キリノの章 30 ★★★ 鳳凰宮(最上階)
姫さま…。やっぱり私…。
緊張しないでカナコ。どうしても怖かったら、お茶だけ飲んで帰るだけでもいいの。強制はしないから。ねっ?
……うん。
じゃ、わたしの部屋に入って…。
おじゃまします…(////
パタン…。ちょっとそこのソファーに座って待ってて。お茶入れてくるから。パタパタ。
あっ、私が…。
いいよ。お客様なんだから大人しく座ってて。
う、うん…。そわそわ…。キョロキョロ…。
お待たせ。紅茶と…。カチャ。チョコレートケーキ…。カチャ。どうぞ…。
ありがと…。カタカタ…。アレ…? カタカタ…。ごめん…。手が震えて…。
背中から抱きっ…。カナコ…共振ってそんなに怖いものじゃないよ。わたしがリードするわ。アンタの波紋にピッタリと隙間なく合う波紋を飛ばして、全てを満たし、ゆっくりと引き上げてあげるから…。
私、初めてなんだ…。上手く出来るかな…。ガタガタブルブル。
安心して。わたしに全てを委ねて…。全部やってあげる…。はい、ケーキ…。あ~ん…。
……(////
食べられない? じゃ…。わたしが…。パクッ。もぐもぐ…。
……あぅぅ…。
ふふっ…。クチュクチュ…。肩をトントン…。
ふぇ?
ブチュ~~ッ(////
んんんっ!? んんんん…。んっ……。クチュクチュ…。んっ……。コクン…(////
……どう?
甘いよぅ…。
可愛い…。チュッ(////
……(////
女同士でこういうことするの嫌?
頭フルフル。私…。おとこ嫌い…。
わたしのこと好き?
頭コクコク。強い女の人…好き…。
アンタ…黒騎士さんのことも好きだったでしょ?
う、うん…。でも団長はお兄ちゃんのことが…。
そうだね。他に好きな人がいたんだよね。わたしも弟のことが好きなの…。
ううぅっ…。ううっ…。
泣かないで…。アンタも好き。チュッ(////
うぅ…(////
わたしはカナコのこと好き。だからカナコもわたしのこと好きでいて欲しい。わたしと一緒にいて欲しい。永遠に…。
うん…。
じゃ契約ね…。
契約?
わたしはアンタの永遠の主であり、アンタは私の永遠のシモベ……。いい?
……私は姫様の永遠のシモベです。
キリノでいいわ。チュッ(////
あんっ…。キリノさま…。私、身も心も全てキリノさまに捧げます。キリノさまの永遠のシモベとなります…。
じゃ、わたしはカナコの永遠の主になるわ。ブチュ…………………………ッ(////
んっ!? んんんんっ!!! んっ……んぅ………ぅ…ぅぅ………ぅ…っ……ぅぅ…ぅ……ぅ…っ……(////
んうっ……ぅ…っ……ぅぅ…ぅ……んっ…ん…ん…ぅぅ…。ふぅ。契約完了っと(////
あうぅう……。あぁ……。ハァハァ…。ハァハァ…。
ふふっ。可愛い。じゃ、そろそろ共振…するわね。取り合えず今日は最初だから軽く…。そうね…。アンタがこれから近衛の新しい団長としてやって行けるくらいの魔力にまで引き上げるわ。
……。
どうしたの?
団長の代わりなんて私には無理だよ…。
自信を持ちなさい。黒騎士さんも推薦してたじゃない。次の近衛の団長はカナコ…。アンタしかいないって…。
で、でも私、基本能力なんて並み以下なんだよ? 特殊能力なしじゃ…。
……アンタのデビルカードの能力は悪魔と契約して力を得ていた訳じゃない。そんなものこの世にいないわ。本来よりも大幅な能力の引き上げを行うから、そのリバウンドとして寿命という対価が必要になっていただけのことなの。逆にいえば達成可能な素質があるから実現出来ていたともいえる…。アンタのあのテレポート能力は本物なの。人の理を超えていた。魔力を上げてテレポート能力を極める訓練を重ねれば、いつかカードに頼らなくても同等のことが出来る日が来ると思う。蓮華さんのように人を超えた領域に到達出来るかも知れないの…。
人を超える? カードが無ければ何も出来なかった私が?
そう。アンタは人を超えた存在になれる。今の能力が低いのはカードによって安易に力を手に入れていたからよ。努力することを止めて可能性の芽を摘んでしまっていただけ。
頑張ったら出来るのかな…。
素質と意志の力があればね。幸いにもアンタには素質がある。でも意志の力はとても弱い。団長になる為にとか、強さを極めるのが目的なら、多分上手く行かないかもね。直ぐに諦めが芽生え挫折が成長して、妥協という大きな毒花が咲き、心がポキッって折れる。そこそこは能力が上がるけど、そこで満足してしまうの。
……。
でもね、カナコ。人の域を超える程に魔力を上げれば寿命を延ばすことが出来る。魔力で生命力を活性化させて200年、300年と生きた偉大な魔法使いは実在するわ。歴史の教科書にも載ってる。もしアンタがそうなればデビルカードで寿命を50年使っていても余命なんて気にする必要がなくなるのよ。アンタの命への執着が人では越えられぬ壁を越えるカギになるかも知れない…。負い目を強さに変えるの。だから、わたしとの共振、頑張って。アンタ、わたしの永遠のシモベになるって誓ったんだから死んでは駄目…。許さないから…。
うん…。
じゃ、服を脱いで…。お互いが裸で抱き合うことで、波紋がより感じ取れるようになって、共振の効果が上がるわ。
白のワンピースのお洋服、脱ぎ脱ぎ(////
……へぇ。アンタまだブラ付けてないんだ。
……(////
どうしたの?
こ、これも脱ぐのかな…?(////
脱いで…。
うぅ…。おパンツ脱ぎ脱ぎ(////
カナコ、おパンツを服の中に隠さないで。ちょっと見せて…。
えぇっ…。嫌だよ…(////
さっきの契約…。
わ、わかった。おずおず。……。はぃ…(////
カナコのおパンツ、脱ぎたてで暖かい…。やわらかい木綿の白地になにかアニメキャラがプリントされてるわね。可愛いわ。うさぎさん…かな?
妖精…。魔法使いの女の子のしもべなの…(////
へぇ…。今度そのアニメ一緒に観ましょうか…。じゃ、おパンツはもう…。ん…? あっ…。ここ…。クンカクンカ…。あらあら…。ふふふっ。
……あああぁ(////
感想は言わないであげる。まだわたしが穿いてない新しいショーツがあるから、あとでそれを使いなさい…。これは後でわたしが洗っておくわ…(////
……ううぅっ(////
仰向けでソファーに横になって。
うん…。もそもそ……(////
じゃ、わたしも…。服を脱ぎ脱ぎ、ブラを脱ぎ脱ぎ、ショーツも脱ぎ脱ぎ(////
綺麗…。
ふふふっ。ありがと。アンタも綺麗…。抱き合うわね。よいしょっと…。抱きっ(////
キリノさま…。抱きっ(////
うわっ…。カナコのからだ凄く熱い…(////
キリノさまの肌、スベスベ…。からだ、すりすり(////
そ、そう。じ、じゃ、共振始めるわね…。ギュッ(////
お、お願いします。ギュッ(////
緊張しないで、心をわたしに預けて…(////
うん…(////
カナコの波紋捉えたわ…。特殊能力、白の女皇帝発動! わたしの波紋をカナコと共振出来るように来栖家固有波形パターンへ偽装…。カナコの波紋と同期開始。 ……パチッ☆
あっ なっ! 何これ! ちょっと! 嫌だっ! 嫌! ああっ……あぁ………あんっ…………んん……あぁ…ぁっ…(////
……カナコ…手を。
ああっ…ああっ……あぁ…ぁっ…キリノさまっ…ああっ……あっ……(////
……。
あっ…あ…ぁっ…力が抜けて……。キリノさま……私…もう…あっ…っ…これが共振…あっ……あぁ…ぁっ…あん……っ…(////
……うん。でも、これはまだ普通の共振なの。魔力を少し引き上げてくれる…。でもこれじゃ駄目…。最初だからそんなにキツイことするつもりはなかったけど、いまからアンタの魔力を大幅に引き上げる共振をやってみるね。白帝城を使ってわたしの魔力を引き上げた方法をヒントにして出来上がった技…。
ハァハァ…。ハァハァ…。キリノさま…(////
特殊能力、白の女皇帝派生能力、チート共振発動! わたしとカナコとの同期結果をシミュレート。増幅共振結果25.00倍で演算開始。結果算出。架空波紋形成…。増幅共振結果生成開始…。完了。シナプス変換…。完了。出来た…。データ復元…エラーチェック。OK。エラーなし。いくわよカナコ。いまからアンタの頭に特殊なデータテレパシーを打ち込むから。最初は違和感あって痛いかも知れないけど、慣れるまで我慢して。
う、うん…。
シナプス転送開始。 ……パチッ☆
きゃあああああ!!!!!! 痛いっ! 痛いよっ! ああぁあ…やめて…。頭が…。
カナコの手。ギュッ。
痛いっ! 痛い…。ズキズキして痛いよぅ…。頭がオカシク…。あああっ…。もう…。
カナコ……。チュッ(////
んっ…あぁ……。あぁああ…。ハァハァ…。ハァハァ…。
どう? チュッ(////
ハァハァ…。ふぇ…。あ、あれ…。頭の痛みが消えて…。転送、終わったの?
まだ続いてる…。でも、もうカナコの頭の中にわたしのシナプスの転送経路が出来たから大丈夫。これからは痛みはないわ…。そのかわり…。チュッ(////
あれ…。あああっ……あぁ………あんっ…………んん……あぁ…ぁっ…(////
共振の感覚が増幅されるけど…。チュッ(////
ああああああっ……。あっ…。あっ…。うあっ……。
ふふっ。アンタ凄くエッチな顔してる。ホッペをなでなで。……ちょっと休憩しましょうか。
ハァハァ…。ハァハァ…。ハァハァ…。ハァハァ…。
大丈夫? 落ち着いた?
う、うん…。ハァハァ…。ハァハァ…。
ここまでよく頑張ったわね、ご褒美を上げるわ。魔法粒子結合 ……パチッ☆
白い戦闘衣…。
近衛の団長になったら来栖家の戦闘衣じゃなくて、わたしが生み出したこの戦闘衣を身に付けなさい。
わ、わたしが、キリノさまの服を…。
わたしが死なない限り、アンタがわたしのシモベである限り、その衣は不滅なの。どんなことがあってもアンタを守る…。刀や槍や弓、それが例え神具であったとしても、カナコを絶対に傷つけさせやしないわ…。
暖かい…。あぁ…。キリノさまと同じ匂いがする…。
着てみて…。
い、いま? あの…。私のからだ汚れてるから…。シャワーを浴びて、それから…(////
大丈夫…。これは魔法の粒子を結合させて服に見せ掛けてるだけだから、汚れが付くなんてこと有り得ない。
で、でも…(////
……ていうか、カナコ汚れてる? 何が汚いの?
汗とか…涎とか…涙とか……ア、アレとか…(////
ふふっ。アンタのからだ、どこも汚くないよ。汗も。チュッ(////
あんっ……(////
涎も…。チュッ(////
んうぅっんううっ……(////
涙も…。チュッ(////
あぁ……(////
これも……。チュッ(////
ひぁっ…ぅ…ぅ…ぅ…いゃ…っ…だっ……(////
ふふっ。全部キスで拭きとっちゃったよ…(////
……(////
わたしが着せてあげるね。 ……パチッ☆
あぁ…。軽い…。なにも着てないみたい。
似合ってる…。アンタほんと可愛い…。
……(////
黒騎士さんはもう近衛にいない…。これからはアンタが白騎士となって近衛を率い、エロス家に、わたしに仕えるの。他はいらない。アンタは来栖家の為にもう十分過ぎる程に働いた。これからの来栖家はアンタなしでやっていけるようにならなくちゃダメ。アンタの力は来栖家の為なんて小さなことに使っちゃダメ。この国の全ての人の幸福の為に使うの。いい?
エロス家の騎士として…。エロスの国に私の全てを捧げる…。
そう。でも公務以外では、わたしだけを見てね。チュッ(////
うん…。チュッ(////
やっとアンタからキスしてくれた…。嬉しい。チュッ(////
えへへっ。チュッ(////
……じゃ、そろそろ再開しよっか。この服は魔法の粒子で出来てるから脱ぐときも魔法で解除するの。ちょっとやってみて。
戦闘衣解除。 ……パチッ★
ふふっ。
あっ…。服がブレスレットに。
アニメの魔法少女みたいでカッコイイでしょ。
うん!
着るときはなにか可愛い呪文をそのブレスレットに唱えてね。じゃ、裸になったことだし、共振を続けるわ。頑張って。カナコがその戦闘衣で戦い続けられるように…。増幅共振結果100.00倍…。 ……パチッ☆
ふあぁぁ…。あん…。うあっ…。あん…。ああん…(////
苦しい?
うん…。でも気持ちいい…。こんなに気持ちいいの生まれて初めて…(////
そう。チュッ(////
ひゃあっ……あぁ…ぁっ…(////
増幅共振結果500.00倍…。 ……パチッ☆
あああっ!! っ! あっ! あああっ!(////
わたしともっとこうしていたい?
はいぃ!
わたしのこと好き?
好きです!
じゃ、死んではダメ。絶対にダメ。もっと生きる為に、共振を受け入れなさい。増幅共振結果1000.00倍…。 ……パチッ☆
ひああああああ…。ああああ…。キリノさま…。待って…(////
どうしたの?
これ以上やったら…(////
ん? 限界なの? これ以上やったらどうなの?
オシッコ漏らしちゃうよ…(////
そんなことか…。漏らせばいいじゃん。
だって! ソファー! (////
ソファーのことなんて気にしないで。そんなの後で買い換えれば済むことよ。我慢しなくていい。共振効果が薄れるから早く漏らして、わたしとの共振に集中しなさい…。下らないことに気を逸らさないで…。増幅共振結果5000.00倍…。 ……パチッ☆
ふあああああっ…。ああああっ。ひ、ひやぁあああぁあ…………。うああっつ……。ジョロジョロジョロ……ショロショロショロ……。
あら、勢いよく一杯出たわね…。ふふっ。わたしのからだにまで掛かっちゃった…。こんなに我慢してたのか…。可愛そうに。もう全部出した? スッキリした? チュッ(////
ごめんなさい…。キリノさま…。ごめんなさい…。ううっ…。ヒクッ…ヒクッ…。
泣かないで。カナコのだから汚くない。まだ出るんじゃない? 全部出しちゃおうか…。お腹をなでなで…。ちょっと押し押し…。チュッ(////
ショロショロショロ……。あぁ…。もう…私、なにがなんだか…。ううっ…。
ふふっ。もうこれ以上、気持ちよくなるのは駄目?
駄目…。もう私…。駄目…。私、駄目になる…。駄目になっちゃう…。
いいよ…。駄目になっても。増幅共振結果限界値。10000.00倍に…。 ……パチッ☆
あぅああ!!!!!! うあああぅ!!! ううっ…。うぁっ…。あっ! あっ! あっ! あっ! あっ! あっ! あぁぅっ…。ガクッ…。
失神しちゃったか…。ゴメン…無理させちゃって…。実はアンタに残された時間、もう殆どなかったんだ…。今日にも鼓動が鳴り止むところだったの。でもこの魔力量ならもうしばらく…。
……すぅ…すぅ…。
頑張ったね、カナコ…。ふふっ。アンタ、今、黒騎士さんの魔力を超えたんだよ…。新しい近衛の団長…。可愛い白騎士さん…。わたしの永遠のしもべ…。もっともっと魔力を上げて不死にしてあげるんだから。チュッ(////
……鳳凰宮の制圧に成功したっていうから来てみれば…。貴女一体、何をしているのかしら?
うわっ!! ……って、なんだ黒猫さんか…。
王子かと思った?
王子はまだ鳳凰宮入りしてない。半年経たなきゃ来る訳ないし。別にやましいことしてる訳じゃ…。共振だよ…。この子の波紋にわたしの波紋を似せて共振させてたの。魔力を引き上げようって思って。 魔法粒子結合、ローブ生成、バスタオル生成、毛布生成。 ……パチッ☆ ……パチッ☆ ……パチッ☆
私はてっきり、貴女が鳳凰宮に入っていきなり不倫をしてるのかと思った。
ちっ、違うよ…。ローブ、バサッ(////
そう…。それならいいのだけれど。不倫最速記録のギネス申請は無しにしとくわ…。
次からわたしの部屋に入るときは、ちゃんとノックして返事があってから入ってよね…。いくら黒猫さんでもプライベートなことを覗かれたり口出しされるのは嫌だよ…。オシッコで濡れてない隣のソファーにカナコを移動させてバスタオルでカナコの足とお股を拭き拭き。毛布掛け掛け。チュッ(////
そうね。確かに失礼だった…。ごめんなさい。でも次からこういうことをするときには、扉に鍵を掛けておくことをオススメするわ。
……鳳凰宮って王に求められたとき妃が拒絶できないよう鍵が付けられてないの(////
ふーん…。それは難儀なことね。
扉に魔法を掛けると警報が鳴るし…。うーん…。あぁ、ゴメン、立ち話もなんだし、とにかく座って…って、ソファーにはカナコが寝てるか…。奥の部屋のベッドに腰掛けてて。いま手を洗って、お茶入れて来るから。パタパタ…。
テクテク。キョロキョロ。ふーん…。テクテク。へーっ…。ベッドにポスン。いい部屋ね。外の眺めもいいし…。
うん! 鳳凰宮最上階…。王都が一望出来て白帝城もよく見える一番見晴らしのいい部屋なの…。カチャッ。はい、どうぞ、エンゼルドーナツとカルピス。
ありがと、遠慮なく頂くわ。コクコク…。
……この最上階ってまだスペースに余裕があるんだ。わたしだけじゃ勿体ないからメルルさんに明日わたしの部屋の隣へ引っ越して貰うことにしたの。だって1階ってあんまり窓からの景色がよくないし。そもそもハーレム候補の住むフロアじゃないし。
……メルル様1階に住まわれてたの? それは酷いわね…。メイドや近衛の部屋より下の階って…。
でしょ? メルルさんは気にしてない様子だったけどね…。でも、わたしはそういうの嫌だから最上階でお隣同士になるの。ていうかさ、同じハーレム候補なんだし、仲良くしたいじゃん?
そうね…。あの子はまだ7才だから内心とても不安がってると思うわ。貴女が話掛けて友達になって…。いえ、どうせなら友達よりもっと親密にスキンシップなんかもして、あの子のお姉さんになってあげたらいいかも知れない。
うん…。あっ、黒猫さんはこの部屋の向かいの部屋ね。メルルさんの向かいはアップリケさんのお部屋。黒猫さんのことを話したら吃驚してた。
幼馴染なの。裏表のない素直な凄くいい子よ。コクコク…。
アップリケさん、黒猫さんと暮らせるってとっても嬉しそうだった…。4人で仲良く最上階を使いましょう。今後来る王子のハーレム候補の方は下の階ってことで。うん。これくらいの特権いいよね。早い者勝ちよ。
……でも鳳凰宮の最上階は全てコーデリアの部屋じゃなかった? 大丈夫なの? いくら鳳凰宮を制圧したからって部屋を強引に奪うと他のお姑さん達からの反発があるんじゃ…。
コーデリアはもう鳳凰宮のどこにも居ない。だからわたしが貰うの。家具なんかはもう全部換えたわ。実家からテレポートしたんだ。コーデリアのは向こうに送ったし。
向こうって?
避暑地のトラスに王家の離宮があるでしよ? あそこに移って貰ったの。コーデリア以外の評議員も全員あっちに移った。
……。
どうしたの?
私、貴女が近衛の副長を倒して魔力の偽装を解いたところまでしか知らないのよ。あの後、貴女が巨大な魔力を開放したせいで、中継衛星が落下してTVが映らなくなってしまったじゃない? だから私からしてみれば、まるで週刊少年ジャンプの…。あぁ、漫画の週刊誌なんだけど、その打ち切り展開のような端折り方をされた感じなんだけど…。
そ、そうかな…。
近衛をどうやって降伏させたの? 鳳凰宮をどうやって制圧したの? 評議員のお姑さん達をどうやって全員追い出したの? 黒騎士との戦いやコーデリアとの戦いを観れなかったから全然話が見えて来ないのだけれど…。というかコーデリアってラスボスよね? そんな重要なシーンを抜かして、どうして貴女のエロシーンをいきなり見せ付けられなきゃならないのかしら。
抜かしてない! 黒騎士さんともコーデリアとも、ちゃんと対峙したよ? 黒猫さんが観れなかったってだけじゃん…。ていうか、いきなりってエロって、それも黒猫さんがノックをしなかったからだし…。共振はエロじゃないもん…。さっき言ったじゃん…。
チョコレートケーキをモグモグして口移ししたり、おパンツをクンカクンカするのがエロじゃないんだ…。
さっ、最初からみてたんだ…(////
声を掛けたんだけど二人とも夢中で全然気付かないのだもの。呆れたわ。
そ、そう…。で、でも、あ、あれもエロじゃないの。ちょっとエッチに見えるかも知れないけど黒猫さんの医療と同じで重要なことなの…。
貴女、カナコさんの命への執着を増そうと思ったのよね…。共振を成功させる為に…。頭ではわかってるのだけど、でもどうしても嫉妬しちゃうの…。ごめんなさい…(////
嫉妬? もしかして黒猫さんってカナコと同じようなこと、わたしとしたい?(////
そ、そうね…。貴女達が楽しそうにしてるのを見てたら、我慢が…(////
わたし黒猫さんとも凄く共振したいんだ。黒猫さん可愛いし…(////
…………(////
…………(////
服は脱いだ方がいいの?(////
うん。わたしも脱ぐ。魔法粒子結合解除。ローブ、パージ。 ……パチッ★
……。黒のゴスロリお洋服を脱ぎ脱ぎ(////
へぇ…。大人っぽい下着だね…。おパンツもブラも薄紫。胸はガッカリだけど…。
もぅ…。ブラジャー脱ぎ脱ぎ(////
でも黒猫さんの胸ってお風呂でも思ったけど、ちっちゃいのに形が綺麗…。そういうのって凄くエッチだと思う…。チュッ(////
ちょ、ちょっと…。ど、どこにキスをするのよ!(////
ゴメン…(////
……。おパンツ脱ぎ脱ぎ(////
黒猫さん、いま脱いだおパンツを…。
ドキドキ……(////
……まぁ、それは、いいや…。じゃ、契約のキスから始めるね。
……。ムカッ。
わたしの目をみて…黒猫さん…。わたしは黒猫さんの永遠の主であり、黒猫さんは…。あっ、ゴメン、その前に、黒猫さんまだエンゼルドーナツ食べてないよね? ヒョイっと。モグモグ。
ドキドキ……(////
ゴクン。
……。ムカッ。
ふうぅ。落ち着いた。すごくお腹すいてたんだ。じゃ、改めて…。
ちょっと待ってキリノ。貴女わざと意地悪してるでしょ?
抱きっ! なんのことかな…? 何を期待してたのかな…? チュッ(////
なにって…それは…そのっ…(////
まさか、おパンツの匂いを嗅いで欲しかった? 口移しでドーナツを食べさせて欲しかった? へーっ。黒猫さんって意外にエッチなんだ。えへへっ…。チュッ(////
もぅ……(////
ふふっ。さっき覗いたお返し。クンカクンカも、お口でモグモグも後でね……。ギュッ。わたし、もう我慢出来ないから…。ブチュ…………………ッ(////
んん…んっ…。キリノ…誓いの言葉忘れてるっ…。んぁ…んんっ…。あんっ…。
チュッ…。チュッ…。黒猫さんのここやっぱり可愛い。チュッ…。チュッ…。プリンみたい…。やわらかくて…。チュッ…。甘いの…。チュッ…。チュッ…。チュッ…(////
キスしながら共振を始めちゃ駄目…。キリノ…。ギュッ。ち、ちょっと! ちょ…。やめ…。あん…。そんなところキスしちゃ…。いやぁっ…っ……っ…あぁんっ! あんっ! あっ! あっ! あん…っ……んっ…っ……んっ……。ハァハァ…。ハァハァ…。んぁ……あぁ…いゃ…ぁっ…ぁっ…ぁっ…あっ…っ…っ……(////
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