アルゼンチンが債務不履行、約12年ぶり2回目
[ブエノスアイレス 31日 ロイター] - アルゼンチンが、約12年ぶりに再び債務不履行(デフォルト)に陥った。
ホールドアウト債権者(2002年のデフォルトで債務再編に応じなかった米投資ファンドなど一部債権者)と債務返済をめぐる協議を続けていたが、30日深夜の期限までに合意に持ち込むことはできなかった。
これがクレジット・イベント(信用事由)とみなされるかどうかが今後の焦点となる。
ただ、クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場では、同国の期間5年のCDSスプレッドが400ベーシスポイント(bp)超
縮小し、協議がいずれ合意に至るとの観測が出ていることを示している。
ジュリアス・ベア銀の債券アナリスト、エミリアノ・サルバレ氏は、デフォルトの背景は訴訟であり、支払いが滞ったことが理由ではないと指摘した。
アルゼンチンのカピタニチ内閣官房長官は同日、同国は債務不履行に陥っていないとしたうえで、債務再編に応じた債権者は、利払いを禁じた米裁判所に対し、資金を要求すべきとの考えを示した。
© Thomson Reuters 2014 All rights reserved.
対ロ制裁とグローバル化の終焉
欧米による対ロシア制裁の強化と、それに対するロシアの報復措置は、グローバル化の終焉を象徴している。 記事の全文