2014年7月31日17時35分
長崎県佐世保市の県立高校1年の女子生徒(15)殺害事件で、逮捕された同級生の少女(16)に関する相談が、6月に県の児童相談所に寄せられていたことがわかった。県は相談内容などは「個人情報」を理由に明らかにせず、「できる対応はとった」と説明する。だが、事件の約1カ月半前に少女の情報に接していたことになり、県は対応に問題がなかったか検証する。
県によると、6月10日、佐世保こども・女性・障害者支援センター(児童相談所)に「15歳の高校1年の少女について相談したい」と電話で相談があった。相談者は名前を名乗ったが、少女の氏名や住所、高校名など個人を特定できる情報は伝えなかったという。
殺害事件が発覚した今月27日、この相談と関連がないか、児童相談所が相談者に確認したところ、容疑者の少女のことだったことがわかったという。県は31日、こうした経緯を県議会文教厚生委員会で報告。委員からは「相談が見逃された結果こうなったのでは」との意見が出た。
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朝日新聞社会部
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