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ちょっとエッチで正しいハーレムの作り方 作者:上級読者

まどかの章 02 ★★☆ 奴隷市場(スレーブドーム)

クチュ…ん…っ…。クチュ…んんっ…。王子…(////

ん…っ…。なんじゃ蓮華…。チュッ…(////

あんっ…。もうキスはお止め下さい…。あうっ…クチュ…ん…っ…(////

駄目じゃ…。チュッ。そちをまだ食し終えておらぬ…。蓮華の唾液は蜜のように甘く滑らかである…。チュッ(////

それは…。クチュ…ん…っ…。それは、さっきアイスモナカを食べたばかりだからですっ(////

いや、そちはアイスモナカより、ず~っと、ず~っと、甘いぞ…。チュッ。余は蓮華の全てを味わい尽くしたいのだ…。チュッ…(////

ああん。もうっ…。王子…。こんなキス、何処で覚えたんですか…。あんっ、ん…。んんっ…。もういい加減に…。ん…あっ…。王子…っ…。せっ、競りが始まってしましますよ…。あん…。んっ……ん…王子…。蓮華は…んっ…。蓮華は…(////

……ん? 競りとな? あっ! そっ、そうであった! ガバッ。いかんいかん。すっかり忘れておったわ。こんなことをしておる場合ではないわ。

…ムッ。

うわわっ、周りの席の者たちがこちらとは不自然に180度逆の方を向いておる。ううっ…。見ぬ振りをしてくれておるのだろうが、この小さな気配りが逆に恥ずかしいのう蓮華よ…。んっ? 蓮華…?

ムカッ。

ど、ど、どうしたのだ蓮華、なっ、なにをそんなに怒っておるのだ…。余のキスがそんなに嫌であったか? す、すまん。もうせぬから。ちょっと調子に乗ってしまっただけなのだ。

プンスカ。

ええっ!? 謝ったのに、な、なぜ、更に怒っておるのだ…。謝り方が悪かったかのう。すまなかった、許してくれい。このとおりである。

もういいです…。ションボリ。

うううっ…。蓮華よ。余はそちが悲しんでいる顔を見るのは、そちが怒っている顔を見るより辛いのである…。ションボリ。

ニッコリ…。

おおっ、すこしぎこちないが蓮華が笑ってくれた。余も笑おう。ニッコリ…。

ハァ…。で、王子、冗談はここまでにして…

んっ? 冗談であったのか?

当たり前です。人妻の私が10才のお子様のキスくらいで、怒ったり、悲しんだり、本気になる訳ないでしょう。全く…。

わはははっ、なんじゃ、そうか。心配して損したわ。しかしさすがは蓮華じゃ演技も上手いわ。コロッと騙されたわ。

……それで王子、真面目な話、今回の競り、お眼鏡に適う子は見付けたのですか? 奴隷は犬猫のペットじゃないんですから、奴隷といえぞ人なのですから、真面目にちゃんと選んで下さいよ? 適当にこれでいいや、とかは絶対に駄目ですからね。

うむっ…。わかっておるぞ。あぁ、ちょっとすまぬが、蓮華、そこのi-Padを…。

はい。ノ ポイッ ~~ i-Pad ガシャン! ミ☆

……。

……。

……蓮華よ?

はい。

やはり怒っておるのではないか?

いえ。手元が狂いました。

う、うむ…。そ、そうか…。ピコピコ。おおっ、i-Padは大丈夫なようだが…。そちは大丈夫なのかのう…。心配じゃのう…。

あははははっ。王子、これも冗談です。すみません、もう止めます…。大人気ない、笑えない、詰まらない冗談でしたね、ゴメンなさい。チュッ…(////

……(////

……で、王子、i-Padがどうしたのです。

あ、あぁ…。そうであったな…。えっと、これは競りに参加する為の端末になっておってな。今回の競りに掛かる奴隷の様々なデータが色々と入っておるのだ。先ほど作成したお気に入りフォルダーを…。ピコピコ。うむ…。蓮華よ、事前の案内を読んだ限りではこの6人が良いと思うのじゃが、どうであろう…(////

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No.001 Rank S ♀ Age15 Tomoe Mami ☆
No.002 Rank A ♀ Age13 Miki Sayaka ☆
No.003 Rank A ♀ Age13 Sakura Kyoko ☆
No.024 Rank A ♂ Age15 Ayasaki Hayate
No.085 Rank B ♀ Age11 Minamoto Sizuka
No.162 Rank C ♀ Age10 Isono Wakame
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どれどれ…。あっ、星付き…。奴隷の中に魔法使いがいるとは珍しいですね。それも3人も…。

ふふふっ。このようなチャンス滅多にないであろう?

えぇ、年に数回あるかどうかでしょう…。そうか、だから今日はこんなに客が多いのか…って、んっ? まさか王子はこのことをご存知だったのですか?

勿論じゃ、余はここ数日、ネットで奴隷情報を毎晩チェックしておったのだぞ。

ほんとスケベなことにはご熱心なんだから…。

なにか言ったか?

いえ。で、この6人の中で本命はどの子なのです?

ふふん。余が一番に狙っておるのは、勿論、最高Sランクの巴マミである。隣国マギカ王国の有力諸侯のひとつであった巴家のひとり娘だ。

先週、マギカ王家に謀反を起こして取り潰されたお家ですね。報告は聞いてはいましたが、まさかもうその姫が奴隷となってエロスの奴隷市場で売られているとは…。

奴隷は鮮度が命というからな。ここは産地直送、皆、とれとれピチピチなのである。

残り2人の魔法使いは巴家の家臣だった騎士達ですね。

うむ。美樹家と佐倉家、どちらも武門の名家じゃ。マミを競り落とせぬときはコヤツらのどちらかにしようと考えておる。

魔法使い狙いですか…。

駄目かな?

いえ、一般人より無難な選択かと思います。魔法使い同士だと気心が知れていますし、礼儀作法などを一から教えなくてよいので躾けが楽です。精神力も体力も強靭ですので奴隷の境遇となっても弱ること先ずありません。

うむっ。

……しかし王子、その下の綾崎というのは少年ではないのですか?

あぁ、それはだな…って、おおっ! 蓮華! 蓮華よ! やっと競りが始まるようであるぞ! ふはははっ。小気味よい曲に乗って、今日の競りに掛かる奴隷どもがゾロゾロと出て来おったわい。

顔見せですね。今日の競りに掛けられる奴隷は100人ほどですか。

……しかしなんじゃなぁ。全員服を着ておるのか。ガッカリじゃのう。こらっ! もう少し肌の露出がないと誰を余の性奴にするか決められぬぞっ! パンチラもないのかっ! サービスが足りぬぞっ!

……王子、みっともないです。少し落ち着いて下さい。今はただの顔見せです。競りに入れば個別に十分なお披露目が行われますから。

う、うむっ…。しかし全員をよく見ておきたいぞ…。競り落とした後でもっと良いと思える性奴が出て来たら困るのだ…(////

王子、そういう場合は奴隷をトレードすれば良いのです。

トレードとな? 買った奴隷は後で交換出来ると申すか。

はい。ランクの低い奴隷の持ち主がランクの高い奴隷の持ち主にトレードを持ち掛けても殆どが断られるでしょうが、高い奴隷で低い奴隷のトレードを持ち掛けることは競りの後でよくあることで、成立する確率も高いです。

なるほど…。

ですのでトレードを考えに入れるなら、出来る限り高いランクの奴隷を競り落とすのが無難です。今回で言えばあの3人の魔法使いということになりますが…。しかしあのように強く脈打つ波紋…。3人共、予想以上に強い力を持っております。特に真ん中の金髪の少女、巴マミ…。神具ソドムの鎖で拘束されてはいますが、あの研ぎ澄まされた魔力なら自力で縛を解くことも可能でしょう…。王子、彼女は避けた方が良いです。油断すると寝首を掻かれるやも知れません。

ふはははっ。面白いではないか。歯ごたえがあった方が屈服させがいがあるぞ。

……王子はマミに面識でもあるのですか?

んっ? いや、全くない。もしかすると、どこかの城の舞踏会で会っておるのやも知れぬが、記憶にはないのう。

う~ん…。面識のないマミにそこまでご執心される…。王子って年下好きかと思いましたが、意外に年上好きなのですね。

好き? いや余はマミのことを好きとは思えぬが。

えっ?

少し語弊があるかのぅ。余はマミのことを恋愛対象とは思えぬ。だからこそ良いのだ。

はぁ??

余はいまハーレム候補を選んでおる訳ではない。余の性交の練習相手を探しておるのだ。余の好みのタイプと完全に一致する者を奴隷にしたなら、余は練習では我慢が出来ずに性交に至ってしまうことであろう。それでは駄目なのである。性約違反でハーレム選考が終わってしまう事態は避けねばならんからな。

つまり恋愛対象としての好みに合致しないで情が移らず、性交の練習で寸止めが出来るほどに自制心が保てる相手で、尚且つ最高の女性をお探しなのですか。(ハァ…。ほんと面倒臭い人だわ…)

うむっ、ほれ蓮華よ、見てみよ、マミのふくよかな胸を…。素晴らしいであろう? そしてあの澄んだ目、愛らしいのう…。主に従順な証でもあるぞ。ふふっ、これは名門巴家の血筋のよさから来るものであろうな。頭も良さそうである。安心して割り切ったお付き合いが出来るというもの。さらに言えばあの者は金髪でキリノに似ておる。対キリノの夜の模擬戦をやるに最適ではないか。巴マミはまさに余の性奴に相応しい、いや余の性奴となるべくして生まれた女だと思わんか。ふはははっ。
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