メルルの章 07 ★☆☆ 白帝城(大浴場)
ガラガラガラ~~~っと、ふははははっ。メルルよ。一緒に風呂に入りに来たぞ! 見よ! このチンチンを! この前とは違うであろう!! これでもう余に不満は……って、誰もいないではないかっ! 誰かおらぬのかっ!
シュタッ! お庭番、蓮華(♀:16才:エロス家に代々仕える影の一族の末裔、アップリケの幼馴染だ。ルーン最強の天才くの一忍者だぞっ!)ここに。あっ…(////
あっ…(////
……………………(////
……………………(////
……な、なんじゃ蓮華。こ、こっちをジロジロ見るな…。しっ、しつれいであるぞっ(////
すみません。あまりに可愛いおチンチンでありましたので見とれてしまって…。
はぁぁ!? かっ、可愛いだと!? こ、これでも駄目と申すかっ!!(////
いえ駄目という訳では…。蓮華の心は癒されました。王子のおチンチンは例えるなら野に咲くエーデルワイスにございます。
ばっ、馬鹿にしおってからに…。み、みておれ…いつかお前が驚嘆の声をあげる程に大きくなってみせるわ! そう、北の樹海に聳えるメタセコイヤの巨木のようになっ!!(////
はぁ…。王子、馬鹿いってないでさっさと用件を言って下さいよ。そのエーデルワイスを愛でればよいのですか?
違うわ! メルルは何処だっ!!
お風呂でのぼせて医務室に連れて行かれました。
なっ!? だっ、大丈夫なのか?
現在、体を冷却する医療魔法で手当てを受けておられます。あと半時ほど横になっていれば回復するかと…。
そうか…。仕方のない奴だな。心配掛けおってからに…。
……。
なんだ?
いぇ…。そのようなお優しそうな王子のお顔を今まで見たことがなかったもので。少し妬けてしまいます…。
心にもないことを。
……私は以前から王子をお慕い申し上げておりました。是非とも私をハーレム候補に選んで頂きたく…
からかうな蓮華。先週結婚したばかりの新妻が言う台詞ではないぞ。
あはははっ♪
ふん。お前と佐助は幼い頃から家が決めた許婚の仲であったな。好き合ってもいた。夜の方はどんな感じなのだ。
いやー。あいつ毎晩毎晩、激しくて激しくてこちらの身が持ちませんよ…って何を言わせるんですか!(////
余はハーレム作りなどしておるが、性についてまるで経験がないのだ。聞かせてくれい。
い、や、で、す。……でも王子には本当に感謝しています。隠密で諸国を飛び回っていたアイツを本城に呼び戻して、しばらく私と一緒に居られるようにお心遣いをして頂けるなんて……。ありがとうございます。ペコリ。
勘違いするな。ハーレム候補の選定で城の人材が足りなくなっただけだ。ふん。メルルがおらんとは詰まらんぞっ。興が醒めてしまった。お前は風呂にでも入っておれ。余は部屋に戻る。
……王子、これを。
んっ? 花ではないか…。綺麗なものだな。
はい。今朝、お庭で咲いていたフォーチュンの花を一輪…。医務室に行かれるのならメルルさまにこれをお渡し下さい。私は王子のお言葉に甘えて湯浴みを致しますので。
……そうか。礼を言うぞ蓮華。
はい♪
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