経済残業109時間や24時間連続勤務…すき家の“ブラック実態”明らかに 小川社長は「反省」+(1/2ページ)(2014.7.31 19:41

  • [PR]

経済

  • メッセ
  • 印刷

残業109時間や24時間連続勤務…すき家の“ブラック実態”明らかに 小川社長は「反省」

2014.7.31 19:41 (1/2ページ)労働・雇用
「すき家」の労働環境の改善策について説明するゼンショーHDの小川賢太郎会長兼社長=31日、東京都千代田区(山沢義徳撮影)

「すき家」の労働環境の改善策について説明するゼンショーHDの小川賢太郎会長兼社長=31日、東京都千代田区(山沢義徳撮影)

 牛丼チェーン「すき家」の過重労働問題をめぐる第三者委員会が31日、運営会社ゼンショーホールディングスに対して、「法令違反状況に至っていた」などと結論付け、改善を求めた。これに対し、ゼンショーの小川賢太郎会長兼社長は会見で是正を表明した。

 小川氏は「企業規模が大きくなり、事態を把握しきれていなかった。反省している」と述べ、今後は残業時間を月45時間に減らすほか、事業会社のゼンショーに社外役員を置いて経営監視を強める方針を示した。

 第三者委の調査報告書によると、店舗勤務歴のある社員の大半が24時間連続勤務を経験、バイトを含めて恒常的に月500時間以上働いている人もいた。またサービス残業に加え、6時間以上勤務しても休憩を取れないといった法令違反も慢性化し、平成24年度には社員の居眠り運転による交通事故が7件起きていた。

 本社の社員で非管理職418人のことし4月の平均残業時間は109時間に上ったという。

関連ニュース

  • [PR]
  • [PR]

[PR] お役立ち情報

PR
PR

編集部リコメンド

このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。
© 2014 The Sankei Shimbun & Sankei Digital