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高浜原発 計算ミスで津波想定引き上げも8月1日 4時12分
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鹿児島県の川内原子力発電所に次いで再稼働の前提となる審査が先行して進んでいる福井県の高浜原発を巡って、想定される津波の高さの計算に誤りがあったことが分かり、想定の引き上げが必要になる可能性が出てきました。
福井県の高浜原発3号機と4号機の審査会合では、原子力規制委員会が、関西電力から示された最大規模の地震による揺れと津波の高さの想定を了承し、鹿児島県の川内原発に次いで審査を進めることを決めています。
ところが、31日の審査会合で、関西電力が津波の高さを計算する際、大地震とともに海底で発生する地滑りの継続時間のデータを、何らかの理由で誤って本来より短く入力していたことが分かったため、今後、再計算する必要があることを明らかにしました。
高浜原発では、去年7月の審査の開始直後に津波の想定の不十分さを指摘され、当初より3メートルほど高い5.7メートルに想定を引き上げるとともに、高さ6.5メートルの「防潮ゲート」と呼ばれる壁を建設するなど、対策工事を進めています。
再計算の結果しだいでは津波の想定の引き上げが必要になり、対策のさらなる見直しを迫られて今後の審査や工事が遅れる可能性もあるということです。
関西電力は「できるだけ早く津波の想定を見直して報告したい」としています。
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