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伊方原発 新たな緊急時対策所を設置へ7月25日 16時07分
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原子力発電所の再稼働の前提となる審査を受けている愛媛県の伊方原発について、地震の最大の揺れの想定を引き上げて再評価した結果、重大な事故の際の拠点になる緊急時対策所の耐震性が不十分であることが分かり、四国電力は新たな対策所を設置することになりました。
完成まで半年近くかかるということで、伊方原発の再稼働は来年以降になる見通しです。
これは四国電力が愛媛県庁で記者会見して明らかにしました。
それによりますと原子力規制委員会の審査を受けている伊方原発3号機について、地震の最大の揺れの想定「基準地震動」をこれまでより引き上げて620ガルとし、これを基に重大な事故が起きたときの対応の拠点となる緊急時対策所の耐震性を再評価しました。
その結果、建物の基礎の部分の耐震性が不十分であることが分かり、敷地内に緊急時対策所をもう1つ設置することにしました。
新たな緊急時対策所はおよそ270平方メートルの鉄筋コンクリートの平屋建てで、ことし9月に着工する計画ですが完成までに5か月から6か月かかるということで、伊方原発の対策が規制委員会の審査に合格したとしても再稼働は来年以降になる見通しです。
四国電力の柿木一高原子力本部長は「追加の対策はわれわれの責任であり、今後も審査に真摯(しんし)に対応し、速やかに基準に適合していると評価をいただけるよう最善の努力を尽くしたい」と話しました。
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