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ビジネスとアートの違いを考えてみよう 遠山正道&東市篤憲対談
インタビュー・テキスト:内田伸一 撮影:豊島望(2014/07/31)
ビジネスとアートは同じもの? 「違います」と答えるのは簡単だが、ちょっと立ち止まり考えてみよう。舞い降りたインスピレーションからビジョンを練り、「やらずにはいられない」想いを人々に届けるその道筋は、どちらの世界にも大切なもの。さらに時代は今、両者をかつてない形で接近させている?
そこで、スープストックトーキョーなどを生み出した起業家でありながら、アーティストとしての個展歴もある遠山正道(スマイルズ)、初音ミク主演のオペラ公演『THE END』プロデュースなどで知られる東市篤憲(A4A)の両氏を迎え、このテーマについて語り合ってもらった。
ちなみに二人は、exonemo、川村真司(PARTY)+magma、西島大介、秋山具義など、ジャンルを超えた18組のクリエイターが「青リンゴ」をテーマに作品制作、展示するKIRIN Hard Cidre(キリン ハードシードル)『Green Apple Museum』プロジェクトにアーティストとしての参加が決まっており、アートとビジネスの話題から、アイデアやインスピレーションのつかまえ方などにも話が広がっていった。
遠山正道(とおやま まさみち)
1962年東京生まれ。85年三菱商事(株)入社後、99年スープ専門店「Soup Stock Tokyo」第1号店をオープン。2000年三菱商事初の社内ベンチャー企業(株)スマイルズを設立、2008年MBOによりスマイルズの株式100%を取得。現在「Soup Stock Tokyo」、ネクタイブランド「giraffe」、新しいリサイクルショップ「PASS THE BATON」の企画・運営を行う。近著に『成功することを決めた』(新潮文庫)、『やりたいことをやるビジネスモデル-PASS THE BATONの軌跡』(弘文堂)がある。
Smiles: 株式会社スマイルズ
世の中の体温をあげる... 株式会社スマイルズ 遠山正道のブログ Soup Stock Tokyo、PASS THE BATON、giraffe、my pandaを運営
遠山正道「Recipe」|【Green Apple Museum】
東市篤憲(とうし あつのり)
「Artist for Artist」を旗印に、主にデジタル分野のアーティストたちを支援することを目指して設立されたクリエイティブプロダクション・A4Aの代表。映像、インスタレーションなど革新的作品を発表。ルイヴィトン『Timeless Muses』展、BUMP OF CHICKEN『ray』MV、富士急ハイランド『リサとガスパール』プロジェクションマッピングなどを手掛け、9月より青山劇場にて上演される、蘭寿とむ主演『ifi』の映像・空間演出も控えている。
A4A
東市篤憲「ドリームアップルジェットコースター」|【Green Apple Museum】
新しい価値観を提案するということは、アートだけじゃなく、もともとビジネスが持っていたものだと思います。(遠山)
―今日はアートとビジネスという、一般的に相反すると言われる2つについて、お二人の考えを伺えたらと思っています。遠山さんは、スープストックトーキョーを生み出す前の大手商社マン時代、絵の個展をしたことが、独立後の働き方にも大きく影響したそうですね。
遠山:絵は学生時代から描いていたけれど、それで食べていけるとは思いませんでした。ただ会社勤めを10年ほど続けて、この先自分はどうあるべきか、自分の声を世の中に発するような生き方ができるのかと悩んだとき、なぜか行動に移した結果が個展だったんです(笑)。実現の過程では、本当に多くの人から素敵な協力を得られました。この経験が、後の独立とそこからの挑戦の大きな糧になったんです。
東市:遠山さんは本当にアイデアマンだなと思います。スープストックトーキョーもそうだし、体温別にカテゴライズしたネクタイブランドの『giraffe』も、持ち主のプロフィールやストーリーを添えて販売するリサイクルショップ『PASS THE BATON』も、これまでその領域になかった新しさを実現している。
―新しいアイデアをどんどん具現化していくというのは、まるでアーティストのようでもありますよね。
遠山:私のビジネス観からすれば両者は近い……いや、むしろ同じと言っていい部分も多いと思います。当然ですが、アートはまず自分がやりたいことがある。でも一人よがりは駄目で、それが世の流れや文脈と合流できなければ評価されない。ビジネスも同じです。ビジネスは常にマーケティングから「やるべきこと」を決めていると思われるかもしれません。しかし「20世紀は経済の、21世紀は文化の時代」とも言われる中、マーケティングという方法自体に未来があるかも疑わしい。高度経済成長期の頃ならまだしも、今は供給過剰が当たり前。数少ない需要に対して、多くのプレイヤーが超ハイペースの椅子取りゲームに参加しているような状態です。
―たとえ優秀でも、椅子からあぶれるプレイヤーの方が多かったりする?
遠山:それなら僕は、全く新しい椅子を持参してそのゲームに参加しようと思いました。何よりそのほうが面白い。でも、その「新しい椅子=価値観」の源って、もともとビジネスが持っていたものだとも思います。つまり、シンプルな、人と人との価値のやりとり。たとえば商社マンが「このミカンは本当に美味しいから、全国の人々へ届けたい」と燃えたことで流通が発展する。そして、人々を満たすものがプロダクトだけなんてことは絶対にあり得ません。届けたいのは「好きだ」という言葉や気持ちだけ、という仕事だってあり得る。それで僕らの会社スマイルズでも、「生活価値の拡充」を理念にいろんな世界を広げようとしてきました。
東市:でも、ただアイデアを思いついただけでは……という厳しさも、アートとビジネスの共通点ですね。
遠山:うん。それこそラブレターみたいに、一晩明けて読み直したら恥ずかしくなるアイデアもあるし、本当にいい発想でも、いろんなパートナーを巻き込む必要があったり、当然お金のリスクも取らないといけない。だから出会い頭の面白さを超えて、これは意義があるから、と思えるかも重要。そこをクリアしたら、あとは頭から突っ込んでいく感じです。
―その成否で、自分の人生も大きく変わってしまう挑戦という意味で、タフな選択ですね。
遠山:その点、僕がアーティストを素敵だと思うのは、まず「自分がやりたいこと、やるべきこと」が最初にある生き方だと思うからです。人の役にも立たなそうなものでもやらずにはいられない(笑)。そういうボールを自分から投げられる人ですよね。そして、それがちゃんと伝わっていく方法を周りが支援できるなら、なお素晴らしい。東市くんが今やっていることの1つは、まさにそういう仕事ですよね。
CINRA.STORE カルチャーセレクトショップ
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メグとパトロン - Tシャツ「メゾン・ド・Tシャツ」(レディース・ブラック)

¥3,780
さよポニ・メグのソロユニット「メグとパトロン」デビュー記念Tシャツ
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とんぼせんせい - とんぼせんせいの大くろねこワッペンバッチ(大)

¥1,404
いつでもどこでもとんぼせんせいといっしょ
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寺本愛 - iPhone5/5Sケース「TARUKI BOY」(クリア)

¥3,024
ちょっと得意げな顔で
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error403 - テキスタイルパネル「しまにすんでこ」(正方形)

¥6,264
エラーくんの絵がインテリアに!
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中村至男 , CREATIVE LANGUAGE - 『どっとこ どうぶつえん』ゾウ ART CANVAS(SMサイズ)

¥4,104
世界も注目!ドット絵で表現された動物たちがアートキャンバスに
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COET - GAMAGUCHI CARD CASE(ブラック)

¥4,428
京都の老舗がま口職人がつくる美しいカードケース
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ETCHIRA OTCHIRA - ソックス「アロエ」(ホワイト)

¥2,700
靴下から始まるいつもとちょっと違う日常
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BEFORE my BREAKFAST - 「Venture BAG Small」(イエロー)

¥8,208
海や山に、季節のアウトドアに最適な肩掛けマリンバッグ
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BEFORE my BREAKFAST - Week CAPE(ネイビー)

¥15,120
雨の日こそ着たい防水加工のケープ(ポンチョ)
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Lawny - ワンショルダーバッグ(グレー生地/雲)

¥11,340
素肌にも心地よい素材で作られた、アートな1点ものバッグ
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羅久井ハナ - iPhone5/5Sケース「湖畔」

¥3,780
版画で描かれた幻想的な湖畔
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Q-TA , CREATIVE LANGUAGE - iPhone5/5Sケース「花髪」

¥3,456
独自の解釈で表現されたシュルレアリスム
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黒田潔 - テキスタイルパネル「Black and white」(正方形)

¥6,264
生き生きと描かれた動植物等の有機的なモチーフたち
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KI - ダルマミラーブローチ(ブルー)

¥7,344
だるま型のバイカラーブローチ
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鵜飼りん - Tシャツ「しばた親子ハンバーガー野郎Tシャツ」(ナチュラル)

¥3,780
しばた親子がバンズに挟まれてるシュールだけどカワイイTシャツ!
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