昨年の春に山登りを始めて1年と少し絶ちました。当初から山に持っていくカメラは一眼レフを使ってます。一眼レフカメラを使い始めたのが3年前なので、いつまで初心者ヅラしてるんだという感もありますが、実際撮ってる写真が初心者レベルで止まっているので、こればかりはどうしようもありません(笑)
▲3年前、初めて中古の一眼レフを買った直後に行った上高地の写真。当時と今の写真にほぼ変化がありません(笑)
たまに私が山で撮ってきた写真を誉めてくださる方もいますが(お世辞でも嬉しいですw)、まともなレンズ交換式のカメラ(一眼レフやミラーレスカメラなど)を使えば、あとはロケーション次第で、誰でもこの程度の写真は撮れます。謙遜とか自虐でなく、それだけ今のデジカメの性能が良いという話です。
実際、私の写真については「場所5:カメラ4:腕1」位の割合だと思います。そこで今回は、主に真ん中の4割である「カメラの選択」について考えてみました。もちろん「山登りのお供の」というお題目で。
さて、登山用の一眼レフカメラ選びについては、以下のYahoo!知恵袋のベストアンサーが端的でツボを押さえた解答だと思います。
登山にもっていくオススメの一眼レフカメラを教えてほしいです。 カメラ知識は0で...(Yahoo!知恵袋)
基本的には私もこの意見に同意でして、これを貼ってオシマイでもいいのですがそれでは記事になりませんので。長くなるかもしれませんが、よかったらお付き合いくださいませ。
あと、本エントリは写真撮影を目的とした登山でなく、あくまで登山中のスナップ撮影を目的としたものです。
一眼レフかコンデジか?
そもそも山にクソ重たい一眼レフを持っていく必要があるのか?という所から。カメラが趣味という人を別にすれば、ちょっと綺麗な写真を撮りたい程度なら、今時の高級コンデジでも十分かもしれません。
例えば、私が少し前に買った富士フイルムのXQ1を持ってGWに上高地&涸沢まで行ってきたときの写真がこちら。ぶっちゃけ私の腕では、メインで使った一眼(ミラーレス)の写真と大差ありません?(笑)
(↓コンデジ/XQ1)
(↓ミラーレス一眼/E-M1)
こうして並べてしまうとちょっと悲しくなりますね…(笑)
スマホや少し古いコンデジより綺麗に写真が撮れればOKという位なら、所謂高級コンデジ(多くは1/1.7型以上のセンサー+明るいレンズを搭載)などは良い選択肢かもしれません。
ただし、防滴性能や対ショック性などは考慮されてないものが大半ですので、雨対策やストラップのチョイス、ザックへの取付などはしっかりしておきましょう。(付属のハンドストラップのみで、うっかり岩場に叩きつけようものなら一発で壊れます)
コンデジの画角ですが、山ではやはり景色を撮ることが多いので、広角が24mm相当位からあると嬉しいですね。そして花などの小さな被写体もよく撮るので、ズーム(+マクロ)で引きつけて撮れるコンデジが良いかと思います。広角側のみズームに強いというコンデジは多いのですが、登山コースから離れた被写体など、物理的に寄ることが難しいこともあるので、ズームしても寄れる方が使い勝手がいいでしょう。
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また、コンデジは各社からタフネス&防水仕様のカメラが発売されてます。山には何気にベストチョイスな気もするのですが、個人的には一眼レフやミラーレス、高級コンデジと比較してしまうと、写りの面でややイマイチな気がしてしまいます(ネット上でサンプル、作例を見る限り)。
後処理でレタッチできるスキルがあれば、そこそこ見栄え良く仕上げることはできるとは思いますが、「JPEG撮って出し」ではやや物足りないと感じるかもしれません。
オリンパスがもう少しセンサーサイズの大きなTGシリーズを出してくれるか、富士フイルムがアウトドア向けのXシリーズなど出してくれませんかねえ…。別に防水でなくて防滴程度で十分なので。
OLYMPUS デジタルカメラ STYLUS TG-3 Tough ブラック 1600万画素CMOS F2.0 15m防水 100kgf耐荷重 GPS+電子コンパス&内蔵Wi-Fi TG-3 BLK
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一眼レフかミラーレスか?
どちらでも好きなのを使いましょう(笑)
たった1年の登山経験ですが、実際に山ではほぼ各社の一眼レフ/ミラーレスカメラを目にしています。意外に多いのがキヤノンのEOS 5D系(6Dでなく圧倒的に5Dが多い)。24-105mm/f4などのLレンズと組み合わせてしまえば防塵防滴ですし、お財布と体力さえ許せばひとつの理想かもしれません。
この5DやD800辺りを山に持ってくる人達はごっつい三脚をザックにぶら下げてたりと、写真にかける情熱が私とは比較にならない上級者な方ばかりのイメージです。つまり私の知らない世界。
私も当初はオリンパスのE-5というそこそこ重量級のカメラを持って行ってましたが、現在はミラーレスのE-M1です。小さくて快適です(笑)
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あと、山では基本的に太陽の下で写真を撮ることになるので、液晶モニターだけを見て撮るよりは、OVF/EVFに関わらずファインダー付きのカメラの方が、思い通りの写真が撮りやすいように思います。
一方で、足下の植物を撮るときなど、ファインダーでは録りずらいアングルというのもまれに発生するので、そのような時はLV(ライヴビュー)撮影のできるカメラ(一眼レフでも)が使いやすくなります。登山道から外れたところに生えた植物などは、ファインダーを覗きながら寄ることが不可能でも、LVにして両腕を伸ばせば簡単に撮れます。
また、後続の登山客が常にいるような状況など、じっくり立ち止まることが難しいときなども、LV撮影の方が手返しがいいように感じます。
さらにこれも特殊なケースかもしれませんが、同行者や他人に(自分を)撮って貰う場合。正直、一眼レフではかなり厳しいです(笑) 一般の人はフォーカスロックなど知りませんし(下手すると半押しAFすらしてもらえない)、露出やズーム位置を合わせてから渡した所で、思い通りの写真は期待しない方が良いでしょう。
そんな時でもミラーレスならオートにして渡してしまえば、ほぼコンデジ感覚です。一眼レフでもLVモードにして渡せばコンデジ同様の操作ですし、最近の一眼レフのLVなら顔認識などもしてくれます。
また、当然ですが、基本的に一眼レフは重く、ミラーレスは軽い傾向にあります。しかし、最近では小型一眼レフと変わらない重量かつ高性能なファインダー(EVF)を搭載したミラーレス機も増えているので、「一眼レフかミラーレスか」というよりは「どのカメラが自分の撮影スタイルに合ってるか」という視点で選んだ方が良いでしょう。
山カメラは軽い方がいい?
↑の最後で触れましたがカメラの重さについて。
そりゃ、登山なのですから、少しでも荷物は軽い方がいいに決まってます(笑)
しかし山の荷物は1つだけ軽量化してどうこうというものでなく、ザックから各種ギア、食料に至るまで複合的なバランスで決まるもの。例えばカメラだけ500g軽量化したから極端に歩行が楽になる、という話ではありません。(ちなみに1.5kgの軽量ザックより、2kg超のザックの方がウエストベルトの作りがしっかりして加重バランスがよく、楽ということもあります)
これはカメラをどのように持ち歩くかにもよるのですが、たまに見る首にカメラを下げっぱなしの登山客。このスタイルでは、レンズ込み800gの小型一眼レフと1.5kgオーバーの重量機では疲労度はかなり違うでしょう。ネックストラップのたすき掛けというのも、バランスの偏り、片側の肩への負担など、重量がダイレクトに響きそうです。
しかし、ザックタイプのカメラバッグを使う、ハーネスを使用する、ネックストラップと腰掛けを併用する、など持ち方(運び方)を工夫することで数100g程度の差はほぼ気にならなくなります(経験談)。
重たいカメラがどうしても外せない状況なら、負担を減らす運搬を考えたり、三脚を妥協して軽量化する、または持っていかないなど、その他のギアとの組み合わせを見直すことで、全体の荷物の重量を調整すれば良いのです。
一方で、せっかくコンデジを選んだのに、無駄に荷物を積み込んでしまったり、ノリで重たい金剛杖を買ってしまったりしていたら、本末転倒ではないかと思います。水場が豊富な山なのに、常に2Lの水を持ち歩いたりとか…(私の話)。
センサーサイズは?
これも、好きなのを使えばいいですよね。
まず、フルサイズ機を山に持っていこう、という考えが頭にあるレベルの方は、そもそもこのエントリを必要としてないはずなので対象にしません(笑)
センサーサイズが大きく影響するものといえば、やはり被写界深度と高感度性能になるかと思います。被写界深度に関しては、ボケにくいとされる(マイクロ)フォーサーズ(FT)ですが、山では「広角遠景かマクロか」みたいなシーンが多いので(私の場合ね)、遠景ではパンフォーカスに写ってくれた方がありがたいですし、マクロ域ならまあそこそこにボケてくれます。
それに、記念撮影では背景がボケ過ぎたら肝心の景色が見えなくなってしまいます(笑)
また、風景と草花を交互に撮るような場合、つい絞り開放のままでもそれなりに風景が撮れてしまう(周辺減光が少ない)FTは私のようなうっかりマンにはピッタリ。
高感度については、確かにセンサーサイズが影響するのですが、薄暗い森で野生動物を狙う、などの特殊なシーンでなければ、現行機種のセンサー性能ならFTでもAPS-Cでも必要十分でしょう。
ちなみに、これはFTのカメラ(E-M1)で撮った星空の写真。
▲ISO1600の画像ですが、もう1段上げてもこのカメラのセンサー性能だったらそこまで大きく画質は落ちません(私の許せるレベルで)。
なにやらFTの利点ばかり書いてるように思われるかもしれませんが、FTが不利と言われがちな被写界深度と高感度の観点から見ても、現行機種なら何を選んでも十分使えるでしょうという話です。
センサーサイズが大きくなれば、当然それらが有利になるだけの話なので、それならボディ重量やその他の性能(防滴、ファインダー等)、対応レンズなどの条件も考慮して選んでも良いのでは?というのが今の私の考えです。
ちなみにGWの涸沢ではSONYのα7を使ってる人を何人か見ました。フルサイズかつ軽量なミラーレス機、そして防塵・防滴(に配慮された)というスペックというのは、今後、山で見る機会の増えそうなカメラかもしれません。
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防塵・防滴は必要?
私はとても気にしてる要素ですが、逆にここを気にしないなら、どのメーカーのどんなカメラを選んでも全く問題ありません(笑) EOS Kissにはミラーレス並に軽量なモデルもありますし、最近のミラーレス機はAF速度も十分なので、各社選び放題です。
それに小雨程度ならタオルでカメラをくるんでしまえば大丈夫!?(壊れても責任は取りませんけど)
実際、雨降り登山の中で写真を撮り続けることなんて殆どありません。拭いても拭いてもレンズ前玉に水滴が付いて嫌になりますし、ケースに閉まって取り出したらレンズやファインダーが曇ってたりとか…。そもそも雨天では景色は壊滅的です(笑)
▲雨に加えて霧が出てしまったら視界はこんな感じ。この後、レンズも曇ってしまい、駐車場に戻るまでカメラは使いませんでした(笑)
ということで、登山での防塵・防滴は、「急な雨でもカメラが濡れることにそこまで神経質にならなくていい」程度に思っておくのが良いかもしれません。沢や滝で撮る際に水しぶきに強いとか。
あと、当然ですがカメラが防滴でも、レンズが防滴になってなければ意味がありませんので、防滴を気にするなら必ずレンズとの組み合わせで考える必要があります。
Nikon ミラーレス一眼カメラ Nikon1 AW1 Nikon 1 AW1 防水ズームレンズキット シルバー N1AW1LKSL
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釣りには「Nikon 1 AW1」を持っていこう!
山カメラのレンズ選び
あくまで山もカメラも初心者である私が考える、現時点でのチョイスです。
そういえば先日、「撮ってください。押すだけでいいので」と渡されたEOS Kissに付いてたレンズが望遠レンズだったことがありました(笑)(かなりバックして撮ることに…) この方は望遠域での山歩きを楽しまれていたので、本当に人それぞれなのだと思いますが、やはり基本的には広角からのズームレンズ、というのが一般的かと思います。
私の場合の山での被写体とよく使う画角を頻度順に並べるとこんな感じです
- 風景:広角(※超広角は欲しいけど持ってないw)
- 草花:標準〜中望遠(マクロ域まで)
- 道標などのコースメモ:標準
- 人物(同行者つまり奥さん)の記念撮影:標準
- 星:広角
- 鳥、遠くの建物など:望遠
そう、思った程望遠は使いません。確かに珍しい鳥を見かけたり、標準ズームでは短い位置に、綺麗な蝶がいたりすると、望遠レンズが欲しいなーと思うことはあります。
でも、実際に望遠レンズを持っていたとして、対象物を見かけてからザックを下ろしてレンズを交換して… という手間を考えると、生き物だったらその間に逃げてしまうかもしれませんし、望遠レンズを付けたカメラは、次の瞬間「景色を撮りたい」と思ったときに持て余してしまいます。
また、山中でレンズを交換する際の危険(落下、埃・虫の混入)などを考えたとき、なるべくならレンズ交換は避けたい(特に移動中は)というのも本音です。
▲ザックに一応入れてた望遠レンズを使った記憶があるのはこのとき位かも…?
ということで、個人的には一番欲しい広角域をメインに考えた標準ズームレンズや、重量が許すなら高倍率ズームレンズなども良いかもしれません。個人的に、使いやすかったのは18-135mmという7.5倍の高倍率ズーム。APC-Cのカメラによくある便利ズームで、だいたい28-215mm相当の画角をカバーしています。広角好きにはやや弱いですが、ペンタックスには防滴仕様のDA18-135mm WRというレンズがあって、使いやすい画角と軽量さもあり、個人的にはアウトドア最強レンズの1本だと思っています。
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他にも山なら割り切って超広角レンズをメインにしてしまうというのもありかもしれませんね。この後で触れる予定ですが、超広角ズームを付けた一眼とコンデジ、という組み合わせも最近では面白いかもと思っています。
Panasonic マイクロフォーサーズ用 7-14mm F4.0 広角ズーム G VARIO ASPH. H-F007014
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寄れるレンズとデジタルテレコン
何度も書いてますが山ではマクロ的に被写体(主に花や虫)にグッと寄って撮ることも多いです。できることなら、最大撮影倍率が35mm換算で0.5倍以上、最低でも0.3倍は欲しい所(カタログ値をAPS-Cなら約1.5倍、FTなら2倍が目安)。でないと、小さい花などはやや寂しい写真になってしまいます。まあ、後でトリミングするというのもありますが。
また、最近の一眼レフやミラーレスには、デジタルテレコンやクロップといった機能もあります。所謂トリミングですが(単純な画像トリミングとは違うようですけど)、それらの機能もうまく使ってあげることで、レンズの数値的な画角よりも“寄った”絵を撮ることができます。ミラーレスならディスプレイやファインダー内の見た目が変わるので、後でのトリミングとは違い意識絵的に画角を意識した写真が撮れるでしょう。
▲E-M1のデジタルテレコンで60mmを120mmへ。(35mmフィルム換算だとそれぞれ120mm/240mm相当。ややこしい)
交換レンズでなく一眼カメラ+コンデジという選択肢
これ、涸沢にXQ1を持って行ったとき「結構いいな」と思いました。基本はメインの一眼レフ/ミラーレス(広角/標準ズームなど)を使いつつ、望遠が必要なときや、他人に記念撮影をして貰うときにコンデジを取り出す方法です。
望遠レンズ変わりにするなら、最近は600mm相当までの高倍率ズームレンズを搭載して、かつ300g以下(軽めの望遠レンズよりも軽い)なんてコンデジもあります。
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夕焼けやご来光を待ちつつメインのカメラは三脚を立てて、コンデジで記念撮影や周囲を撮ったり、みたいな使い方もいいですね。
また、一眼+ズームコンデジという組み合わせなら、思い切って一眼は単焦点レンズにしてしまうという選択肢も面白いかもしれません。単焦点なら比較的軽量なレンズも多いですし、好きな画角のレンズ、又はマクロレンズなどをメインに、広角と望遠はコンデジまかせというのも、それはそれでアリな気がします。
OLYMPUS 単焦点レンズ M.ZUIKO ED 60mm F2.8 Macro
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バッテリー問題
私の場合、だいたい1日のハイキングで300〜600カット前後の写真を撮ります。メモ代わりやスナップでも、露出や絞り、ズームをちょこちょこ変えながら2〜3枚ずつ撮っているとたいていこんなことになります。後で整理するのも大変ですし、無題打ちを減らすのが一番だとは思うのですが、急激にこの数字が減ることはないでしょう。
一般的な一眼レフなら充電池1つでまず大丈夫ですが当然予備の電池は持ち歩きますし、充電池の容量が小さいミラーレスだと最低2個、予備も含めれば4個ほどの充電池を持ち歩くことになります。
電池交換も、レンズ交換同様に水や埃、そして虫の侵入の危険がある瞬間。ということで、重量が増すことは我慢の上バッテリーグリップを装着したり、オートオフやスリープ時間を短く設定し、こまめに電源を切るなどの対策をして、少しでも電池の持ちが良くなるようにします。
ちなみに一眼レフ機のE-5やK-30から、ミラーレス機のE-M1に乗り換えて、電池の持ちが半分位になってしまったことに、最初は愕然としました(笑)(知ってて買い換えたのですけどね) 当然、上記のような対策はしていますが、現在のミラーレス機の{一眼レフと比較しての)唯一の不満は、この電池の持ちかもしれません。
話長いね
すっかり長くなってしまいましたので、ここでひと息つきます。こんなことを考えながら、山に持っていくカメラを試行錯誤しています、という話。
ここまでダラダラ書くようなことではないのかもしれませんが、実際私はたった1年の間に3台の(山で使う)一眼カメラを買い換えている訳でして(苦笑)、同じ過ち!?を繰り返さない為にも少しでも参考にして頂けたらと。
また、既に一眼レフやミラーレスを持っているけど「山に持っていくのはなあ…」と躊躇している方にも、何かの契機となれば幸いです。明らかにコンデジとは違う写真が撮れますので。
他にももう少し書こうと思っていたことがあるので、また別の機会に触れてみたいと思います。
次回予告!?
「山で一眼、どうやって持ち運ぶ?」
「山カメラの周辺グッズ(ストラップ、三脚、レンズフィルター等)」
「私が使ってきた山カメラ&レンズ」
「GPS、Wi-Fi機能は必要?」