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【スポーツ】

<首都スポ>吉田20K大会タイで甲子園 東海大相模 大会タイ11本塁打

2014年7月31日 紙面から

向上相手に20奪三振の好投を見せた東海大相模先発の吉田=横浜スタジアムで(佐藤哲紀撮影)

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◇高校野球地方大会(30日) 東海大相模13−0向上

 第96回全国高校野球選手権(8月9日開幕、甲子園球場)の地方大会は30日、神奈川大会決勝が横浜スタジアムで行われ、東海大相模が13−0で向上を圧倒。準優勝した2010年以来4年ぶり9度目の甲子園を決めた。吉田凌投手(2年)が大会タイ記録の20奪三振、杉崎成輝遊撃手(2年)が2本塁打し、大会記録のチーム11本塁打に並ぶなど記録的勝利だった。東海大系列校では今夏4校目の代表で史上最多。向上は3度目の決勝も、春夏通じて初の甲子園に届かなかった。関東地区は9代表が出そろった。

 縦のスライダーは、フォークのような軌道を描き、向上打線のバットに空を切らせた。この夏初先発の吉田が大会タイ記録の20奪三振で3安打無失点。「そんなに取っていた感じはしなかった。結果より、チームが勝ったことがうれしい」。そうは言ったが、桐光学園の松井裕樹(現楽天)を超えたと聞かされると、笑顔が輝きを増した。

 この縦スラのお手本は松井裕。昨夏、横浜に大敗した後、右と左の違いはあるが、松井裕を参考にした。「横浜戦で空振りを取っているのを見て、こういうのを身に付けようと思った。握りは自分流。リリースポイントを参考にしました」。直球と同じ腕の振りで投げられるまでに投げ込んだ。カウントを取るスライダー、最速149キロの直球と合わせて、投球の幅が大きく広がった。

 この夏は青島、小笠原、佐藤、吉田の4投手で乗り切ってきた。20個目の三振を奪って9回2死で交代すると、スタジアムはざわついたが、最後をエース青島で締めるのは試合前からの約束事。「正直、投げたい気持ちもあったけど、エースは青島さんだし、人一倍苦しい思いをしてきたと思うので」と吉田。21個目は青島が狙って取ってくれた。「切磋琢磨(せっさたくま)してきた4人で、優勝旗を神奈川に持って帰りたい」と吉田は目を輝かせた。

 今年1月、横浜がセンバツ出場を決めた翌日にチームは再始動。横浜は甲子園で経験を積んで強くなる。それを超えるには練習しかないと、朝5時すぎから走った。そのチームは、準決勝で横浜を振り切り、今春の県大会で屈した向上を決勝で退けた。

 5月29日、巨人・原監督の父で、元監督の原貢さんが亡くなった。特別の夏。東海大系列校が史上最多の4校出場。門馬敬治監督は「個人的な思いもある大会なので、どうしても勝ちたかった。僕が今やっているアグレッシブ・ベースボールの原点は原のおやっさん。最後まで手を緩めず攻めた。甲子園では縦じまのプライドを持って戦いたい」と涙ながらに語った。一二三(現阪神)を擁して準優勝した2010年以来の甲子園で、頂点を目指す。 (小原栄二)

     ◇

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