ヶ月の大きな変更点は以下です。
* Libraries – すべてのライブラリーはskechbookのフォルダ内の”libraries”という名前のフォルダに収めなければいけません。配布した Processingのメインの”libraries”ディレクトリはcoreライブラリのために予約されているので、使わないでください。また、この フォルダはMac OS Xからは見ることができません。
* XML – XMLのライブラリはデフォルトでインクルードするようになりました。そのために今後はImport Libraryメニューから見つける必要はなくなりました。さらに、0135からのXMLライブラリは大きく改善され、より多くのドキュメントに準拠した ものになりました。
* Processing.app – Mac OS X版のProcessingは一つの.appファイルになり、OS Xのアプリケーションとしてふさわしいものになりました。
* Processing.exe – Windows版のProcessingはlaunch4jを基にした新しい起動方式になりました。不幸なことに、一部のマシンでは新しい起動方式では問 題があり、その原因を見つけ出すことができていません。もしトラブルがあった場合、この問題を見つける手助けをしてください。また、Windowsでは PDEファイルをダブルクリックすることで起動するようになりました。
* OpenGL – 全てのOpenGLを利用したスケッチは2xのフルスクリーンのアンチエイリアスになりました。これはスケッチが常にスムースになり、smooth() とnoSmooth()は無視されます。ベータリリースでの見られた動作に戻すにはリファレンスのhint()を参照してください。
* P2D と P3D – P2Dレンダラーが再び使えるようになりました(リファレンスのsize()を見てください)。また、P2DとP3Dでスムージングが可能になりました。 ただし、スムージングのサポートは不幸にも完全ではなく、時々細いラインがシェイプの内部に見つかることがあります。これは修正の優先度がかなり高いバグ になっています。
* CandyとPShape – Candy SVGライブラリはcoreに統合され、loadShape() コマンドとPShapeオブジェクトが新たに追加されました。PShapeの特別な能力は将来のリリースで明らかになるでしょう。しばらくの間はデフォル トのレンダラー(JAVA2D)で最も良く動作します。複雑な形状は頻繁にジャギーが見える、P2D、P3DまたはOPENGLでは描画されません。ま た、Inkscapeで作られたより良いSVGファイルサポートを追加しました。
* PVector – 新しいクラスにPVectorを追加しました。これはシンプルな三次元のベクトル(pointまたはtupleで知られています)クラスです。これは点のデータを保存し、操作するために便利です。
* Tools – Processingの開発環境(Processing Development Environment)を拡張する開発者向けの新しいTools APIを作りました。”Color Selector 2.0″、”ROT13 Code Mangler”、”I Am Rich”のような魅力的な貢献による成果物を使って、あなたのクリエイティビティを発揮させましょう。詳しくは開発者ページのtoolsを参考にしてく ださい。librariesと同様にtoolsはsketchbookのフォルダーに同じ名前でインストールされています。
* 非同期なイメージのロード – ファイルサイズの大きなJPEGを細い回線でダウンロードするときはどうしていましたか? そのために新たにイメージのロードををバックグラウンドで行うrequestImage()を追加しました。そのためにこの命令を使うと、遅い回線で大き なイメージをロードしてもsketchがフリーズしないようになります。
* サウンド – Minimをダウンロードに追加しました。これは簡単に使えるオーディオのライブラリを提供するために、JavaSoundのAPIを使っています。 MinimはシンプルなAPIながら、上級ユーザにも十分な柔軟性を持ち合わせています。
* Present – Present モード(フルスクリーン)はさまざまな処理をされています。PDE(Processingの開発環境)で実行する場合、Mac OS Xだけが排他的にPresentモードが使えます。 WindowsやLinuxは問題なくフルスクリーンのWindowが表示されます。PDE以外で実行するとき、これらすべての三つの環境ではシンプルな 飾りの無いスクリーン全体を覆うWindowが作られます。MacではInfo.plistファイルにメニューバーやdockを隠すオプションが追加され ています。(なぜなら、Javaからこれをプログラム的に処理できなかったのです。)
* コンパイラ – 古いJikesを利用したコンパイラを取り除き、新たに違うものを利用するようにしました。また、エラーメッセージの質を改善するように勤めましたが、 1970年の映画で見られるメインプレームのコンピュータが出す、ポエムのようなエラーメッセージが未だに出現します。
* 国際化 – より良い国際化のために、sketchのロードとセーブをUTF-8にしました。ASCIIではない文字やProcessing 0140以前のバージョンで保存されたスケッチはそのファイルを開いたときに文字化けがおこるかもしれません。文字化けしているウムラウト記号やセディー ユや日本語のテキストの元は生き残っています。もしこの現象が起きた場合、Toolメニューにある”Fix Encoding & Reload”オプションを使ってください。この機能はスケッチをリロードし、過去のバージョンのProcessingと同じ方法でロードし、その際に適 切にUTF-8で再度保存してください。
* Java – LinuxとWindosでは Java 6 update 10 を同梱しました。未だにJava1.5の文法はサポートしていませんが、おそらく、Java6で実行した場合、アプリケーションのパフォーマンスを改善してくれるでしょう。
以前のナンバリングシステムでは、Processing 1.0 はrevision 0162に対応します。
Posted by DSWFsYND on 12月 22nd, 2008 :: Filed under
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