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エボラ出血熱 シエラレオネが緊急事態宣言8月1日 6時16分
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西アフリカの3か国でエボラ出血熱の感染が過去最悪の規模で拡大するなか、感染国の1つ、シエラレオネは30日、感染の中心となっている地域を隔離して人の動きを制限すると発表し、感染の拡大を防ぐため懸命の闘いが続いています。
エボラ出血熱は、エボラウイルスが引き起こす致死率が極めて高い感染症で、ことしの3月以降、西アフリカの3か国で感染が拡大し、WHO=世界保健機関の最新の調査では感染またはその疑いで729人が死亡するなど、過去最悪の規模の被害となっています。
このうち233人の犠牲者が出ているシエラレオネのコロマ大統領は30日夜、「わが国は決して負けられない戦いを続けている」として国家の緊急事態を宣言し、感染の中心となっている地域をすべて隔離すると発表しました。
隔離は60日から90日間実施し、隔離された地域では人の動きが制限され、保健当局が住民一人一人の健康状態を確認するなど、必要な公衆衛生上の措置を取るということです。
さらにコロマ大統領は、来週ワシントンで予定されているアメリカ・アフリカ首脳会議も欠席し、1日に隣国のギニアなどと共に緊急の首脳会合を開く予定で、感染の拡大を防ぐためウイルスとの懸命の闘いが続いています。
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