キリノの章 32 ★★☆ 鳳凰宮(最上階)
キリノ…。チュッ(////
ん…。あぁ…。黒猫さん…。ここは…。そうか、わたしの部屋…。
気が付いた? お水…。飲んで…。
ありがと…。ゴクゴク…。ふぅ…。
キリノ…。大丈夫? ごめんなさい…。私、興奮し過ぎて…(////
う、うん…。それより黒猫さんこそ大丈夫?
なにが?
だ、だって、その、わ、わたしの汚い…(////
大丈夫、前も言ったけど貴女のことならどんなことでも汚いと思えないの…。
気持ちの問題じゃなくて!
ふふっ。ごめん。実は魔法で綺麗にしてからキスしただけなの。心配しないで。チュッ(////
そ、そっか…(////
気持ちよかった? チュッ(////
うん…。凄く興奮した…(////
嬉しい…。でも貴女、とても疲れた顔をしているわよ。
カナコの後にアンタと2回もやったんだもん。凄く疲れた…。
貴女のハーレムには私やカナコさんの他に近衛の女の子が99人。あと164日経てば王子も鳳凰宮入りして貴女を求めに来るわ…。貴女のからだ持つのかしらね。
一晩寝れば大丈夫だよ。今日はあと1回くらいが限界…。
まっ、まだ出来るの…? 元気ね…(////
毎日倒れるまで共振しまくるわ…。カナコとはネットリ…ジックリ…重点的に共振して…。黒猫さんとは他の子にはまだ出来ない強力な共振を試しながらやって…。あとの子とは…そうね…。4~5人ずつこの部屋に呼んで同時にやってみようかな。共振をやり易い子とやり難い子がいるだろうから、それを早く見極めて難しい子とは丁寧に一杯してあげないと…。
共振って言葉がちょっと卑猥な感じに聞こえるわ…(////
そ、そんなことないよ…。あはははっ(////
で、明日は誰とするの?
明日? 明日は勿論メルルちゃんとだよ。とうとうあの天使ちゃんがわたしと…。にょへへへっ…。メルルちゃん魔法使いじゃないから共振できないけど、一緒にお風呂入って、キスして、からだの洗いっこして、キスして、マッサージしてあげて、キスして、パジャマ着せて、キスして、一緒にご飯食べて、キスして、屋上に行って、キスして、星空の下2人で歌をうたって、キスして、部屋に戻って、キスして、ベッドで裸で抱き合って、キスして、朝までグッスリ寝るの。
貴女、鼻血出てるわよ…。
はわわわっ。頭を上げて首をトントン。
……貴女、あんな小さな子までハーレムに引き込むつもりなの…? メルル様を妹のように接してあげてとは言ったけど、裸で抱き合ったり、キスをしたりするのは妹とのスキンシップの範疇を超えてるんじゃないかしら。貴女、メルル様は王子のハーレム候補でまだ7才だってこと忘れてない?
裸で抱き合うのもキスもスキンシップだよ…。わたしメルルちゃんのお姉ちゃんになるの。
……メルル様に貴女が変なことをしないよう明日はこの部屋へ監視しに来ます。
えーっ、嫌だ…。明日はメルルちゃんと2人っきりで…。
駄目!
ふふっ。無理しちゃって…。黒猫さん本当は明日はわたしやメルルちゃんのことなんて構ってられないんじゃない?
ど、どうして?
知ってるよ。黒猫さんがアップリケさんを大好きだってこと。小さい頃からズ~~~ッと好きだったんだって?
なっ、なっ、なっ、なにを言うのよっ!(////
黒猫さん直ぐ顔に出るんだから…。ハーレムの女の子はご主人さまを悲しませたら駄目なんだよ? もっと上手く嘘を付けるようにならないと…。チュッ(////
ど、ど、ど、どうして…。誰にも打ち明けたこともないのに、なんで…(////
えへへっ。蓮華さんから聞いたの。
蓮華? あの子、私の頭を覗いたのね! ゆっ、許せないっ!
蓮華さんは黒猫さんに特殊能力は使わないと思う。黒猫さんこんなに分かり易いんだもの、普通にバレちゃうって…。アップリケさんも気付いてると思うよ?
わわわわっ…。ガタガタ…ブルブル…(////
大丈夫。アップリケさん、黒猫さんのことを話すとき顔を赤らめてた。多分、アップリケさんも黒猫さんのこと好きなんだと思う。
そ、それ…本当?(////
うん。だから明日はわたしがメルルちゃんと仲良く一緒にいるから、アンタはアップリケさんを部屋に呼んで、仲良く、ね?
……(////
黒猫さん、わたしを信じて。キスも裸で抱き合うのもスキンシップなんだよ。
……そ、そうかしら?
そうよ。
……そ、そうね。そうよね。キスなんて外国では挨拶だというし、裸で抱き合うのも…。裸で抱き合う…。裸…。そう。裸族。外国には裸族というのが未開の地にはいるそうだから、これもただのハグ。挨拶といえるのかも知れないわね。スキンシップだわ。ごめんなさい。
よかった…。
私もう帰らないと。これから引越しの準備しなきゃ。電化製品はまだまだ使えるから今のをテレポートするだけで大丈夫だけど、家具が…。突然ベッドが今朝壊れてしまって…。しょうがないから買い替えることにするわ。大きくてフカフカのを高島屋の外商さんに注文してっと…。枕も二つ…。ダメ…。これじゃアレだと思われる…。大きくて長いのを…。あぁ、キリノ、ではまた明日ね…。
だっ、駄目だよ…。引越しなら後で手伝うから。帰るのちょっと待って。お願い。ベッドは天蓋付きで凄く可愛いのを白帝城から貰ってくるからさ…。
天蓋付き…。
う、うん。女の子の憧れだよ? つい横になりたくなるような、そんなベッド。大きいしフカフカ。白帝城の使われてない部屋の中にいくつかあるから、それ王子に電話して送って貰うから。
……それは有難いけど。貴女、私に何か頼み事でもあるの?
頼みっていうか、いっぱい汗をかいたじゃない? だからお風呂に一緒に入ろうかなって。カナコも起こしてさ。この階の奥の角部屋にガラス張りの大浴場があるんだ。3人で入りたいなって…。
ありがとうキリノ。嬉しい…。じゃ、お風呂、遠慮なく頂こうかしら。
う、うん…。で、でね…。
ん?
黒猫さんには。えへへっ。大浴場でカナコの健康診断を…。猫猫診療室でお尻の診断をやって欲しいなって…。わたし見てるから。
……。
へっ、へんな意味じゃないの。あの子、効果の代償に寿命を縮める魔法を使ってて…。その影響でからだに何か病気が発生していたら大変だから調べて欲しいの。
健康診断はともかく、貴女が見てる必要がどこに…。
カナコが不安になるでしょ! わたしが付いててあげるのっ!
そ、そう。それならいいけど。カナコさん大丈夫だと思うわよ? 寿命を縮めるのが成約の条件だとするなら、寿命=死ぬまでに打ち鳴らす鼓動数の筈だから。
わたしも多分そうだと思うけど…。
医学とは別の次元の話だわ。魔法学的に言わせて貰えば、ここまで魔力が上がったカナコさんには無意識下でも魔法効果が反映され続ける。鼓動が鼓動を生み出し続けるから、そうそう命が尽きることは…。
心配なの…。予想外のことって、起きるから。
……わかったわ。じゃ、これからテレポートで医務室から潤滑液と弛緩剤を取ってくる。少し待ってて。
あぁ、それはもう用意してある。カナコが怖がって暴れないように媚薬入りの潤滑液を特注しといたの。肌から直接浸透するタイプ。これなら弛緩剤は要らないでしょ? ていうか、わたしのとき使わなかったじゃん。
……媚薬?
うん。そこにわたしの共振も加えるから大丈夫だよ。力なんて抜けまくりで入りようがないもの。
ちょ、ちょっと待ちなさい、そんなの使ったら、わたしもシッポから媚薬を吸収して…。
そうだね。黒猫さんも大変なことになるね。貴女が医療ミスをしないようにわたしも全力でフォローする。
貴女、医療をなんだと…。
大丈夫だよ黒猫さん。もうそんな建前は必要ない。だってこの章のお話はここでおしまい。名前すら知らない他人が勝手に定めた表現規制や年齢規制なんて、これから先は気にしなくていいの。わたしは規範に心を奪われた人達の傲慢さや残虐さを見てきた。規範に縛られて心を見失った人達の悲惨な末路も見てきた。わたしはそうはならない。わたしの心はわたしのもの。どうするかはわたしが決める。わたしはわたしを束縛しようとする全てに抗う。
……貴女が何をいってるのかよく分からないのだけど。つまりどういうことなのかしら。この話がここで終わるのならもう格好をつけないで、貴女の本心を言ってごらんなさい。自分で自分をごまかしては駄目。
カナコにはわたしと同じ経験をして欲しい…。アンタ達が乱れる姿がみたい…。わたしもそこに加わりたい…(////
それが貴女の望みなのね?(////
うん…。カナコが心配なのは本当だけど、わたしちょっとエッチなの…(////
なら始めからそういえばいいの。私達は貴女のしもべ…。貴女は自分のしたいことをなんでも私達に命じて…。貴女の望みは私達しもべの望み。貴女の心が満足すれば私達しもべの心も満たされる。だから心を偽らないでありのままの貴女を見せて…。
ごめん…。黒猫さん。わたし…。
言葉の後は素直な気持ち、これで伝えて…。チュッ(////
あんっ…。黒猫さん。チュッ(////
キリノ好きよ…。チュッ(////
わたしも、わたしも、黒猫さんが好き。カナコも好き。2人とも好きなの…。大好きなの…。早くエッチしたい。もう我慢できないよう…。チュッ(////
じゃ、お風呂行きましょうか。
うん! カナコ起こしてくる。バタバタ…。
ハァ…。山猫姉さん…。私、あんなにエッチな娘とやっていく自信ないよ…。ああ…。もっと、もっと、私、エッチにならなくちゃ…(////
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