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ちょっとエッチで正しいハーレムの作り方 作者:上級読者

まどかの章 20 ★★★ 奴隷市場(ホテル猫々亭)

やり過ぎたのじゃ…。二時間もそちを揉み洗いし続けて余の握力はすっかり無くなってしもうたわ。もうこれくらいにしておくかの。余の手が持たんし…。杏子をチラッ。そちもこれ以上は…。んー。杏子のからだの肩の辺りをクンクン。自分の腕をクンクン。うむっ。二人共、臭いが取れておる。よしモミモミはこれで終わりだ。

クタ~(////

どうした杏子。そんなところで懐かしのタレパンダのように寝転がっておらず、これから余と一緒に風呂へ入るぞ。結構浴槽が広いのじゃ。よいしょ…っと、ザバン…。ふうっ…。丁度いい湯加減なのだ…。何をしておる。そちも早よう入れ。

う、うん…。よい…しょっ…。手を床のタイルに付き、お尻を起こし立ち上がろうとするも、途中で脱力してポスン。アレ…?

大丈夫か? 手を貸そう…。

い、いいよ。ご主人様はお風呂に入ってて、あぁっ、出なくていいから。オレ立てるから、よっと…。反動を付けて勢いよく立ち上がり、ちょっとヨロヨロ…。壁の鏡に手を付いてなんとか安定。ホッとして溜息を付くも、鏡に写った自分の真っ裸な身体をジー。

どうしたのだ? 不思議そうな顔をして。

いや、オレの胸が…ちょっと…。でも…そんなこと…。自分の胸をさわさわ…。

杏子?

えっ!? あぁっ…い、いや…な、なんでもない! 頬を染めて、お胸とお股を腕で隠しながら早足でトテトテ…。浴槽を跨いで、お風呂にトプンッ…(////

もう余に恥ずかしがることもあるまい。杏子の目をジー。

恥ずかしいもん…。お湯の中に頭までポチャンと漬けて、お湯の中でモジモジ…(////

杏子の両腕を握って、お胸やお股を隠している手を強引に退け退け。

バシャ! バシャ! や、やだっ…(////

杏子。

ご、ごめんなさい、ご主人さま…。

そちの腕はそちの為にあるのではない。余の為の物だ。余を喜ばせる為に使うがよい。

どうすればご主人さま…喜んでくれるの?

そちが嬉しいことは余も嬉しい。そちが喜ぶと余も喜ぶのだ。そちが今一番やりたいことをすればよい。自分のからだを余に隠し拒絶したいか?

フルフル…(////

本当はどうしたいのじゃ? やってみよ。

ううっ…。ご主人様…。両腕を王子の身体に廻して、抱きっ(////

考えることは同じであるな。余もそちを…。両腕を杏子の身体に廻して、抱きっ(////

ご主人さま…(////

……なんじゃ?

ご主人さま…(////

……だから、なんじゃ?

えへへへっ…(////

なんなのじゃ…(////

あのさっ…。

んっ…?

抱き合ってるだけなのに、オレ、いま凄く気持ちいいんだ…(////

ふむっ、余もだ…(////

えっ…。あっ。わっ…ぁっ…うぁ…ぁぁ…やぁぁ…あぁっ…ぁっ…ぁっ…ぁっ…ぁっっ…(////

どうした?

ふぇっ? いや、あのっ…えっと…。

んっ…?

オレさぁ…さっき…。

うむっ…。

気持ちよくて…フッと力が抜けちゃったんだ…そしたら急にムズムズしてお漏らししたくなって…。我慢したけど…出ちゃった…ごめん…。

ふむっ。

雰囲気ぶち壊しだね…ごめん…。

杏子。

え…。

次からはそのようなとき、何も言わずともよい。

うん…。

こうしておることが…そちには…お漏らしするほど気持ちよいのか…。

コクン…(////

そうか…。それなら…よかった…余も嬉しい…(////

ご主人さま…(////

杏子。

んっ…。

心も身体も暖まったことであるし、そろそろ出るか。

はい…。

杏子のからだをギュッと抱きしめていた腕を解き解き。

あぁっ…。しょぼん…。

そちも…。

うん…。王子のからだをギュッと抱きしめていた腕を名残り惜しそうに、ゆっくりと解き解き。

では、出るかの。ザパンッ。

ご主人様、拭くものを用意するよ。ちょっと待ってて…。湯船からサッと出て脱衣場へ、テトテト…。バスタオルを手にUターンで戻って来て、ひざまずき。

うむっ…。湯船からザバンと出てテクテク…。

歩いてるご主人様のからだを一生懸命に拭き拭き。

ご苦労…。

ご主人様、おみ足を…。

うむ。脱衣場で杏子が服を着せやすいように足を止めて、おパンツを持つ杏子の腕の動きに合わせ、右足上げ、左足上げ。

宿で注文した新しいおパンツをご主人様に着せ着せ。白のキュロットを着せ着せ。パステルカラーの花柄Tシャツを着せ着せ。

……夏向きで涼しそうな格好であるが、これは女向けの服装ではないのか? 鏡をジロジロ…。

そんなことないって、ご主人様、スゲェ可愛いよ!

質問の答えがオカシイが…城に戻るまではコレでよいか…。

パフン…。抱きっ! ご主人様…。

うわっ、や、やめるのだ…。そちはまだからだを拭いておらんではないか。ううっ…Tシャツがベトベトになってしまったのだ。

えへへへっ。ごめん…。ご主人様に使ったバスタオルを自分の顔にパフンと被せてクンクン。ボーっとした表情となり自分の胸にバスタオルを押し当てて、拭き拭き(////

杏子の様子をチラチラ。こ、このような宿がゴミの市の側にあって助かったのだ。直ぐに身体を洗わねば臭いが染み付いてしまうし、何より病気になってしまうからの。

ゴミの市があそこまで不衛生なのはさ、この宿を儲けさせる為だったりして。自分の頭にバスタオルを被せて、拭き拭き(////

ふふっ。ありうるの。

自分のおパンツを穿き穿き。ご主人様が着てたあの服は凄く汚れちゃってて、もう着れないからこの宿で処分して貰ったけど、それで良かった?

うむっ。杏子の着替えシーンをチラチラ。そちの服はどうするのじゃ? おパンツだけではないか。

オレのはそんなに汚れてないからクリーニングに出したんだ。直ぐに仕上がるらしいから、それまでオレ、このままで待ってる。恥ずかしいからベッドの中に入ってていいかい? (////

では余も一緒に…って、いやいや待て。あの臭いは服に染み付いたら二度と取れぬであろう。もうあの服は着てはならん、捨てるのだ。折角そちの身体を洗ったのに、また臭いが付いてしまうではないか。

捨てるなんて勿体ないよ…。あの服はオレのお気に入りだったし…。

余はそちの匂いが好きなのだ。別の臭いが混じるのは嫌じゃのう…。

えっ? ご主人様、オレの匂いが汗臭くて嫌だから、匂わないように清潔にしろって言ってたじゃん。

ふむっ。あの時は嫌だったのだ。でも今は何故か分からぬが、とても良い匂いに思えるのだ…。もう嗅げぬとは寂しいのだ。

へ、へぇ…。そ、そうなのか。えーっと、んーっと…。ご、ご主人様の希望なら仕方ないよな。うん。オレもう着ない、絶対に着ない(////

では、あの服の代わりに。この服をそちに送ろう。 ……パチッ☆

おパンツ一枚の杏子に朱色のスーツがビシッ! えっ!? これって、オレのスーツじゃん…。テレポート…じゃないよね。クンクン…。臭いがない…ということは違う服? まさか魔法で同じ服を!? ご主人様ってほんと凄いんだな…。

余の能力は姉上の波紋系のように、何にでも応用の利く魔法系統では無いが、このくらいはな…。

こんな本物の具現化魔法、ルーンで使えるの2~3人くらいしかいないと思うよ。

そちの身体から出る魔力の粒子をあの服の形に固定させただけじゃ。燃費を重視したからの。特に防御力に秀でるとか、特殊な能力がある訳でもない。その分、そちの魔力消費は微々たる物じゃ。……余からそちに流れ込んでおる魔力を固定化させれば凄い服を作れるのだが、それだと余の匂いがそちに移ってしまうからな。

いや十分だよ、これで…。スゲェ嬉しい。実はあの服さ、前のご主人様から戴いた大切な服だったんだ。勿論ご主人様が嫌ならオレは着ないけど、クリーニングから戻って来たらさ、桐箱に入れて大切に取っておこうと思うんだ。同じ服が今のご主人様からも戴けるなんて…。服の袖を頬でスリスリ。

前のご主人様というと、巴マミか…。

うん…。性奴にしたいんだろ?

そちが嫌でなければ…だ。そちはマミを性奴にすれば余に構って貰えなくなる気がして嫌なのであろう? ニヤニヤ。

二人共、構ってくれるんなら、それでいいさ。ていうかさ…。うーん。

なんじゃ?

オレはご主人様の物なんだろ? 所有物に意見なんて聞いてどうするのさ? ニコニコしながら王子の顔に自分の顔を近づけ、下から上に覗き込み。

さっき言ったであろう? そちが嬉しいことは余も嬉しい。そちが喜ぶと余も喜ぶとな。だからそちが悲しいなら余も悲しいのだ。……悲しい思いをするのは嫌なのじゃ。杏子のおでこにコツンと頭突き。ミ☆

痛てて…。

……。

たんこぶ出来ちゃってるじゃん…。

杏子。

ん? おでこ撫で撫で。

真面目な話、どうなのだ?

だ、か、ら、構ってくれるならそれでいいって…(////

前の主が堕ちる姿、本当にそちは耐えられるのか?

……オレのご主人様はアベル様だけだよ…もうそう心に決めてる。前にも言った筈だぜ? 信じてくれないのか?

……。

じゃ、オレの今の心を証明する為にマミ様をご主人様の下へ連れてくるよ。泣いて嫌がっても連れてくる。何を言われても耳を貸さない。ご主人様の為なら、オレ…なんでもするから。

よい心掛けだが、そちはマミがいま何処にいるのか分かっておるような口振りであるな。

インキュベータ社の本社…。奴隷ファームがある地下施設の何処かにマミ様は監禁されている筈だよ。

あの奴隷商か…。もしや、そちはマミを救出するのに有利だと思って、インキュベータ社があるスレーブタワーに住みたいと言ったのか?

うん。黙ってて、ごめん…。

もう少し余を信じてくれても良かったのではないかと思うが、今はもう余を信じてくれておると思うから、何も言わぬ。

うん…。ありがと…。

しかしどうやってマミの居場所を掴んだのじゃ。ドームの落札者情報は厳重に管理されておる筈だが。

オレをドームで落札した人…。ほら、えっと、何て言ったっけ、あぁ、そうそう。サキエルって人から聞いたんだよ。

サキエル!?

うん…。くくくっ。お仲間のマミ様のことがさぞ心配でございましょう…って言われたから、うんって答えたら、ではあの方が誰に買われどうなる運命かお教えしましょう…って。

な、な、なぜ、奴がそのようなこと知っておるのだ…。ううっ…。マズイのじゃ…。何か妙なことを勝手にやっておるのだ…。奴に休みなど取らせ時間を与えるでなかった。また碌でもないトラブルが始まるに違いない。いやもう既に始まっておることであろう。奴は余の前では道化を演じておるが、余のおらぬところでは何をやるか分からんのだ。非常にマズイのじゃ…。

何を心配してるのさ。ご主人様の側近中の側近だろ? オレの見たところ優しくて親切そうな人だったぞ? 結構イケメンだったしな。

アレが…イケメンだと? ま、まさかそち、既にサキエルと…。

馬鹿っ! そんなわけあるかっ! 腹にパンチ。ガスッ。
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