メルルの章 06 ★★★ 白帝城(脱衣所・大浴場)
ここがお風呂場なのかな。お風呂のドラム缶どこにあるんだろ…。広いからわかんないよぉ…。
メルルさま…。
キャッ!!
お、驚かせてしまって、も、申し訳ございませんっ! わたくし今日からメルルさま付きを命じられましたアップリケ(♀:16才:陽気で誰からにも好かれる性格だが、ちょっとドジなところが玉に瑕だぞっ!)と申しますっ! 湯浴みの準備が出来ましたので、姫さまのお体を洗うお手伝いをさせていただきたく…。
はわわっ。い、いいよ。ひとりで出来るもん…って、アップリケさん泣いてる?
……わ、私はハーレムの姫君となられる方々に代々仕えてきた一族の娘です。今日の為に生まれて来たようなものです。姫様が私をお嫌なら別の者が姫様のお世話をすることになります……姫様を不快にして、も、もうふぃわげごじゃいまぜんでぢだぁ~~~。わ~~~ん。
はわわわっ!!! ち、ちがう。ちがうのっ! アップリケさんは綺麗だし、いい匂いがするし、不快だなんて、そんなこと全然ないのっ! 恥ずかしかっただけなの。あたしもアップリケさんと、い、いっしょに入りたいなぁって。
ありがとうごじゃいまずぅ……。あだぢといっじょにお風呂にお入り頂けるのでずね。嬉ぢいですぅ…。ではメルル姫さま、お腕を上にお伸ばし下さい。ブラウスと肌着をぬぎぬぎしましょう。はい、ばんざ~いです。ばんざ~い!!
ばんざい…(////
ぶらうす、ぬぎぬぎ、ぬぎぬぎ。おシャツも、ぬぎぬぎ、ぬぎぬぎ。
ううっ…(////
次はスカートをぬぎぬぎしますね。はい、スカート、ぬぎぬぎ、ぬぎぬぎ。
はうっ…(////
あらシマシマのカワイイおパンツ♪ それではそれもぬぎぬぎしましょう。
……(////
どうされたのですか? おみ足をそんなにキツク閉じてはおパンツをお下げ出来ないのです。大丈夫です…おみ足、お開き下さいませ…。
う、うん。おずおず…(////
では、おパンツをヌギヌギしますね。はい、おパンツ、スルスル~っと。
ひやああああっ…(////
メルル姫さま、右足を少しお上げください…次は左足…。はい脱げました♪ あぁっ…。姫さまのおパンツお綺麗にございます♪ クンカクンカ、うん♪ 健康児のよいお匂いでございます♪
はわわっ…。はわわわわわわわわわわ…。やめっ、やめっ、やめてよっ!! もっ、もうお風呂入ろうよぅっ!!(////
はい。では姫さま、この扉の向こうがお風呂場となっております♪ ガラガラ~~~っと。
………えっ? ええっ!? きゃああああああああぁぁぁああ!! 外から丸見えじゃない!!(////
露天風呂ですから♪
やだぁ~~っ!!(////
うふふふっ。メルルさま、そのようにお体をくねらせて、お胸やお股をお隠しになると、余計エッチにございますよ♪
だって…だって…。ううっ…。アップリケさんも裸なのに恥ずかしくないの…?(////
ここは外からは覗けないように魔法が掛けられておりますので、ご安心下さい。
すぐ向こうに沢山の人がいるんだけど…(////
あれはデルタ地方の中学校から来た修学旅行生ですね。隣の空中庭園を見学しているのでございましょう。大丈夫です。いくら近くても向こうからこちらは決して見えることがありませんので、お気になさらないで下さいませ。
全員こっちを見てるような気がする…(////
うふふっ。気のせいです。メルルさまのおからだは私しか見ておりませんので、そのようにお隠しになる必要は全くございません。さぁ、恥ずかしがらずに、お胸やお股から手をお退け下さい。
うん…。おずおず…(////
はぁ…。お綺麗にございます…メルルさま…(////
……あれ?
どうされたのですか?
なんか向こうですごく騒いでる…。
そうですね…。まるでこちらが見えているみたい…。あれっ? はれっ? あっ!! い、いけないっ!! 遮光・防音魔法、緊急展開!! ……パチッ☆
……アップリケさん。まさか…。
……す、すみません。魔法を掛け忘れておりました…。
うぅぅっ…。ヒクッ…ヒクッ…(////
はうぅ…。な、泣かないで…。オロオロ…オロオロ…。そ、そうだ、メルルさま、お外の景色を変えてみましょう。魔法発動…。特殊能力…遊星ニビル、皆既日食。 ……パチッ☆
あっ…。暗くなった…。はわわわわわっ…。すっ、すごい! お昼なのにお星さまが出てる…。
(よかった…お気分が…)こんなことも出来ますよ♪ メティオ…散!! ☆ミ ☆ミ ☆ミ ☆ミ ☆ ミ☆ ミ☆ ミ☆ ミ☆
わっ、わわわっ、お空に流れ星がいっぱい!!
うふふっ。そのようにお目をキラキラと輝かせて…メルルさまはお星さまが大好きなのですのね…。
うん!
それはようございました。…ではメルルさま。おからだをお洗いしますので、こちらにお座り下さいませ。
……。
どうなされました?
そのイスなんか変だよ。真ん中がくぼんでる。
あぁ、これはお風呂用の椅子なのでございます。おからだが洗い易くなるように作られているのですよ♪
へー。そっか。よいしょっと…。えへへっ。メルルこんな椅子初めてだよ。面白いけど、ちょっと座り難いかも…。お尻をモソモソ…。
ではメルルさま♪ おからだをお洗いしますね♪
よ、よろしくなのだ…。
スポンジでお腕をゴシゴシ、ゴシゴシ。あぁ…。メルルさま、お腕、綺麗ですわ…。
……(////
スポンジでお胸をゴシゴシ、ゴシゴシ。あぁ…。メルルさま、お胸、綺麗ですわ…。
……(////
スポンジでお腹をゴシゴシ、ゴシゴシ。あぁ…。メルルさま、お腹、綺麗ですわ…。
……(////
スポンジでお背中をゴシゴシ、ゴシゴシ。あぁ…。メルルさま、お背中、綺麗ですわ…。
……(////
スポンジでおみあしをゴシゴシ、ゴシゴシ。あぁ…。メルルさま、おみあし、綺麗ですわ…。
……(////
あぁっ…。メルルさま、本当にどこもお綺麗でございます…。背中を指でつっ~~っ~~っ(////
ひゃ~~~~んっ! やぁん! アップリケさん、くすぐったいよぅ!(////
す、すみません、あまりにメルルさまの肌がお綺麗で、つ、つい…(////
ううぅっ…(////
はぁ…。こんなに滑らかで(すべすべ)……吸い付くようにモチモチしたお肌……。信じられない……。うっとり…(////
はううっ…。も、もうお湯に浸かろうよぅ…(////
いえ、まだまだ終わっておりませんよ、メルルさま。王子さまの前に出るからには、おからだの隅から隅までお綺麗にしないといけません。お股の方も丁寧に洗いませんと…。
えっ!? い、いいよ。そ、そこは自分でやるから(////
お任せ下さい、えいっ! ゴシゴシ、ゴシゴシ♪
キャ~~~ッ!! やんっ。アップリケさん、やめっ…うぁっ…。あ…っ…。んぁあ…。あんっ…。あん…。あぁ…ぁっ…っ…(////
うふふっ。この椅子はここを洗うのに便利なのでございます♪ ゴシゴシ、ゴシゴシ♪
あんっ…。もうやだ…。もう…。あぁっ…。うはぁっ…。あっ…。あっ…。あぁ……。やあぁ……。あぁ…。あっ。あっ。あっ。あっ。やん~~~っ(////
メルルさま…こちらの方も…。ゴシゴシ、ゴシゴシ♪
やだっ!! 駄目だよっ!! 汚いよっ!!(////
ですからお綺麗にするのでござます。ゴシゴシ、ゴシゴシ♪
うあっっ…。あ…。うあっっ…。やっ。はぅ…ぅ…ぅ……。やあっ…。ううっ……。はぁ…ぁっ…ぅ…ぅ…。ううっ……(////
ゴシゴシ、ゴシゴシ♪ ゴシゴシ、ゴシゴシ♪
うあぁっ…。あぁっ…。はぅ…あっ…。うぅ…ぅ…。あっ…。あぁん…。やぁぁぁん…。いやっ、あぁ…。やっ、やっ、やっ、やっ……。ふあぁん…(////
はい。お綺麗になりました♪
はううっ…(////
ではメルルさま、次に頭を洗いましょう。シャンプーをつけて…。ゴシゴシ、ゴシゴシ、メルルさま、お痒いところはございませんか?
ふるふる…。
ではお湯でお流しします…。ザッバ~~ン!
ううっ…。
うふふふっ。これで全身ピカピカでございます。お風呂でお綺麗になられたメルルさに王子さまはメロメロですよ♪
……(////
まぁ、メルルさま真っ赤になられて。王子さまのこと、お好きなのですね…。
すっ、好きとかそういうんじゃなくて…。王子さま…危険を冒して、あたしを人攫いの村から助けてくれたんだ…。だから、いいひとなんだなって、思うの…(////
あの方は困ってる方をお見捨てにはしない、とても心のお優しい方にございます。その上にお美しいですから王子さまはモテモテなのです。
うん、綺麗…。(お股に変なの付いてたけど…)女の子みたいだった(////
アベル王子さまは間違いなくルーンで一番の美少年にございます。女性でもあそこまで綺麗な人、私はメルルさま以外に見たことがございません。サラサラの髪は黄金色で、クリリとした瞳は愛らしく薄い琥珀色…。背もスラリとしてまだ10才だというのに超カッコいいのです。……あぁ、姫様、羨ましいです。王子のハーレムに入ってご寵愛を受けるなんて凄く名誉なことなのですよ?
優しくて美しい王子のハーレム…。名誉なこと…。でも、あたしはにゃん太のハーレムに入りたかった…。
えっ?
う、ううん…。なんでもない…。
……もしやメルルさまは王子のハーレムに入るかどうか悩んでおられるのですか?
うん…。あたし、王子と結婚して上手くやっていけるのかな…。
美男美女、お似合いのカップルですよ。
容姿なんて結婚には関係ないと思う…。メルルね、王子には感謝してるけど、でも怖いんだ…。だってシスターを…。ガタガタ…ブルブル…
メルルさま…。抱きっ! ギュッ!
アップリケさん…。ギュッ!
王子さまは悪党を退治されただけです。
……王子ってどういう人なんだろう。あたし王子のこと全然知らない。王子もあたしのこと知らない…。
これからゆっくりお互いを知り合えばよろしいのです。大丈夫、王子さまもメルルさまも、どちらもとても暖かな心をお持ちにございますので、お互いがお互いを幸せにしてくれる筈です…。
そっかな…。
そうですとも…。さぁ、メルルさま、おからだがお綺麗になられましたので、お湯に浸かりましょう。おからだが温まればお心も温まります。嫌なことも忘れます。王子さまとのことは後でゆっくり二人でお話しをなされて、それからのことでございます。嫌ならハーレム入りを断ればよいのです。強引に王子がメルルさまを自分のものにしようとするなら、アップリケは王子の頭上に流れ星を落としますので、ご安心下さい。
うん…。ありがとう。アップリケさん…。
私はどんなことがあろうとメルルさまのお味方です…。チュッ…(////
はうぅっ…(////
で、ではメルルさま、浴槽に…。湯加減も…あっ…。いけない…。
ふえっ?
お腕、お頭、お背中、お腹、おみ足、お股、ひとつお洗いするのを忘れたところが…。
ん? キョロキョロ…。もう洗うところなんてないよ? メルルぴかぴかだよ?
この奥にございます。ビシッ!!
えっ!? ええっ!!!!! い、いいよ、怖いよぅ…(////
駄目です! ここも綺麗にしないと。万一、王子さまの目に触れたらどうするんですか。メルルさま、ほら…これで奥の奥まで綺麗、綺麗、しますよ。
わぁ…凄く小さくて細長い歯ブラシだね……って、きゃあああああぁあああぁああ!!!! ちょっと嫌だ! 止めてよっ! あっ…!! やあっ…!! いやぁ!! やあっ…!!(////
危ないですから暴れないで下さいね。ほらここに垢がくっ付いて…。こちらにも…。ほじほじ。ほじほじ。ほじほじ。
やんっ!! あぁん! やぁん…ぁっ…。はぁぅ…。うぁっ…あっ! あぁっ、あっ…。やあぁぁぁぁぁだぁっ!! あぁっ…。ぁっ…ぁっ…ぁっ…(////
あまり奥をお掃除すると膜を傷つけてしまいますが、すぐ手前に大きな垢が…。メルルさま、動かないで下さいまし…。ほじほじ。ほじほじ。ううぅ…取れません…。ほじほじ。ほじほじ。ほじほじ。ポロリン…。あっ、取れました、取れましたよ、姫様!!
……(////
ふう~~っと、はい、お耳掃除が終わりました♪ これで完璧です。ではお湯に……って姫様? 姫様…? どうなさいました姫様? 姫様!? メルル姫さま!?
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