挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
ちょっとエッチで正しいハーレムの作り方 作者:上級読者

キリノの章 09 ★★★ 高山邸(居間・風呂場)

しかしお前がキリノと一緒にならないとなると…キリノは悲しむだろうな……。

あれほどの器量があれば学校にボーイフレンドの一人や二人いるだろう。俺のことなんて直ぐに忘れますよ。

キリノにボーイフレンドだぁ? そんな訳あるか。キリノをな、そこいらのビッチと一緒にするんじゃねーぞ、テメェだってさっきキリノは良い娘に育ったっていってたじゃねーか。殺すぞ、コラ。

あの年頃の娘なら学校での恋愛は普通だよ。まだ中学生なんだから裸で抱き合うって訳でもなし、淡い恋心をいだき合うなんて微笑ましいじゃないか…。オヤッサンの考えが下品なんだっての。

いいお湯ね……。ん? どうしたの無口になっちゃって、長湯でのぼせちゃった? もう上がろっか…。

余は、もう少し、こうしていたい。キリノに抱かれて湯に入っておると、心が休まってな……ついウトウトと……眠くなってしまうのだ……とても安心するのだ……。

アンタもそうなんだ……。わたしも……アンタとこうしてると凄く落ち着くんだ…。ねぇ、わたしにキスしなさい。

チュッ(////

うへへ…(////

……キリノはキスだけでよいのか。

うん。キスだけでいい…(////

余は性奴なのだ。キリノが望むことはなんでもするぞ…。

怖いの嫌だし…。キスだけで…わたし……。ねぇ、もう一度キスしなさい。

チュッ(////

ふへへ…(////

キリノとキスをすると余の心は温まる……。チュッ(////

んっ…あんっ……。め、命令してないのに性奴がご主人さまに、キ、キスしたら、駄目なんだからねっ(////

すまぬ。我慢出来なかったのだ。しかし分からぬ…。何故こうも強く余はそちに引かれるのだ…。

えへへ……それは……わたしが引き寄せられる分、アンタも引き寄せられて……アンタが引き寄せられる分、わたしも引き寄せられる……二人が引き寄せ合ってるから引力が半端ないんだよ(////

キリノよ。そちはキョウスケとやらが好きではなかったのか?

うん、キョウスケ好き(////

……余は?

うん、アンタも好き(////

そ、そうか……。キリノには余だけを見ていて欲しいのだが…。

どっちも好きって、駄目かな?

うむっ…。一人が何人も愛するというのは、良くないと思うぞ。ふしだらであるぞっ。

そっかな。この国の王子さまってハーレムを持ってるけど、王子さまがふしだらなんて誰も言わないよ。

ではそのハーレムの女達はどうなのだ。自分だけを愛してくれないというのは悲しいことではないのか。

今朝、鳳凰宮入りの式典があったじゃん。わたしの学校からも全校生徒でお祝いに行ったんだけど、ハーレムのお姫さま、メルル様って言うんだけど、すっごく可愛くてさ、すっごく嬉しそうだった。ハーレムに入って王子さまと一緒になるって悲しいどころか、この国の女の子が一度は抱く夢なんだよ。平民でも貴族でも女性なら誰にでも平等にチャンスがあるの…。その夢がふしだらとか悲しいとか思いたくないな…。

ふんっ。姫は綺麗であっても、その王子とやらは、さぞスケベな顔をしておるのであろうな。

王子さまは王位継承の戴冠式があるまで顔を見せないから、よく分からないけど、ルーン一番の美少年だって噂だよ。メルル様があんなに幸せそうだったんだから、やっぱり王子さまって超カッコイイんじゃないかな。

……キリノはそのスケベ王子も好いておるのか。余だけを見るというのはキリノには出来ぬのであろうな…。だが他の者にキリノの心が奪われるとき、余には言い知れぬ不安と焦りと悲しみが心の底より浮かびあがる…。この苦しみ…余は耐えられぬやもしれん…。

苦しいの?(////

うむ…。

ど、どうしてもアンタだけを見て欲しいっていうのなら、そうしても、いいけど…(////

本当かっ!

う、うん…。た、ただし、条件があるわよっ!(////

ど、どうすればよいのだっ!

えっと、えっと…。どうしよっか……。あっ、うんっ。嫉妬深い嫉妬深い性奴さん、わたしがアナタの虜となるように、もっともっと沢山キスしなさい(////

チュッ チュッ チュッ チュッ チュッ(////

にょへへへへ…(////
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ