藤川、メジャーへ３Ａであと１試合　和田との日本人リレーなるか

　和田に続け！　昨年６月に右肘靱帯（じんたい）修復手術を受け、カブス傘下３Ａでリハビリ登板をこなしている藤川球児投手（３４）が早ければ８月１日（日本時間２日）にメジャーに復帰する見込みとなった。球団公式サイトによると２９日、ジェド・ホイヤーＧＭが「（復帰の）時期が近づいていることは間違いない」と明言。渡米３年目でメジャー初勝利を挙げた同僚の和田に続き、手術を乗り越えた右腕が間もなくひのき舞台に戻る。

　同ＧＭは藤川の現状について「問題なく、順調にリハビリを消化している」と評価し、「少なくともマイナーでもう１試合に投げることになるだろう」と今後の予定を示唆。藤川は３０日（同３１日）に３Ａのダブルヘッダーでの登板が決まっており、順調ならそこが最後のリハビリ登板となる可能性が高い。

　ここまでマイナーで計１０試合に登板し、３Ａでは４試合に投げて防御率２・２５の好成績。敵地に乗り込む１日からのド軍との３連戦では和田も２戦目に先発予定で、展開次第では和田と藤川による日本人リレーが実現する可能性がある。手術から１年余り。日米通算２２２セーブ右腕の復活が、いよいよ秒読み段階に入った。