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福田元首相、極秘に訪中=習主席と会談か―日中関係打開へ動く

時事通信 8月1日(金)3時20分配信

 【北京時事】福田康夫元首相が27日、極秘裏に中国・北京を訪問していたことが分かった。複数の消息筋が31日明らかにした。日中関係の打開に向けて習近平国家主席と会談を行ったとみられる。
 日中双方ともに福田元首相の訪中や会談を「極秘」扱いにしている。習主席は2013年1月に公明党の山口那津男代表と会談して以来、一対一で日本の要人と会談を行っていない。
 沖縄県・尖閣諸島をめぐる対立や安倍晋三首相の靖国神社参拝問題などで日中関係の緊張が続く中、安倍首相は11月に北京で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で習主席との会談が実現するよう呼び掛けている。こうした中、福田元首相は習主席との会談で日中首脳会談の可能性について探り、意見交換したとみられる。
 中国共産党・政府が福田元首相の訪中を受け入れたのは、日中関係の打開や改善に前向きになっている表れとみられる。ただ習指導部は最近訪れた日本の要人に対し、日中首脳会談に向け尖閣諸島の領有権問題の棚上げと、安倍首相が靖国神社に参拝しないことを要求しており、福田元首相との会談でも同様の主張を展開したとみられる。 

最終更新:8月1日(金)8時35分

時事通信

 

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