11回、サヨナラ本塁打を放ち、ファンの声援に応える巨人・亀井=京セラドーム【拡大】
原監督は「もう一人、亀井がいないかな、と思っています。へっへっへっ」と笑った。苦しんだ7月を10勝10敗で終え、8月1日から後半戦初となる本拠地に3位・広島を迎える。指揮官は真顔に戻り「イーブンで8月を迎え、東京ドームから、しっかりと暴れたいですね」と誓った。
昼には母校の神奈川・東海大相模高が4年ぶり9度目となる夏の甲子園出場を決め、二重の喜びとなった指揮官。月が替われば、ツキが変わる。サヨナラ勝ちをきっかけに、原巨人が独走態勢に入る。 (長崎右)
データBOX
〔1〕巨人のリーグ50勝一番乗りは2010年から5年連続で通算41度目。過去40度のうちリーグ優勝が29度で、優勝確率は72・5%。また2リーグ制(1950年)以降、88試合以内での50勝到達は12年から3年連続で通算30度目。過去29度中27度で優勝し、優勝確率は93・1%。
〔2〕巨人は一回に坂本が先頭打者本塁打を放ち、延長十一回に亀井がサヨナラ本塁打。チームの攻撃が初回先頭打者弾で始まり、サヨナラ弾で決着したのは、10年9月19日の楽天(聖沢諒→高須洋介、ロッテ戦)以来4年ぶり。巨人では60年9月21日(広岡達朗→王貞治、阪神戦)、03年7月6日(清水隆行→高橋由伸、中日戦)に次ぐ11年ぶりで、2リーグ制後では3度目。
(紙面から)