2014年7月31日17時53分
広島に原爆が投下された8月6日、広島市で開かれる平和記念式典に米国のキャロライン・ケネディ駐日大使(56)が参列する。ケネディ大使の広島訪問は昨年11月に就任して以来、初めて。ジョン・ルース前大使が2010年、12年、13年の3回参列しており、米国大使としては4回目の出席となる。
朝日新聞の取材に対し、広島市の関係者が31日、明らかにした。ケネディ大使は09年のプラハ演説で「核兵器のない世界」を表明したオバマ大統領の厚い信頼を得ているとされる。被爆70年となる来年に向け、今回のケネディ大使訪問が現職の米大統領による初めての式典参列につながるかが注目される。
ケネディ大使は20歳当時の78年1月、叔父の故エドワード・ケネディ上院議員と広島を訪れた。大使就任前には「深く心を動かされた」と振り返っていた。6日は式典参列のほか、広島平和記念資料館などを見学する予定という。被爆地・長崎には昨年12月に訪問している。
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朝日新聞社会部
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