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ちょっとエッチで正しいハーレムの作り方 作者:上級読者

キリノの章 18 ★★☆ 白帝城(通路・ハーレム候補控え室)

ここが白帝城……。可愛い城だね。お昼ご飯を食べたショートニング城はこの10倍はあったような…。それに城に入ってから人の気配が全然ない…。ちょっと寂しいところね…。わたし白帝城って、もっとド~ンと大きく聳えてて、人が沢山いるところかと思った。モジモジ(////

この国を実際に動かしているのは白帝城じゃなく鳳凰宮なの。本来この城が持つべき官庁機能は全て鳳凰宮に移っているわ。だから文官、武官、大臣、諸侯らはこの城に一人も居ないの。この城にいるといえば、王子、近衛のお庭番衆、料理人、メイド、執事……全員入れても50人くらいかしら。だから城の殆どの部屋が使われてなくて、これでも広いくらいなのよ。まぁ、今日は貴女を歓迎する夕食会が夜の9時から開かれることになるから、じきに諸侯たちが集まって来て賑やかになるでしょうけど…。

ふ~ん…。白帝城…わたしがイメージしてたのとは随分違ったけど、城の名前から連想した白ってのはイメージ通りだよ。このお城って外だけでなく中も真っ白…。壁も天井も床も全部白なんだね…。凄く綺麗…。モジモジ(////

魔法を掛けられたことが直ぐに分かるよう、オリハルコンの白い粉末が練り込まれた漆喰で厚く塗り固められているの。なにかあればオリハルコンが魔力と共振して赤く発光するわ。何百年か昔の対魔法用のハイテク技術ってところなんでしょうけど、今はそんなのを使わなくても高感度で高精度の魔法感知ソナーがあるし、オリハルコンを発光をさせないステルス魔法も開発されたから、もう城を白くする必要はどこにもないのだけれど、歴史遺産ってことでエロス建国当時のままの姿を残しているわ。

へぇ……。でもエロス建国当時っていうと戦国時代よりもまだ昔になるけど、その頃ってオリハルコンをつくる技術がまだ発見されてなかったんじゃ…。モジモジ(////

それは精製する技術がまだ発見されていないというだけで、自然界には魔法科学反応で出来上がったオリハルコンが微量ではあるけど…って、貴女、さっきから気になってたんだけど、何をモジモジしているの?

ト、トイレ…(////

もう少しで貴女の控え室に着くから我慢して。

ど、どこにあるの?(////

この通路を真っ直ぐ行って右に折れると階段があるから、それを昇って出たホールを真っ直ぐ行くと、最上階への直通エレベーターがあって、それに乗って最上階まで行くの。着いたら直ぐ…

黒猫さん…。足を止めないで説明しよう…。説明は歩きながらでも出来るじゃん…(////

えっ、えぇ…。じゃ、ちょっと急ぎましょうか。テクテク。テクテク。テクテク。テクテク。   …ねぇ、貴女どうするの?

……トイレに(////

そうじゃなくてハーレム候補のことよ。貴女の携帯が鳴って話が途中になってしまったんだけど。

……この部屋にはトイレないのかな?(////

その部屋は使われてないわ。鍵が掛かってる。さっきも言ったけど、この城には殆ど人がいないの。だから使われてない部屋が大半で…

トイレだけってのはないの?(////

トイレは基本的に部屋の中に備え付けられたものしかないわ。そんなことより…

そんなこと!? アンタこの非常事態を軽視し過ぎてるんじゃないのっ!?(////

……えっと、我慢の限界を100として、今どれくらいなのかしら?

99(////

ハァ…。根性で限界を120くらいに引き上げなさい。あと5分くらいだから。 (5:00)

う、うん。5分なら(////

時間といえば、いま午後の2時半ね…。貴女はこれから控え室に入ってまず湯浴みをして貰うことになるの。なんと露天風呂よ。この城に入ったハーレム候補は城の地下10000メルテから汲み上げられた温水で身を清めることが慣例に…。あれ? キリノ? どうしてしゃがみ込んでるの? 顔が真っ青よ。 (4:40)

ハァハァ…。大丈夫、収まったみたい。行くわよ…。

え、えぇ…。それで身を清めるのに大体1時間ほど掛かるから終わって夕刻の4時ごろになるわ。それから夜7時の王子との謁見まで、しばらくは特に何もないのだけど、そのときに謁見用と夕食会用の二つのドレスを一応試着してみて欲しいの。寸法は絶対に合ってる筈なんだけど、万が一ということもあるし。 (4:20)

そうだね…。あぁ…。やっと階段…。昇りかぁ…。

……ねぇ? (4:00)

……なに?

貴女もしかして我慢してるのってオシッコじゃなくてその、ウン…なの? (3:50)

今頃気付いたの!? そうよっ。ウンコよ、ウンチとも言うわ。何を上品振って伏字にしてるのよ。アンタだって毎日するでしょ? わたしは今しようとしている、それだけのことよ!

おっ、落ち着きなさい、そんなに興奮したら…。 (3:35)

ハァハァ…。ハァハァ…。

このホールの先にエレベーターがあるわ (3:30)

ハァハァ…。ハァハァ…。

エレベーター来ないわね (2:50)

ハァハァ…。ハァハァ…。

気を紛らわす為に、歌でも歌いましょうか? (2:40)

ハァハァ…。ハァハァ…。

クロクロネコネコ~♪ クロネコ~♪ クロクロ♪ シロネコ♪ ヤマネコ~♪ (2:20)

ふざけんなぁ!! この馬鹿猫!!

なっ、なんですって、このキス魔ビッチがっ! (2:10)

もう駄目だよ。ううっ…。うぁ…。ヒクッ…ヒクッ…。

貴女は諦めるのが早すぎる…。諦めたらそこで終わりなのよ。もっと強くおなりなさい…。自分を信じ、頑張り続ければ、不可能だと思い込んでいたことも、ほら…。 (1:50)

ウイ~ン…。チ~ン。あぁ…エレベーターが…。

それは降りよ。帰って来るのを待ちましょう。 (1:40)

ううぁん…。ううっ…。ヒクッ…ヒクッ…。

ウイ~ン…。チ~ン。昇りが来たわ。さぁ、乗るわよ。ゆっくり、歩いて。 (1:10)

ヒクッ…ヒクッ…。

城の最上階は全ての部屋が使われているけど、控え室が一番近いから。ドアを出て右の通路の最初の部屋なの。 (1:00)

ハァハァ…。ハァハァ…。あぁ…。

チ~ン。着いたわ。最上階よ。頑張って! あぁ、焦っては駄目。呼吸を一定に、吸って~吐いて~。吸って~吐いて~。はい。ゆっくり歩いて。 (0:40)

ハァハァ…。ハァハァ…。はぅ…。うぅ…。ハァハァ…。ハァハァ…。あぁ…。

ガチャ。さぁ、ここが貴女の控え室よ。綺麗でしょ。トイレはその奥の扉だから、存分にね。よく頑張ったわ。 (0:30)

うん…。うぅ…。ガチャガチャ。えぇっ! あっ、開かないんだけどっ!?

ガチャガチャ。あら…本当だわ。故障のようね…。扉が開かないわ (0:20)

もう駄目だよ…。もう絶対に無理だ…。ヒクッ…ヒクッ…。

そうだわ。鏡台の側に備え付けられてる、このちいさな木製のゴミ箱をオマル代わりにするってのはどうかしら。ちょっと口が小さいけど… (0:15)

えっ…。それは…。でも…。でも…。でも…。でも…。

部屋の床に敷かれた超高級ペルペル絨毯に漏らすよりマシでしょ? そこに漏らしたら城のメイド達に知られるけど、ゴミ箱なら私が近くの湖にコッソリ捨ててくるから。ほら、早く、その白いミニスカートを捲り、おパンツを下げて、お尻をゴミ箱の口に当ててお腹の中のモノを全て出してしまいなさい。楽になるわよ。オマルだと思えばいいの。間に合わなくなるわ。向こう向いててあげるから (0:07)

うううぅっ……あぁぁぁあ………いやぁ……いやぁ……いやぁ……いやぁ…。脱ぎ脱ぎ…。うぅっ……。あっ………いやぁ……いやぁ……いやぁ……いやぁ…あぁぁぁ……(////

………(////  (0:00)
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