部員に暴行 高校野球の監督逮捕7月31日 17時55分
愛知県の私立豊田大谷高校の野球部の監督が、去年7月、学校のグラウンドで練習中、当時1年生の男子部員に殴る蹴るの暴行を加えて、胸の骨を折る大けがをさせたとして逮捕されました。
逮捕されたのは、愛知県豊田市にある私立豊田大谷高校の野球部の監督、川上貴史容疑者(33)です。
警察の調べによりますと、川上監督は去年7月、学校のグラウンドで練習中、当時1年生の男子部員に対して、殴る蹴るの暴行を加え、胸の骨を折る大けがをさせたとして、傷害の疑いが持たれています。
男子部員は、去年12月に退部し、その後、転校しているということです。
警察は、ことし3月に被害届を受けて捜査を進めてきました。
警察によりますと、川上監督は「練習中の態度が悪かったので、いらつき、手で頭をたたいたことはあるが、蹴ってはいない」と供述しているということです。
豊田大谷高校の野球部は、平成9年と10年に2年連続で夏の甲子園に出場したことがあり、31日、決勝が行われた、ことしの愛知大会に出場して、4回戦で敗退しています。
豊田大谷高校野球部の監督が逮捕されたことについて、愛知県高校野球連盟の森淳二理事長は「熱心な監督で、逮捕されたことは信じられず驚いている。去年の夏、けがをさせられたという部員の保護者から『監督の暴力がある』と通報があり、高野連として学校から聞き取り調査などを行ったが、暴力の事実はなかったと判断した。日本高校野球連盟にも報告していなかった。今後、学校に問い合わせて事実関係を調べたい」と話しています。
野球部の監督が逮捕されたことについて、豊田大谷高校は「警察が捜査中であり、学校としてお答えはできない」とコメントしています。
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